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令和元年(2019年)7月3日 第2回定例会後市長記者会見

最終更新日:2019年8月5日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長コメント:大雨に対する注意喚起について】

 

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

    •  まず、はじめに、現在も降り続いている大雨への対応等について申し上げます。
         熊本県内では、本日12時から明日12時までの間に多いところで300ミリという、平年7月の1ヶ月分に相当する災害級の大雨が予測されています。
      そのため、本市では、昨日、17時15分という早い段階に警戒レベル3の避難準備・高齢者等避難開始を発令し、雨がひどくなる前の明るいうちに予防的避難を促しました。今後も、住民の早期避難に結びつくような、注意喚起や避難勧告等の発令を適時適切に行ってまいります。
        市民の皆様におかれましては、気象庁や本市が発表する大雨に関する情報等を参考に、早めにご自分やご家族の命を守る行動を自分たちで取られるようにお願いしたいと思います。

【市長所感:第2回定例会を終えて】

 

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

次に、第2回定例会を終えての所感を述べさせていただきます。
  本定例会に提出いたしました予算案並びに条例案等につきましては、議会において慎重にご審議いただきました結果、原案どおり全て可決いただきました。
  これにより、熊本城小天守の復旧など、引き続き熊本地震からの復旧・復興を最優先としながら、市営住宅や学校等の市有施設における内外壁等の緊急点検など緊急を要するものについてもスピード感を持って取り組んでまいります。
  一般質問では、熊本地震からの復旧復興や今後の防災・減災対策をはじめ、本年の大きなテーマである教育環境の整備や都市交通問題、健康増進の他、市電延伸や本庁舎のあり方検討など様々な政策課題について、初当選された議員も含め議員各位から大変熱心にご質問をいただきました。このうち、市電延伸並びに本庁舎のあり方につきましては、閉会中の委員会でご議論いただくこととなっており、議会のご意見を伺いながら、丁寧かつスピーディに取り組んでまいりたいと考えております。
  この他にも、議論を通じていただきましたご意見・要望については真摯に受け止め、これからの市政運営に生かしてまいります。
  今定例会を終えての所感は以上です。

【市長報告:「SDGs未来都市」の選定について】

 

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

  •   次に、ご報告です。
      既に今月1日に国から発表されておりますが、国の「SDGs未来都市」並びに「自治体SDGsモデル事業」に本市の提案が選ばれました。
      こちらが認定証になります。
      特に、先導的な取組みが選ばれる「自治体SDGsモデル事業」は、本市としても2年がかりで、庁内のSDGsへの意識を浸透させながら準備にあたってまいりましたけれども、結果として本年度選定されまして、本年度選定されたのは全国の自治体の中から10都市で、そのうち政令指定都市からは本市のみとなります。こちらのモニターに写っていますのが、当日総理官邸で認定証をいただいた時の写真でございます。
    本市では、このモデル事業における取組みのひとつとして、早速、今月22日に熊本県内の日産販売店2社並びに日産自動車株式会社の3社と、電気自動車を活用した災害時の電力確保に関する連携協定を締結します。
      このモニターに映っているのがイメージでありますけれども、同社が所有する電気自動車を、災害時に避難所や病院等が停電した際、電力を供給するために使用するという内容であり、熊本城周遊バスに12月に導入を予定しておりますEVバスを活用した電力供給と併せて、ライフラインの強靭化を図るものです。
      なお、連携協定締結式については、改めて皆様にご案内させていただきます。
    本市としては、この取組みを手始めに、全庁を挙げて積極的にSDGsを推進していくとともに、熊本地震の経験を踏まえ、防災・減災に関する先進事例を国内外へ広く発信してまいります。
  • PDF 【報道資料1】「SDGs未来都市」の選定についてー2別添資料 新しいウィンドウで(PDF:4.33メガバイト)

【お知らせ:ドイツ競泳チーム熊本合宿の開催について】

 

