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令和2年(2020年)4月17日 新型コロナウイルス感染症患者発生(本市27例目)に伴う市長記者会見

最終更新日:2020年4月17日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

会見録

 

市長発表

 市民の皆様にお知らせをいたします。
 本日、熊本市内で27例目、県内では35例目となる、新型コロナウイルス感染症の患者の方が確認をされました。
 この方は東区にお住まいの20歳代の日本人女性です。
 職業については、ご本人の同意が得られておりませんので非公表となりますが、22例目の20歳代女性の知人の方です。
 4月14日、22例目の方の接触者として、一旦PCR検査を行いましたが、その結果陰性となりました。
 しかし翌15日に発熱をし、16日に新型コロナ相談センターに相談、本日17日に帰国者・接触者外来を受診し、PCR検査を行った結果、本日17時20分に陽性と確認されたものです。
 現在、感染症指定医療機関への入院をする準備を進めております。
 また4月14日に、PCR検査を受けて以降は自宅待機をされておられますので、接触者はおられないということになるかと思います。
 なお、接触者、基礎疾患、行動歴等については現在調査中であり、分かり次第改めてお知らせをいたします。
 本日、北海道からの出張で来られた方の感染、またさらに一つのリンクから6人目の感染者が出たということで、本市は危機的な状況にあるものと認識をしておりまして、市民の皆様も、さらに不安を強く感じておられるものと思います。
 ご不安のある方は、ぜひ新型コロナ相談センターにご相談をいただきますよう、お願いをいたします。
 また市民の皆様には、たびたび申し上げておりますが、引き続き平日を含む不要不急の外出の自粛、特に繁華街の接客を伴う飲食店等への外出の自粛を徹底していただきますよう強くお願いを申し上げます。
 私の方からは以上です。

 

 

質疑応答

【記者】この27例目の女性は、飲食店関係で32人のPCR検査を行われていたと思うのですが、この中の1人ということですか

 

【市長】そういうことです。

 

【記者】一旦陰性と出て、再検査で本日確定したということですか。

 

【市長】再検査といいますか、一旦陰性が出ました。その後自宅待機、健康観察を行っていました。そして、一昨日発熱症状が出てきたということで、昨日発熱症状がまたさらに続いたということで、新型コロナ相談センターに相談をされ、そして、本日検体を採取したと、こういう流れです。

 

【記者】再度検査をしたのか。

 

【市長】そうですね、再度検査ということにはなります。ですから、最初陰性だということになっていた方も、接触者で陰性が出た方であっても再検査の結果陽性になったという、そこは変わりません。ただ再検査というよりは、2回目の検査という形になろうかと思います。ですから、症状が出たということです。症状が出る前の検査では陰性だったので、症状が出た後の検査で陽性になったと、こういうことです。

 

【記者】どこで接触があったのでしょうか。

 

【市長】場所等については、非公表ということにさせていただきたいと思います。

 

【記者】この女性の感染は、今接客を伴う飲食店の関係者で3人確認されていますけれども、もしその飲食店がクラスターになった場合とかに、この女性はカウントされるのですか。

 

【市長】カウントされるかどうかは、どうなのですかね、カウントされるのですかね。

 

【事務局】そこについては、ご本人の公表の同意をいただいておりませんので、カウントされるかカウントされないかを言ってしまうと、本人のご希望に添えなくなると思いますので。

 

【記者】これまで26名出ている中で、職業というのは必ず公表だったと思うのですが、なぜ今回は非公表なのですか。

 

【市長】ご本人の強い希望によるということです。

 

【記者】同意を取れないということですか。

 

【市長】同意を取れません。ただ、この方も含めて、22例目の方の濃厚接触者、接触者の方は、例えば知人の方であったり、同僚の方であったり、色々な方がいらっしゃるわけでありますけれども、お客さんであったりということで。そこの31名に関しては、すべて今検査を行い、そして、この方は結果として陽性になったわけでありますけれども。この方は発症して、陽性ということで今日確認されましたけども、それ以外の方は、皆さん自宅待機、健康観察という形になっておりますので、そこから新たに拡がる状況ということはないというふうに、今我々としては見ております。けれども、この発症された方の今度はまた違うところでの感染者というのが、どうなのかということについてはまた確認をしていく必要がある。そういう接触者がいらっしゃった場合には、PCR検査をかけるということになろうかと思います。

