西区山めぐり 「独鈷山」
独鈷山は、西区池上町にある標高118メートルの小高い山です。
昔、弘法大師として有名な空海が唐(中国)に勉強に行っていた時、日本で仏教がさかんになる土地はどこだろうと占いをして、3つの宝器(仏教の道具)を投げたところ、その中の1つである独鈷杵がここに飛んできたため、この土地を「独鈷山」と名づけたという伝説があります。
また、山全体が、祭祀の場で、古代・中世の祭祀の痕跡が発掘調査で見つかっており、雨乞いの祭祀などに独鈷が使われていたことから「独鈷山」の地名になったとも考えられています。
独鈷山は、金峰山を取りまく山々の一部で、火山活動によってできた岩石からできており、独鈷山から切り出された石は熊本城の石垣にも使われています。
山頂からの眺望は、眼下に熊本の市街地、東は阿蘇山、西は有明海を望み、その向こうには雲仙普賢岳が見渡せます。
【住 所】熊本市西区池上町
【交通アクセス】 産交バス 下高野辺田バス停下車徒歩約15分(山頂まで)
車で熊本駅から10分 (平成28年2月現在)
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【独鈷山位置図】 |
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