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

  •    最後に、ドイツ競泳ナショナルチームによる熊本合宿が、今月11日から17日までアクアドームくまもとで開催されますのでお知らせします。
       同チームの合宿については、2017年10月に私がハイデルベルク市を訪問して、ドイツ水泳連盟会長と2020年の東京オリンピックの直前合宿等に関する協定を締結し、昨年開催されたところですが、その際の合宿環境が非常に高い評価を受けたことから、同チームからの強い要望により、今年もこの合宿が開催されるに至ったものです。
      これにより、協定に基づき既に発表されている東京オリンピック並びに2021年のFINA(フィナ)福岡世界水泳選手権も含めると、実に4年連続でドイツナショナルチームの熊本合宿が開催される見通しとなりました。
      ここに主な選手の画像を表示させていただいておりますが、合宿の参加者は選手・監督・コーチを含め、昨年の27人から48人にほぼ倍増し、モニターに映しております世界選手権のメダリストを含め、来年のオリンピックで日本競泳陣のライバルとなる注目選手達が参加する予定となっております。
      世界のトップアスリートの泳ぎを間近で見られる絶好のチャンスですので、市民の皆さんには是非合宿会場に来て選手を覚えていただき、来年の東京オリンピック観戦の楽しみを増やしていただければと思います。
      なお、本市は2021年に開催されるFINA(フィナ)世界マスターズ選手権の開催地の一つに決定しており、今後ともこの良い流れを生かしながら、国内外へ向けて大規模スポーツ大会や合宿の誘致活動を積極的に展開してまいります。

 

  私からは以上です。

【質疑応答:自治体SDGsモデル事業について】

【記者】SDGsのモデル事業についてお尋ねしたいのですが、これは県内でいうと昨年確か小国町が選定されたと思いますが、それに次いで2例目ということになるんですかね。政令指定都市では初めてということですね。

 

【市長】そうですね。県内では2例目ということになります。(本年度の)モデル事業として認定されたのは(政令指定都市で)初めてということです。SDGs未来都市には政令指定都市の他の都市も認定されています。

 

【事務局】昨年度は横浜市と北九州市が認定されました。今年度は政令指定都市では本市だけです。

 

【市長】SDGs未来都市としては川崎市やさいたま市も本年度選ばれていますが、その中でいろいろな事業の補助も含めていただけるモデル事業に選定されたという意味では、政令指定都市では(本市が)初めてということになります。
  横浜市と北九州市が、昨年度のモデル事業の10都市の中に選ばれました。本年度の「SDGs未来都市」は31都市で、モデル事業がそのうち10都市、その中で政令指定都市では本市だけということになります。

 

【記者】このモデル事業の図を見てみますと、日本一の園芸産地づくりとか、EVバスの導入とか、環境工場の排熱を生かした発電とか、これまで市がやってきた施策が網羅的にちりばめてあるなと思うんですけれども、このモデル事業で何か新しくやる点や力を入れて進める点というのを教えていただけますか。

 

【市長】昨年度私たちは落選しましたけれども、SDGs未来都市にもなかなか選んでいただけなかったんですね。それで私たちがこのSDGs、持続可能な開発目標をいろいろ達成する中で、その中で強く貢献できるものとして、熊本地震の経験と教訓を生かした地域防災力の向上ということは、今日も大雨が降って各地で大きな災害が危惧されているところですが、世界各地で大きな自然災害からどう乗り切っていくのかという点では大きな関心があるところです。そうした中で熊本地震の教訓、特に電力を含めてですけれども、避難所でのさまざまな活動、病院でのエネルギーの供給、こういった点を持続可能なものにしていく。しかもそれが環境工場でありますとかEVの充電拠点、先ほどご紹介しました電気自動車が蓄電をして、いざという時は災害の時に避難所等で力を発揮するという、こういう良い循環が、経済・社会・環境それぞれの面で3つの側面、「三側面」とよく言うんですけれども、この側面の中で取り組みとして評価されたのではないかと考えています。そこでこれを具体的に実践していきながら、日々の災害の対処訓練の時にも、こういった形での電力供給を常日頃やっていくことが持続可能な都市づくりに繋がっていく。それが地域の防災力の向上あるいは環境負荷の低減を図ることになろうかと思っています。これはSDGsのゴールのうちの11番で「住み続けられるまちづくり」というところに貢献できるものだと考えております。

【質疑応答:大雨による被害状況等について】

【記者】雨の関連ですが、今のところ市内で雨による大きな被害等は確認されていないということですね。

 

【市長】被害状況についてはいろいろと発表させていただいているところでありますが、大きな被害等については現在のところはないということでありますけれども、現在私たちの方で対応の態勢ですが、今は「警報発令態勢」になります。土砂災害等の情報がもたらされた場合には「警報発令態勢」を「警報強化態勢」に替えていくということになっています。この態勢がしっかり取れるようにすると同時に、避難勧告あるいは避難指示が必要になった場合には速やかに発令をしていくということで、先ほど申し上げましたが早め早めに呼び掛けをしていくことが極めて今回重要だと考えています。昨年の西日本豪雨の時もそうですし、なかなか危機感が伝わらない部分がありますが、早めに予防的な避難をしていただくことで、空振りを恐れずにいざ大きな災害が、土砂災害等が起こっても難を逃れた方が一人でも多くなるように頑張っていきたいと思います。これから明日のお昼まで強く警戒態勢を敷かなければならないと認識しているところです。