 

【記者】31人の中に、この27例目の方はいらっしゃるということでいいですか。

 

【市長】はい。そうです。

 

【記者】31人の方というのは、市長が今ご説明されたように、飲食店の従業員とお客さんと本人の知人がいるということですね。

 

【市長】ですから、その中のどなたかということになりますけれども。

 

【記者】22例目の方の接触者で知人ということは、22例目の方は男性医師の方の濃厚接触者として判明したと思うのですが、この27例目の方は、この男性医師の方との接触はあるのですか。

 

【市長】接触については、それは確認ができていないですね。

 

【記者】確認なのですが、普通に考えると、お店の従業員の方ではないかと思う方が多いと思いますが、お店はすでに、この方を数えなくても2人の従業員の方が陽性となっていて、もしかしたらお店の方が従業員の方に、もし見つかっても名前を言うなとか、この方とは言っていないですが、そういうのをしてらっしゃるんじゃないですか。

 

【市長】その可能性はないですか。

 

【事務局】それはないです。

 

【記者】あくまでご本人の主張と。

 

【市長】そうです。

 

【事務局】そうです、もちろん。

 

【記者】現在のこの方の症状とかは。

 

【市長】症状はですね、発熱で38度3分でしたっけ。

 

【事務局】38度9分、計ったときはあります。

 

【市長】解熱剤を飲んで治まることはあっても、夕方の時点では38度9分。今日の夕方の時点で38.9度。これからまた入院をされて、また検温なり、バイタルのチェックをされるということになります。

 

【記者】そのほかの症状というのは。

 

【市長】そのほかの症状はありますか。今の症状はわかりますか。それ以外は。

 

【事務局】倦怠感が若干あるということです。あと、咳が少しあるということですが、いずれにしても病院に入院準備中なので、そこで正しく診断されると思います。

 

【記者】この方は、接触者については確認中ということなのですが、これからまた、接客を伴うような感じとかで色々な拡がりとかは出てきそうな感じなのですか。

 

【市長】それはちょっとわからないですね。まだどこで。

 

【記者】不特定多数の方に会うような感じなのか、全くそういうことはないのか。そこも含めて。

 

【市長】それも確認中ですね。私のところでは少なくともその情報は把握していません。

 

【記者】22例目の方とどこでは言えなくても、何日に会ったかというのはわかりますか。

 

【市長】それも今、確認をしております。

 

【記者】22例目の方がお医者さんと接触した後に会ったというのは言える。

 

【市長】そうでしょうね。それでいいですね。

 

【事務局】はい。

 

【記者】4月16日にある、新型コロナ相談センターという名前は初めて聞いたのですが。

 

【市長】これは昨日すでに記者会見でも申し上げたのですが、この帰国者・接触者相談センターと極めてわかりにくいということで、新型コロナ相談センターと、それで括弧書きで、これは国の方では帰国者接触者相談センターというような通知によってそういうふうに今まで統一を全国でしてきましたけれども、他の自治体でももうわかりやすく、通称といいますか、そういう名称をつけているということがあって、熊本市でも、一昨日から、新型コロナ相談センターということで、ちょうど新型コロナウイルス感染症対策課を設置したと同時にこの名前に変えております。すみません。

 

【記者】熊本市の事例で、こういうふうに一旦陰性が出た後に、陽性という反応が出たというのは初めてですか。

 

【市長】ちょっとそれは、確認させてください。

 

【記者】ちょっとしつこいですけれども、知人以上に踏み込んで言える表現はないのですか。

 

【市長】知人としか申し上げられないですね。あとはもう個人情報ということになってしまいますので。ただ、少なくともこの方も含めて、この31人の方というのはその関係も含めて、保健所の方ですべて把握をして、健康観察をさせていただいてきたということでありますので、そういったところでは、色々なことは、保健所の方で把握をさせていただいております。公表にあたってはやはり、個人情報の観点でご本人の同意を得られなくて、職業についてもということです。

 

【事務局】飲食店の前の馬肉店(10例目)の、あの時に一旦配偶者(14例目)が陰性で、それで2度陰性で、陽性が出たというのがあります。

 

