ペットボトルの収集日に出した「ペットボトル」は、どうなってるの?
熊本市では、ペットボトルの収集と選別・圧縮加工を民間業者に委託しています。
みなさんが出したペットボトルの袋は、民間業者のごみ収集車で集めて、民間業者の選別施設に運びます。
選別施設では、機械や人の手でペットボトルだけを分別し、圧縮して梱包し、保管しています。この圧縮梱包されたものをペットボトルのベールといいます。
ペットボトルのベールは、リサイクル業者の施設に運ばれて細かく破砕し、洗浄して異物を除去し、化学繊維や包装用のシートなどの原料や、新しいペットボトルを作るための原料として使われています。
選別施設では、どうやって分別しているの?
選別施設に運び込まれたペットボトルの袋は、最初に機械でごみ袋を破りとって、袋の中身だけをコンベアで流しながら選別します。
コンベアで流れているきれいなペットボトルだけを作業員さんたちが選別し、圧縮する機械で押し固めたベールを保管しています。
「ペットボトル」を出すときは、どのように出せばいいの?
ペットボトルの収集日にペットボトルを出すときは、「ふた」と「ラベル」をはずして、中をすすいで、市販の透明ごみ袋(45リットルサイズまで)に入れて出してください。空のペットボトルはかさばりますので、つぶすことができるものはつぶしてから袋に入れてください。
また、収集日は「特定品目」と同じ日(場所も同じ)ですが、収集時間帯がそれぞれ異なりますので、ごみステーション内での置場はなるべく特定品目と分けて出していただきますようお願いします(電池等のとり漏れが発生することがあります)。
なお、はずした「ふた」と「ラベル」は、熊本市のごみ出しルールではプラスチック製容器包装に該当しますので、お住まいの地域のプラスチック製容器包装の収集日に出していただきますようお願いします。
どうして、「ふた」をはずさなければならないの?
市の収集で集めている「ペットボトル」は、ペットボトルの透明な部分(ペット樹脂)だけをリサイクルしています。
ですから、素材が異なるポリプロピレン製の「ふた」は、ペットボトルのリサイクルにとっては不純物になってしまいます。
また、飲料などの中身が残っていないことをはっきりさせるためにも、ふたをはずしていただくようにお願いしています。
なお、「ふた」の根元に残るリング状のものや、はずれにくい「取っ手」ははずす必要はありません。道具を使わないと取れないような部分は付けたままでも構いません。
「ペットボトル」だったらどんなものでも出していいの?
ペットボトルの収集日に出してもいいペットボトルは、リサイクルマークの中に「1」とかかれているペット樹脂製のボトルだけです。
シャンプー、洗剤、調味料、食用油などのプラスチック製のボトルには、リサイクルマーク「1」はついていません。これらは飲料などのペットボトルとは異なるもので、ペットボトルと一緒にはリサイクルできません。 (汚れていないプラスチック製のボトルは「プラスチック製容器包装」の日に、汚れが落ちない場合には「燃やすごみ」の日に出してください。)
また、リサイクルマークの中に「1」とかかれているペットボトルであっても、以下のものは「燃やすごみ」として出してください。
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工作などをして、切り込みや切断面などがあるペットボトル
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マジックなどで塗料が付着したペットボトル
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ガムテープやビニールテープなどが付着したペットボトル
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著しく汚れているペットボトル
これらは、リサイクルして得られる再生原料の品質を低下させる原因になるので、選別作業時に取り除いています。