【質疑応答:大雨に関する市長と学生のツイートのやり取りについて-1】

【記者】雨の関連なんですけれども、常日頃市長のツイートを見させていただいているんですが、避難の絡みで今日市長の方に「休校にしてほしい」というツイートがたくさん来ていたみたいで、この中で「休校になろうがなるまいが、自分の身は自分で守って、判断力を養って」ということで、昔市長ご自身の大雪の時に、自分で判断してゆっくり学校に行かれたというエピソードも書かれていたんですけれども、学校は学校でどうするかは今日聞いたら学校長が天候等を見ながら判断されているんですが、市長としては学校の判断よりも自分でそこら辺は子どもたちに見極めてほしいということなんでしょうか。

 

【市長】あのツイートに関しては、主に高校生や大学生、専門学校生がツイッターで、若干ふざけた感じでツイートをしてきたものに関して、自分の経験を踏まえてお返ししたということです。ただ重要なことは危険が迫っているという判断を早めにして、自分たちの身は自分たちで守る、そういう危機意識を持ってもらうというのは重要だと思っていますので、仮に学校の判断も、恐らく学校までの通学路や学校の立地状況等でも大きく変わるのではないかと思いますので、そういう意味では判断する要素がかなりいろいろあるんだと思います。ですから常日頃から防災意識を持って判断するということを若いうちから力をつけておくべきだということでございます。雨が降りそうだから学校を休むということではなく、日常的に危機管理を持つということ。それから、私の真面目なツイートに対して学生さんたちが若干おちゃらけた感じのツイートがあったので、私もどうしようかなと思ったのですが、彼らに普通に怒ってもなかなか伝わらないのかなと思いましたので、ああいう形で少しくだけた感じのツイートをしたということであります。ご批判もあるかもしれませんが、自分の経験も踏まえてツイートをさせていただいたということです。それから、今報道でもそうですし、気象庁もあのような異例の記者会見をなさっている状況というのは、大きな災害が起こる可能性がある、それほどのたくさんの雨がこれから降るということに対して、市民の皆さん方にご自身の自己防衛の意識を高めてもらうしか、減災をするということはなかなか難しいと思います。ただ地震と違いまして雨は事前に予報があって警戒できることが大きな特徴だと思いますので、特に山沿いにお住まいの方、急傾斜や崖に近いところにお住まいの方は予防的に避難をしていただくことが重要であると思いますし、それと同時に河川も、現在熊本市内で雨が降っていなくても上流域で大量の雨が降った場合には数時間で急激に増水してくることがございます。これは平成24年と平成28年の九州北部豪雨の時にも大きな被害をもたらしたことでございますので、報道等でも気象庁の記者会見でも厳しめのトーンでおっしゃっていますけれども、それが自分の身に差し迫っているという危機感を持っていただくことが何よりも命を守ることに繋がると思っていますので、その点についてはぜひ心掛けていただければと思っています。私たちも警戒態勢は万全に取って、昨夜も職員は泊まり込みながら、私も心配でしたので3時頃から起きて今に至っていますが、幸い明け方までは大丈夫だったということでありますけれども、やはり備えておく必要がある、そのくらいの状況にあることは皆さんぜひ認識していただければと思っております。

【質疑応答:大雨に関する市長と学生のツイートのやり取りについて-2】

【記者】関連ですが、先ほど「おちゃらけた」ということでしたが、具体的にどのような内容だったのでしょうか。

 

【市長】見ていただければ一番分かると思いますが、例えば「今日休校にしないと大変なことになるぞ」とか「明日テストがあるので休校にしてください」とか、学生らしいと言えば学生らしいんですが、これだけ厳しい状況であることは認識してもらいたいなと思っています。普段は数件しかリプライが付かない、返事のところに投稿がつかないんですが、100件以上、ちょっと悪乗りしているなという感じがあるのはありました。ただ気持ちも分からなくはないので、私の経験もそこで今朝ツイートさせてもらったんですが、雪が降った時に私も遅れて、みんなも休んでいるんじゃないかと思いながら、たかをくくって行きましたら、私以外全員出席していたということで、慌ててその辺の雪を体につけて「すみません」と教室に入ったら、先生から「大西のところだけ吹雪いていたのか」と言われたという皮肉めいた話ですが、これが災害で被害がなかったから笑い話で済む。けれども、これが大きな被害になることだってあるので、高校生たちは自分たちで判断がある程度できるということで、いろいろ情報を集めてもらえればと思っております。