【市長】再検査で陽性になったということです。それは、天國のお母さんの事例です。

 

【記者】札幌の方とこの方は、両方とも今日中に入院されるということですか。

 

【市長】そうです。もう今準備中ですので、今日入院をされるということです。

 

【記者】この31人の中に、この女性みたいに現在、1回陰性だったけど今症状が出ている人はいるのですか。

 

【市長】それはまだわからないですが、症状が出て、それは保健所の方で判断をして、すぐPCR検査に回すと思いますので、その場合にはまたお知らせを、陽性であればもちろんお知らせをするということなのですが、陰性であれば、それはお知らせしないことになると思います。

 

【記者】先ほどのレクでも出たと思うのですが、もう一度確認なのですが、31人中何人まで追えているかということをもう1回確認してよろしいですか。

 

【事務局】全部で32人、31人というのはもうPCR検査が済んでいる方ということです。もう1人の方は、PCR検査をせずに健康観察ということで、全部追えています。結果も出ています。

 

【記者】では31人中30人は陰性が確定というか。

 

【市長】今の段階で陰性であったということです。31名陰性であったのが、1人症状が出て、今回陽性になったということです。ですから、やはりこういうケースは慎重にこうして見ておかないと、また知らないうちに感染者を増やしてしまうということになりますので、そこは保健所なり関係者の皆さんと、厳重に、自宅待機をお願いし、健康観察をするということを続けていきます。2週間は間違いなくそういう形で自宅待機をしていただくということになります。

 

【記者】今後もし、こういうふうに職業とかそういったところを希望されないという人が増えた場合には、どういうふうな対応をされるのですか。

 

【市長】基本的にはですね、出せる範囲の情報を(公表することを)お願いをしていきますし、それから感染症予防法なり、新型インフルエンザ等対策特別措置法等々で、できるだけ積極的にそういう情報については公開をしながら、そしてその感染源をできるだけ特定していって拡がらないようにするというのが基本ですので、そういう意味では色々と情報は細かくお聞きをしていくということになります。

 

【記者】例えば、今は集団が分かっているというのでいいとは思うのですが、今後この女性に対して、公表しても大丈夫ですかとかというふうに熊本市の方から(確認するのですか)。

 

【市長】当然それはずっと、色々毎回問いながら、そういう話は全ての方にさせていただいています。ですから、個人情報、プライバシーに十分配慮しながら、一方では必要な情報として、我々として公表すべきことと考えることについては、そういうふうな対応をずっととらせていただいているのですが、同意が取れる場合は、今まで店名から何から公表をさせていただいていますが、同意が取れない場合は、なかなかそういうことは難しいと思っているところです。

 

【記者】あらためて22例目の方は、お店(の名称)は公表されていましたか。

 

【市長】いや、公表されていません。

 

【記者】それはお店側の意向ですか。

 

【市長】経営者の方のご判断です。例えばこの接客を伴う飲食店ということについては、予約制のお店だったということで、すでに昨日理事の方からレクをさせていただいたと思いますけれども。ということで、実は温浴施設とかとは違って、お客さんなり顧客名簿なりで、追うことができているということで、連絡がついているということでありますので。そういう意味では、不特定多数が温浴施設に入浴をしてわからないというような状態とは少し異なっているのかなと思っていますので、掴める範囲の中で、しっかりやっていくと。それでお店側の方からも、予約をしたお客さんの方にはすべて連絡をされていると伺っておりますので、何かそこで変化があれば、新型コロナ相談センターなりで対応させていただくということになると思っております。

 

【記者】接客を伴うというのは、昨日の時点ではもう公表されているということですかね。

 

【市長】はい。昨日、一昨日ですかね。

 

【事務局】接客を伴う話はもっと前ですね。

 

【市長】もっと前です。これが最初にわかったときに、私の方から発表させていただきました。

 

【記者】市としては、この27例目の女性は22例目の女性から感染した可能性が高いと。

 

【市長】というふうに考えています。これは行動歴を、例えばそういう他の接触者の方の状況とかをまた今から詳しく、積極的疫学調査の中で調査していきますので、その中でまた考えられる。だからそういう意味ではリンクがあると。

 

【記者】毎回新しい感染者が発生すると、翌日に行動履歴とかを出していただいているのですが、これも明日はお願いできるのですか。

 

