平成21年第2回臨時市議会市長提案理由説明
提案理由の説明に先立ち、一言御礼申し上げます。
本日の臨時会には、合併関連の議案を提案しておりますが、この日を迎えることができましたのも、ひとえに、熊本市議会はもとより植木町、城南町の両町議会の議員各位を始め、関係者の皆様方のご協力のおかげと深く感謝申し上げます。
さて、御承知のとおり、先般開催されました、植木町と城南町それぞれの臨時会において、本市との合併関連の議案が可決されました。
これまでの両町との合併協議を振り返ってみますと、本市は、城南町と植木町との間に、それぞれ合併任意協議会、合併問題調査研究会を設置し、「住民生活に関わりが深いと考えられる主な項目」等について検討を重ね、さらに、両市町が合併した場合の新市のまちづくりの基本的方向や、めざすべき将来像などを協議する法定協議会を城南町とは昨年十月に、植木町とは昨年十二月に設置いたしました。
法定協議会では、「合併の方式」や「合併の期日」等の基本項目をはじめとして、城南町では二十六項目、植木町では二十七項目について慎重な御審議をいただき、すべての協議について御承認をいただいたところであります。その後、本市と両町において、住民説明会等を開催し、協議結果等について、丁寧な説明を行って参りました。そして、先般行われました、城南町、植木町での合併に関する住民投票の結果につきましては、御承知のとおりいずれも賛成多数となり、先般、両町議会において本市との合併関連の議案が可決されました。
今回、本市において合併関連の議案を上程できますことは、議員各位をはじめとして、関係者の皆様の御協力の賜物であると重ねて心から御礼申し上げます。
それでは、各号議案の提案理由を申し上げます。
まず、植木町との合併に関する議案からでありますが、
議第二百九十四号「熊本市及び鹿本郡植木町の廃置分合について」説明申し上げます。
これは、平成二十二年三月二十三日をもちまして本市と植木町が合併することについて熊本県知事に申請するため、市議会の議決を求めるものであります。
つぎに、議第二百九十五号「熊本市及び鹿本郡植木町の廃置分合に伴う財産処分に関する協議について」説明申し上げます。
これは、合併に伴い、植木町の財産をすべて熊本市に帰属させるよう協議するため、市議会の議決を求めるものであります。
つづきまして、議第二百九十六号「熊本市及び鹿本郡植木町の廃置分合に伴う議会の議員の定数に関する協議について」説明申し上げます。
これは、議会の議員の定数について、合併の日における熊本市の議会の議員の残任期間に限り、定数を2人加える定数特例を行うため、市議会の議決を求めるものであります。
次に議第二百九十七号「熊本市及び鹿本郡植木町の廃置分合に伴う合併特例区の設置に関する協議について」説明申し上げます。
これは編入後の旧植木町の区域に合併特例区を設置するため、市議会の議決を求めるものであります。合併特例区の名称は、「植木町」となっております。
つづいて、城南町との合併に関する議案について、説明いたします。
まず、議第二百九十八号「熊本市及び下益城郡城南町の廃置分合について」説明申し上げます。
これは、平成二十二年三月二十三日をもちまして本市と城南町が合併することについて熊本県知事に申請するため、市議会の議決を求めるものであります。
つぎに議第二百九十九号「熊本市及び下益城郡城南町の廃置分合に伴う財産処分に関する協議について」説明申し上げます。
これは、合併に伴い、城南町の財産をすべて熊本市に帰属させるよう協議するため、市議会の議決を求めるものであります。
最後に議第三百号「熊本市及び下益城郡城南町の廃置分合に伴う合併特例区の設置に関する協議について」説明申し上げます。
これは編入後の旧城南町の区域に合併特例区を設置するため、市議会の議決を求めるものであります。合併特例区の名称は、「城南町」となっております。
今回上程いたしますこれらの議案は、本市と両町の特色を活かしながら新市として更なる発展を目指すためのものであり、また、本市が最重要課題として位置付け、多年にわたる念願であります政令指定都市実現に向けた具体的な第一歩でもあります。
何とぞ、慎重にご審議のうえご賛同いただきますよう、お願い申し上げます。