【質疑応答:参議院選挙への市長の対応等について】

【記者】あす参院選が公示になりますが、どちらかに応援弁士に入るとか、週末とか、何か予定はありますか。

 

【市長】私は就任当時から特定の国会議員の候補者のマイクを握るとか、あるいは政党のマイクを握ることはないということで、そういった姿勢でまいりましたので、今回も特段どちらかの政党の応援に入るとか、候補者の応援に入るとかはありません。もちろん政治的な人間関係の中で例えばメッセージをお送りしたり、あるいは為書きをお送りしたりとかはあっても、それ以外のことは今のところ検討していないということです。

【質疑応答:市庁舎の建て替え事業の今後の進め方等について】

【記者】庁舎の問題ですが、先日特別委員会が開かれてその中で議会側からは市側の建て替えありきで進めているということで反発の声も上がっていましたけれども、今後の進め方についてはいかがでしょうか。

 

【市長】先日の委員会で私も報告を受けた中で、市役所の建替えに関しては庁舎の建替えありきで私たちが市政だよりやホームページや市民説明会で説明していることはなくて、委員会と議会でお示しさせていただいた資料に基づいて、それを少し分かりやすくした形でお伝えしたということです。ですので、その辺はご理解いただいているのではないかと思います。一方でこの庁舎問題というのは災害時の防災機能がこのままでは保てないという状況のエビデンス(根拠)が出てきているということです。我々としても、通常の、何もない状態での建替えではなくて、熊本地震を経験して、大きな災害、しかも思ってもいないような災害が起きるということを考えると、丁寧に慎重に議論しなければならない中でもスピーディに検討していくべきだろうと思っております。そういう意味では今後議会とも閉会中にいろいろと審議をしていただくことになりましたし、実際に耐震診断の結果を出された方、出された結果を評価された学識者の方を委員会に招致されると聞いておりますので、そうした中できちんとした根拠に基づいて議会でもご議論いただけると思います。私たちとしては市民の皆さんにできるだけ情報をオープンにしながら取り組んでまいりたいと思っております。

【質疑応答:市庁舎の建て替え事業の時間的な制約や結論を出す時期について】

【記者】合併推進事業債の話も先日委員会で出ましたので、そのことも視野に入れるのであれば時間的な制約も出てくるのでしょうか。

 

【市長】どういう方針で臨むかということはありますが、財源の問題、物理的な問題も含めてですけれども、どこにどういうふうに移転するのか、もし建替えを検討している間に災害が起こってしまえば、災害対策本部やいろいろな形で市民の皆さんをお守りする態勢を作ることも急いで考えなければなりませんので、スピード感も一定程度必要だと思っています。そういう意味では財源の問題だけでなく、危機管理を預かる行政機能を担保するためにも、できる限り早い結論を市民の皆様にお示しすることが、市民の皆様の安心・安全に繋がっていくものだと考えています。

 

【記者】結論を示す時期というのはいつ頃になるのでしょうか。

 

【市長】今記者さんからのご質問の中でお話しがあった通り、議会の方でも建替えありきではないかという声があっているようで、そういった疑念も払拭して皆さんと慎重に進めていかなければなりませんので、今私がこの場で時期はということをお示しすることは控えさせていただきたいと思います。次の議会での委員会の議論の中で、いろいろなお話が議員からも出されるのではないかと思いますので、そうしたことを詰めながら議会ともよく対応を協議しながら決めていきたいと考えています。

【質疑応答:避難勧告を出しても避難に繋がらない状況への対策について】

【記者】先ほど避難について「早め、早めに」とおっしゃっていたんですけれども、勧告を出しても避難しない方がたくさんいて、そういうことで人が亡くなったりしてしまうことが過去にもあったと思うのですが、それについてどう対策をしていく予定ですか。

 

