復興の加速化と未来への礎づくり
熊本地震の発生からまもなく2年が経過いたします。改めまして、震災でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての皆様に心からお見舞いを申し上げます。
また、地震発生から今日まで、市民の皆様をはじめ国内外から温かいご支援とご協力をいただいており、深く感謝申し上げる次第でございます。
さて、本市におきましては、昨年を熊本地震からの本格的な復興に向け始動する「復興元年」と位置づけ、被災者の生活再建支援を最優先に「熊本市震災復興計画」に掲げる施策を着実に進めてまいりました。
平成30年度は、この震災復興計画の折返しとなる年度であり、本市の未来に向けた「礎」を築く大変重要な年となります。
このため、被災された全ての皆様が一日も早く生活再建し、そして多くの市民の皆様に復興を実感していただけるよう、引き続き被災者の住まい再建を最優先に取り組むとともに、熊本城の復旧や市民病院の再建、地域経済をけん引する中心市街地の再開発など「復興の加速化」に重点的に取り組むこととしております。
また、一歩一歩市政の足元を固めつつ、50年、100年先を見据えた取組みが必要であると考えていることから、まちづくりセンターを中心とした地域主義に基づくまちづくりや、小中学校におけるICT教育、外国語教育の推進といった次世代を担う子どもたちの教育環境の整備など、「未来への礎づくり」を着実に進めてまいります。
今後とも、市民の皆様との相互信頼のもと、復興への歩みを確かなものにし、魅力と活力に満ちた「新しい熊本市」の実現に向けて全力で取り組んでまいりますので、なお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。