【市長】それは資料としておそらく投げ込みをさせていただくことになるのかなというふうに思います。

 

【事務局】幹事社とお話しして。

 

【記者】この27例目の行動履歴とかも出てくるのかどうかということなのですが。

 

【市長】それは行動履歴が出せる部分は全部(出します)。

 

【事務局】レクするか投げ込みかは、幹事社とお話しして。

 

【市長】ですから入院ということになって、そして聞き取りを今日、それから明日していくと思いますので、それで判明したことはすべて、今までのように、同じように公表をさせていただくということです。

 

【記者】どこで誰と接触したかは、やはりどうしても必要だと思うのですが。

 

【市長】それが出てくると思います。

 

【記者】仮にこの方が飲食店で働いていた方で、今後同じようなケースが出たら、クラスター、今3人ですけど、5人になってクラスターとなった段階だと、市長は発表することがあるのですか。

 

【市長】そういうことです。

 

【記者】昨日古庄理事の方からは、31人のPCR検査のうち、一応まだ検査の準備調整段階の人が数人いたということ認識しているのですが。

 

【市長】それがすべて終わったということで、陰性だったと。

 

【記者】では、31人のうち3人が陽性で、それ以外は陰性だったというふうに言っていいのですか。

 

【事務局】はい。

 

【市長】従業員と関係者だよね。

 

【事務局】はい。

 

【記者】ちょっと難しいのですが、この方を表現するときに、接客を伴う飲食店の従業員の知人となるわけですけど、この方がもし接客を伴う飲食店の店員だった場合は、ミスリードをしてしまうのかなと思うのですが、そこはどうなのでしょう。大丈夫なのですか。

 

【市長】ミスリードと言いますと。

 

【記者】読者はですね、このまま読むと、素直に読めば、店員ではないと読むわけですよね、それでいいのかどうかっていうのは。

 

【市長】それでいいのかというよりは、公表できないということですね。だから、そこが非常に難しい。ですから職業を公表しないで欲しいということが、やはりすべてでありますので、この22例目の方の接触者であるということしか言えないということですね。

 

【記者】察するしかないわけですか。

 

【市長】そういうことです。

 

【記者】24例目と同じ形になるのですよね、男性会社員の方と。

 

【市長】そうですね。

 

【記者】同じ状況にせざるを得ないと。

 

【市長】そういうことです。

 

【記者】今の時点で。

 

【市長】今の時点です。またご本人に対しては、やはりそういう状況っていうのも色々、今日の記者会見の状況なんかもまた、あるいはその報道の状況なんかを見てですね、お考えが変わってくるかもしれませんので、そういったところもしっかり確認をさせていただくと。我々はとにかく感染の拡大を(防ぐため)、こうやって新たな事例が出てきて、そしてリンクがある場合もない場合も、とにかく徹底してそこを追っていくということ。そして、そのことをできるだけ積極的に公表することが、新たな感染者を生まないということ、あるいは予防に繋がっていくということ。ここは非常に重視をしているところです。熊本市は、最初からその姿勢をずっと一貫して通してきました。ですから相当、これは他の自治体と比較しても、ここは踏み込んで公表をさせていただいているということは、ぜひご理解いただきたいということ。それからやはり我々としてはとにかくそういう決意のもとに、今後、緊急事態宣言が出たという状況の中でも、昨日感染者が出なかったので非常にほっとして、この状態がまた1日1日、こう長く続いてくれればと思っていた矢先に、こうやって2例も出てしまったということで、非常に衝撃を受けております。ですので、やはりここはゴールデンウイーク中の移動等を自粛して欲しいということで、総理大臣からそういった話が出て、全国的にもそういうことが言われている中で、実際には出張なり何なりで、来られた方が感染をしていたということは、やはり、これは移動で感染を拡大するリスクが極めて高いと。ですから、そういうことも含めて自粛をしていただくということで人の接触を減らす。そういう姿勢でこれからもこの新型コロナウイルスには、厳重に対処をしていきたいと思っておりますので、報道の皆さんにもよろしくお願いします。ただやはり、感染者のご本人のご意向というのは、その人権の問題も含めて、十分にプライバシーも含めて尊重しなければならないということも併せてご理解いただければと思います。すでに北海道札幌の方の情報を私もツイッターで、先ほどあげさせていただきました。しかし、そこにやはり非常に(ご意見があり)、北海道からわざわざ来てということで何考えているんだというような、非常に厳しい辛辣なコメントも載っていて、やはり人権も含めてですけれども、かなりこの公開と人権・プライバシーの問題というのも、十分検討しなければいけない課題かなと我々も認識をしております。ただ、市民の皆さんにはできるだけ(配慮していただき)、これは感染をした人は、やはり被害者でもありますから、ウイルスの(被害者)ですから、やはりそういうことで他人を攻撃することがないようにぜひ市民の皆さんにはお願いをしたいと思います。お店だって、好きで感染したわけではなくて、本当にそういうお店も被害者であるし。ですから、そこから色々な方に拡大しないようにするということで、私たちも全力を挙げたいと思いますが、やはり、お1人お1人の良識にかかっていると思いますので、コロナに打ち勝つためには、やはり人の力というのを合わせていく必要があると思っております。

