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令和2年(2020年)4月14日 新型コロナウイルス感染症患者発生(本市23例目及び24例目)に伴う市長記者会見

最終更新日:2020年4月14日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

 

会見録

 

市長発表

 市民の皆様にお知らせをいたします。本日、熊本市内で23例目と24例目、また県内では29例目と30例目となります新型コロナウイルス感染症の患者の方が確認されました。まず23例目の方ですが、中央区にお住いの40歳代の日本人男性です。職業は飲食店従業員で、22例目の20歳代女性の方の同僚の方になります。本日、4月14日に保健所にて、検体を採取し、PCR検査を行った結果、15時58分に陽性と確認されたものです。現在、感染症指定医療機関へ入院する準備を進めております。なお、その他接触者、基礎疾患、行動歴等については、現在調査中であり、分かり次第あらためてお知らせをいたします。
 次に24例目の方ですが、中央区にお住いの30歳代の日本人男性です。職業は会社員で、22例目の方の知人の方になります。本日、保健所にて検体を採取し、PCR検査を行った結果、15時58分に陽性と確認されたものです。現在、感染症指定医療機関へ入院する準備を進めております。なお、その他の接触者、基礎疾患、行動歴等については、同じく現在調査中であり、分かり次第あらためてお知らせいたします。今回、22例目の方の勤務する飲食店の関係者につきましては、約30名程度を把握をしておりまして、現在、全員自宅待機をされ、PCR検査の準備を進めております。
 本日、本市で新たに2名の感染者の方が確認をされたことで、市民の皆様も、さらに不安を強く感じておられるものと思います。ご不安のある方は、ぜひ、新型コロナ相談センター(帰国者・接触者相談センター)にご相談いただきますよう、お願いを申し上げます。24時間体制で相談を受け付けておりますので、ご心配のことがあれば、直ちにご連絡をいただきたいと思っております。
 市民の皆様にはまた、不要不急の外出について、どうか引き続き自粛していただきますよう、強くお願いいたします。
私からは以上です。

 

 

質疑応答

【記者】まず23例目ですが、20例目と22例目の濃厚接触者、つまりお医者さんと20代の飲食店従業員の女性、この方と濃厚接触ということですか。

 

【市長】はい。ですから、この飲食店で接触をされたということであります。

 

【記者】飲食店内ですか。

 

【市長】そうです、店内です。なお、この飲食店につきましては、先ほど確認が取れまして、接待をする飲食店ということになります。

 

【記者】これは、もう少し詳しくは。

 

【市長】現時点では、接待がある飲食店ということですので、接客を伴う飲食店ということになります。お店の名前等については、同意を得られておりませんので、こちらでは把握をしておりますが、公表は現時点で控えさせていただきたいと思っております。

 

【記者】まだ行動歴の部分が調査中ということですが、接触の有無については、事実確認は取れているのですか。

 

【市長】そうですね。ですから、20例目の医師の方がお客さんとして来られたと、その時にこの男性の従業員の方も、一緒にそこで接客をしたということの確認が取れています。それで、20例目の方と22例目の方の濃厚接触者ということになると判断をしているということです。

 

【記者】そして24例目の方は、22例目つまり20代女性の従業員の方(とはどのような関係性になるのですか)。

 

【市長】その方のお知り合いということになります。ですから、お店の従業員の方ではないということで、会社員の方と(伺っています)。どういう会社にお勤めなのかについては、現在調査中で、まだ保健所では把握をできていないということです。

 

【記者】この飲食店が先なのか、医師が先なのかというのがあると思うのですけれども、ここで線が繋がっている人の数が今5になったと思うのですが、これでクラスターの要件になるのかならないのか、該当しないのかというのは(いかがでしょうか)。

 

【市長】今そこについても、保健所の方で厚生労働省のクラスター対策班と今連絡を取って、確認をしているところです。やはりかなり、接触者や感染者の方が、ここを起点に出てきているということでありますので、この飲食店の方の感染が先なのか、あるいは医師の方の感染が先なのか、ここはちょっとはっきりはしませんけれども、いずれにしてもここの関係で、非常に感染が今拡がっている、確認がされているという状況にありますので、今この関係の方約30名について、飲食店の方からも色々情報をいただきながら、この感染者の方からも情報をいただきながら、今どんどん調査し、そして外出の自粛を要請し、そして検査に回すと、こういうことを今積極的に行っているところでございます。お2人とも症状はありません。無症状です。熱もありません、咳もありません。ですので、無症状の感染者ということになります。

 

【記者】ちょっと戻りますが、23例目の方がお医者さんと接触した日付というのは、これまでの説明では7日以降ということで間違いないですか。

 

【市長】4月7日以降で間違いないです。

 

【記者】店名については、経営者の方の同意をまだ得られていないということですけれども、この経営者の方は、例えば系列の他のお店を経営しているとか、そういうことはありますか。

 