【市長】避難準備、避難所への高齢者等の避難開始を昨日の17時15分に発令させていただいたんですけれども、これは明るいうちに皆さんに避難していただく、また急に携帯のアラームが鳴って皆さんもびっくりされたかと思いますが、あのような形で多くの皆さんが気づいていただけるような発令を心掛けているということです。暗くなってからの避難は危険が増してリスクが高いわけでありますので、暗くなる前の段階で前出しで、早めの情報を提供していくということです。それから地域での呼び掛けですね。今、地域での防災連絡会議が各校区で立ち上がっていますので、こういったところで地域の担当職員がおりますし、自治会の皆さん方と、特に河川が近かったり、山沿いのところであったりということで、危険が差し迫ったところにご案内をしていくことが必要かと思いますので、そういう地域力でできるだけ被害を少なくしていく。そしてお互いに声を掛け合いながら警戒していくことが重要だと思っています。ご近所さんで、例えば一人暮らしの方で大丈夫だとおっしゃっている方に危ないから一緒に避難しましょうということで、明日のお昼までに相当な雨が降ることが予想されていますので、そういう形で高齢者等の避難開始ということで既に発令させていただいており、今避難所が開設されているところもございますのでぜひ避難をしていただきたいと思います。それが身を守ることに繋がると思います。それから、伝わりにくさという意味では、いろいろなSNSも含めて、携帯電話のアラームだったり、いろいろなことを使いながらお知らせをしているところなんですが、「うるさいよ」と言われても、我々はできるだけ警告を発していくことが必要だと思っていますので、その点はご理解いただければと思います。

【質疑応答:桜町再開発現場で発生した火災の原因等について】

【記者】先日桜町で火災がありましたが、原因について何か分かっていますか。

 

【市長】桜町の火災については、火災の翌日(訂正:当日)に(建設会社の方が)原因も含めてですが今調査中であると、お詫びと状況の説明ということでお見えになりました。私が対応できませんでしたので、副市長がお話を伺って対応させていただいております。私としては、多くの市民の皆さんが期待されて、注目されている施設の建設現場で起きた火災でもありますので、9月開業を目前にこういうことが起こったということ、それからけが人も出てしまったということはあってはならないことだったと思っております。建設会社の方が副市長に報告された中ではけがをされた方は1名で、これは報道にもあっておりますけれども、顔面のやけどがⅠ度、手のやけどがⅡ度であったということで、熊本医療センターに搬送されたということですけれども、幸い大事には至らなかったということと、それから施設の竣工に関しても大きな影響はないと報告を受けております。本市としては、原因を究明してしっかりとした対策を講じた上で、安全第一に進めていただきたいということと、私自身に対してもいろいろな原因がはっきりした段階で直接ご報告をいただきたいということを副市長から申し入れをさせていただいたということです。それ以上のことは今のところ入っていないですね。

【質疑応答:大阪城のエレベーターに関する安倍首相の発言の市長の受け止めについて】

 

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

【記者】先日安倍首相が大阪城の復元に関して「エレベーターを設置したことについては大きなミス」という発言をしたことで、障がい者団体の方から批判の声も出ています。熊本城も天守閣にエレベーターを設置する計画で、このような発言を市長としてはどのように受け止められていますか。

 

【市長】どういう経緯で発言をされたのか私も詳細を伺っていませんので何ともコメントのしようがないんですけれども、本市として熊本城を復旧していく中で、再建天守でバリアフリー等一定の配慮が必要な方に対しては、外観であるとか歴史的な状況やデザインも踏まえてですけれども考慮する中で設置するということで、復旧の計画の中で位置づけて取り組んでいますので、多くの方々にとっては熊本城の天守閣の部分に関してご理解いただけると思います。一方で、復旧する時に本当にエレベーターが必要なのかということは報道の中でもいろいろと議論があったと記憶しておりますが、文化財的な価値を全体として守りながら景観のバランスを取っていくという上ではいろいろなアプローチが考えられると思いますので、そういう意味では大阪城については、私も外観を見てエレベーターの設置の仕方がどういう形がいいのかというのは、感じる部分はそれぞれあるのではないかと思いますが、熊本城に関して言えば十分議論を尽くして、再建、そしてエレベーターを設置するということになっておりますので、その辺は多くの方にご理解いただける状況だと思っております。

【質疑応答:大雨での避難所運営委員会の実働状況について】

【記者】大雨に関してなんですけれども、熊本市の場合は地震以降、避難所運営委員会という地域の方たちが避難所を運営するという仕組みを作っていますけれども、今回の大雨でも既に避難所を開設していますが、その運営委員会が実働したという例はあるのでしょうか。

 

【市長】今のところ避難所については、開設はそれぞれの担当がやっておりますが、一時的な避難ということでありますので、各校区において大規模に地域を挙げて避難所運営委員会ということで立ち上がっているという状況の報告は私の方には上がっておりません。

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