 

【記者】今の関連なのですが、移動が感染を拡大させる1つの要因ということで、札幌の事例もありましたけれども、なかなか出張だったり、人事異動の関係で都道府県を移動するということが、この5月にもあるのではないかなと思うのですが、その点で企業でしたり会社経営に関わっている方への呼びかけ等ありますか。

 

【市長】まず企業経営者の方に申し上げたいのは、やはりそういうリスクが非常にあって、これは業務上のもう余程やむを得ない事情がない限りは、移動は延期していただくとか、出張も極力延期をしていただくということが極めて重要であると。それは従業員の皆さんの命を守ることになるのだということです。それと同時に、従業員の方が、他の地域で感染をさせないようにするということもあります。ですからこれは、私は経営者のモラル、あるいは責任感というのが、大いに問われているのではないかなと思います。ですから当然経営上、経済的な面で、優先せざるをえない部分があるとはいえ、今のこのフェーズでは、命を最優先にするということ、感染拡大をさせないということを最優先にすることが、ひいては長い目で見たときに、経済的にもダメージを少なくすることになるのだということをぜひ経営層の皆さんにはご理解をいただき、少しきつい言い方になるかもしれませんけれども、そういうことに配慮される企業の方は、やはり私は色々な面で、この収束後に立ち直りが早いのではないかなというふうに感じております。これは個人的な見解でございます。

 

【記者】この方たちは市内の感染症指定医療機関に入ることになると思うのですが、今の段階で他の医療機関に軽症者だとか無症状の方とかに移っていただいている方もいらっしゃいますか。

 

【市長】そのケースもございます。大変ありがたいことに、他の医療機関等についても、県あるいは関係の医療機関にご協力をいただきまして、無症状の方であるとか軽症者の方であるとかの、そういう収容といいますか、そういったことは着実にできておりますので、ある意味では今熊本市内の感染症指定医療機関については、重症者の方を中心に受け入れる体制が、今整いつつあると思っています。ですから、熊本では他の医療機関が協力をしていただければいただくほど、医療崩壊の状態は免れるといいますか、何とかとどめることができると思っておりますので、今非常にそういう意味では、2日前と比較しますと、今日はかなりそういう意味では、若干の余裕といいますか、感染症指定医療機関にもそういった状況があると思っています。ただ、そうは言ったって、1日に2人も感染者が出れば、またそれは大変な状況になってきますので、この辺は引き続き県や皆さんにご協力をいただきたいと思っております。

 

【記者】しっかり対応できるものというのは、発症後なのか。

 

【市長】そうです。ですから、やはり発症した後に重症化するケースが一番怖いですから、それが急激に、劇的に症状が悪化するという、医師の方もこの悪化するスピードに非常に驚いておられます。ですからその時にちゃんと適切な医療が受けられれば、命は救えると。そういう今の状況ではないかなと思います。だからそこを常に開けて確保しておくことっていうのが非常に重要です。これが、今東京であるとか、あるいはお隣の福岡であるとか、かなり厳しい状況になっていると伺っていますので、そういった点についても、やはりそういった他県の事例が、熊本でも同じように、そういう状況にはすぐになりうるのだと、そういう気持ちをぜひ、危機感を皆さんに持っていただきたいと思っております。

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(ID:27847)
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