【市長】そこについても、一定程度色々情報は把握をしておりますので、その点で感染が他に拡がらないかということについては、保健所の方で今確認をしている最中です。いずれにしても、そういった店舗の情報についての公開ということに関しては、同意が得られていないということで、今現在では控えさせていただいているということです。これがやはり不特定多数に、どんどん拡がっていくような状況になりますと、これは非常に問題が大きいものですから。ただ、このオーナーの方であるとか、お店の従業員の方から、今顧客、この期間にいらっしゃったお客さんについては、ある程度情報を(いただき)把握しているところで、当然自粛を要請している期間でもあり、この期間に関しては、そんなに大きい人数ではないかと推察はされますけれども、ただとにかく今は情報をいただいて、例えば常連の方であるとかそういう利用者の方を、今片っ端から調べているというような状況です。

 

【記者】今の市長のご説明だと、経営者の方が他にも店舗を経営されているかどうかについては、一定程度情報を把握していて、保健所で確認をしているということですか。

 

【市長】そうです。

 

【記者】昨日もお伺いしたかと思うのですけれども、感染警戒レベルの引き上げについては、このお二方はリンクありということでよろしいですか。

 

【市長】今のところ、これはリンクありということになります。ただ、リンクありの新規の感染者ということになりますので、そういう意味では、この1週間ということを考えますと、非常に厳しい状況になっていると私も認識しております。それでこれから、今もPCR検査をやっておりますので、そこでまた感染者が出ないことを祈っていますが、仮にそこでやはり、今日また新たな感染者が出てきたということになれば、やはりこれは早急に専門家のご意見をいただき、リスクレベルということについては、また判断を、考えなければいけない状況になりはしないかなと危惧をしているところです。

 

【記者】このお2人は、昨日の女性の感染を受けて、今日検体を採取したということでよろしいですか。

 

【市長】そうですね。ですから、そこからの情報を基にコンタクトを取らせていただいて、症状はなかったですけれども、色々と接触の状況であるとか、その飲食店での接待の状況、そういったことを勘案して、大至急、いわゆる濃厚接触者という範疇の中で調べさせていただいて、検査の結果陽性が出た、こういうことであります。

 

【記者】同僚30人程度ということは、お店で30人程度働いているのかということと、クラスター対策班へは要請なのかそれとも情報共有という形なのですか。

 

【市長】まだ要請まではいっておりません。クラスター対策班の方については、今この状況について、厚生労働省の方に、うちの新型コロナウイルス感染症対策課から、情報提供させていただいて、確認中という状態です。それから、約30名の方については、この経営者の方やスタッフの方から聞いて、働かれているスタッフの方、この期間も含めてですけれども、ただ飲食業でしかも接待をともにするようなことであると、交代で勤務されている可能性があると、そういうことでこれらの方々を今把握して、自宅待機を要請していると、こういう状態でございます。

 

【記者】24例目の方なのですが、会社員の方は濃厚接触者には当たらないけれども、検査をされたということですか。

 

【市長】これは今確認をしています。接触者ということで確認はしていますけれども、お知り合いの状況がどういう状況か今確認をしておりますので、その中で、情報をもたらされる中で、保健所としては検査を至急するべきだと判断をしたと考えております。

 

【記者】現時点では、報道としては接触者としかまだ言い切れないということですか。

 

【市長】そうですね、今のところは接触者ということになろうかと思います。

 

【記者】クラスター班の今後の調査のことについてなんですけれども、今この店で今後クラスターが発生する可能性があるとみて、その可能性があるから、そういった調査をされるということですか。

 

【市長】今のところは、とにかくこの関係者の方々を徹底的に検査して、できるだけここからの二次的な拡がりを防ぐということが非常に重要ですので、それを今急いでいるということです。それと同時に、今の状況でありますと、比較的今追えている状態であるということですので、そういう意味でクラスター対策班の方と、厚労省の方とも情報を共有しながら、これをどういうふうな扱いにして、検査なり何なりを拡げていくのか、それからそういった判断が一定程度国の方でも示されれば、やはりそういったオーナーの方にも、そういう強い要請をする、あるいは店名等についても、利用者の方が把握できないということであれば、そういうオープンにするということも当然お願いしなければいけないと考えています。

 

【記者】先ほどの30人の話なのですが、この30人はお客さんは含まれないという認識でよろしいでしょうか。

 

【市長】それはまだわかりません。ですから約30人ということで、お店のスタッフの方が中心だと思われますが、当然その中には、お客さんも含まれている可能性がまだあるということですが、今PCR検査をとにかく次々にやる準備をしていますので、その中で聞き取りをずっとさせていただいて、ある程度やはり陽性にならないことには、個人情報という意味では、いただけない部分はありますので、そこは慎重にさせていただいていると、こういう状況です。

 

【記者】今の同僚30人の方についてなのですけれど、この中で症状がある人がいるかどうかというのは(わかりますか)。

 

【市長】まだわかりません。

 

【記者】この30人の中で、今日何人検査をするかというのは(わかりますか)。

 

【市長】検査の状況については、今わかりますかね。

 

【事務局】順次していますので、ちょっと今何検体やっているかはわかりません。

 

【記者】このお店のお客さんの顧客がある程度把握ができているということをさっきおっしゃっていましたが、把握できないようなお客様はいるのですか。

 

