「平成28年熊本地震」の発生から1年が経過いたしました。改めまして震災でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての皆様に心からお見舞い申し上げます。
また、地震発生から今日まで、市民の皆様をはじめ国内外から温かいご支援とご協力をいただいており、改めて深く感謝申し上げる次第でございます。
本市におきましては、このような献身的なご支援に支えられながら、被災された方々の生活再建を最優先として、震災からの復旧・復興を進めてまいりました。
平成29年度は、熊本地震からの復旧・復興を加速し、さらに震災を乗り越えて「新しい熊本市」の創造に向けた一歩を踏み出す「復興元年」と位置づけており、今なお不自由な生活を余儀なくされている方々の生活再建はもとより、復興を下支えする地域経済の活性化、さらには防災・減災のまちづくりなど、本市の将来を見据えた取り組みを進めることとしております。
また、この度の震災では、被災された市民の皆様が避難所をはじめ様々な地域コミュニティの中で互いに助け合われるお姿を目の当たりにし、改めて地域の絆と支え合う地域づくりの大切さを実感しました。
本市としましては、地域に根ざしたまちづくりを進めるために、本年4月から市内17箇所に「まちづくりセンター」を設置するとともに、専任の「地域担当職員」を配置し、職員自らが地域の中に飛び込み、信頼関係を築き、地域の特性に応じたまちづくりを協働で進めてまいりたいと考えております。
今後とも、被災された皆様が一日も早く「安全・安心」で「元気・活力」に満ちた生活を取り戻すことができますよう、そして多くの方々に少しでも復興を実感していただけるように、市民の皆様とともに全力で取り組んでまいりますので、なお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。