【市長】そこはちょっとわかりません。まだそこまでの確認は経営者の方とはできていませんが、一般的にそういう常連の方であるとか、そういった方々については、ある程度把握ができるお店だと聞いております。

 

【記者】約30人を調べていらっしゃり、そのお店の形態は把握されているわけで、そこの従業員数はわかっていらっしゃると思うのですが、そうすると当然その従業員の数を引けば、その中に顧客が何人含まれているのかどうかは、その場ではっきりわかると思うので、そこはちょっと(教えていただきたい)。

 

【市長】そうですね、またそれは保健所の方に確認をして、今私の方で約30人としかまだ情報が上がってきていません。これについては、今私の方で確認する中で、出てきた情報でもありますので、その辺は確認次第、また例えば顧客がその中に何人含まれているのか、あるいは従業員が何人なのかということについては、しっかり確認をさせていただきたいと思います。やはり、こういう接待を供する飲食店ということになりますと、どうしてもスタッフの方の出入りというのも非常に激しいと思われますので、その辺についても慎重に調査をする必要があると思っております。

 

【記者】こうやって、リンクしている方を調べられるきっかけになったのは、当然女性の証言からだと思うのですけれども、そうなるとこの女性が、何日に男性の医師の方に接客をなさったかというのは既にわかっていらっしゃると思うんで、それを(教えてください)。

 

【市長】それは、わかっているのですかね。

 

【事務局】店に来られたのは、4月の7日と9日までは聞いています。

 

【記者】では、2回来ていらっしゃるのは間違いない。

 

【事務局】そうですね。それ以外はまだはっきりわかっていません。

 

【市長】7日と9日といらっしゃっているということは、この20例目の医師の方が、やはり、球磨病院から行き来をされている可能性がまた、可能性というかそういう事実があるということでありますので、その辺についてをどう調査するかは、ご本人が今重症でいらっしゃるので、ちょっとなかなか難しいところがあるので。

 

【記者】7日と9日のご証言は女性から得ているということですね。

 

【市長】そういうことです。

 

【記者】東京の方では、やはり繁華街での感染というのが拡がって問題になっているのですが、この方が勤めてるお店というのは、市内の繁華街ということですか。

 

【市長】市内の繁華街で結構だと思います。

 

【記者】繁華街というと中央区ですか。

 

【市長】中央区ですね。それでやはり、こうして夜の接待を供する飲食店で、こうやって感染の拡がりが出てきているということについては、やはり私も再三再四、外出の自粛を要請しておりますが、そういうリスクが、非常に潜在的に潜んでいるということを、よく市民の皆さんには理解をしていただいて、ぜひ不要不急の外出等は、控えていただきたいと思っております。また、こうした飲食店についても、今緊急事態宣言を発出されています7都府県では、こうしたところに対する、休業要請という形でなされているかと思いますが、私としても、こういった拡がりの状況を考えますと、感染者の数としては7都府県ほど今のところまだ多くはありませんけれども、しかし、この人口の割合で言うと、かなりそういう意味では夜のお店ということで、非常に拡がりが出てきているということを踏まえて、ぜひ営業についても、自粛なり何なりを検討していただかなければならないと私自身は認識をしております。

 

【記者】自粛を求めるとなると、セットで補償ということになると思いますけれども、そこについては。

 

【市長】そこはまだ検討させていただいておりますけれども、ただ、なかなかやはり皆さん方の、例えば家賃の問題であったり、従業員さんへの人件費であるとか、色々な課題があると思いますので、そういったところもよく、今まず既存の私たちが打ち出している制度の中で、十分それを拡張しながら、自粛をしていただければありがたいと思っているところです。

 

【記者】4月7日と9日の件ですけれども、男性医師がお店に来て女性と会っているという理解でよろしいでしょうか。

 

【市長】そうですね。

 

【記者】23例目の従業員の方も、7日と9日にこのお医者さんに会っているという理解でよろしいですか。

 

【事務局】そこまでは確認しておりません。

 

【市長】どちらかでいずれにしても、両日なのかそれとも1日だけなのかわかりませんが、いずれにしても接待にあたっているということでありますので、接触があるということで、それもあって検査をしているということです。

 

【記者】お店の説明が、接客を伴う飲食店という説明ですけれども、それだと、この店舗以外のところも結構あるわけで、逆に疑心暗鬼を呼ぶので、もうちょっと例えばクラブだとかバーだとか、もうちょっと踏み込んで言っていただければ。

 

【市長】それもですね、言わないでほしいという経営者の方からの要請がありますので、そこについては。

 

【記者】言えないのはわかるのですけれども、社会的影響を考えて。

 

【市長】実際に、社会的な影響を考えて、接待を伴う飲食店と申し上げたのは、そこまで踏み込んで私の方からも発表しないと、これは影響が極めて大きいと思っています。飲食店の経営の状況ということについては、経営者の方から、そこまでも本当は控えてほしいというようなことが元々ありましたので、我々としてもそれは、やはりこれだけ感染者の方が拡がっているということを考えると、そうした拡大を抑えるために、できるだけ詳しく言いたいということで、そこは、調整をさせていただいているということで、今現時点ではここまでということでご理解いただければと思います。

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