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平成24年第4回定例市議会市長提案理由説明

最終更新日:2013年3月29日
財政局 財務部 財政課TEL:096-328-2085096-328-2085 FAX:096-324-1713 メール zaisei@city.kumamoto.lg.jp

平成24年第4回定例市議会市長提案理由説明

 提案理由の説明に先立ちまして、平成二十四年七月九州北部豪雨災害の対応につきまして御報告いたします。熊本市の避難指示等のあり方に関する検証部会からの勧告もいただいており、本市としての防災体制の強化に向けた対応方針を決定し、ハード、ソフト両面における整備を進めているところであります。

 具体的には、適切な避難勧告等の指示を行いますための災害対策指揮室を設置し、自衛隊や国土交通省等の関係機関を始め、消防局や消防団、区役所、土木センター等とのさらなる連携強化等、情報伝達体制の強化を図りますとともに、白川、合志川流域への警報局設置を進めておりまして、今回の補正予算におきましても関連経費を計上させていただいております。

 また、白川の河川管理者であります国や熊本県に対しまして河川改修等の要望を行ってまいりましたが、十月二十三日から県が行いました地元説明会において、約二百四十戸の用地買収を伴う大規模な河川改修計画が明らかにされたところであります。

 この改修計画を進めるにあたりましては、地権者あるいは被災者の方々の御理解と御協力が必要になってまいりますので、管理者である県の丁寧な説明をお願いするとともに、本市といたしましても出来る限りの協力をしてまいりたいと考えております。

 次に、フランス・エクサンプロヴァンス市及びドイツ・ハイデルベルク市訪問についてでございますが、九月二十五日から十月一日までの五泊七日の日程で、津田議長をはじめとする市議会友好代表団の皆様とともに訪問してまいりました。

 エクサンプロヴァンス市では、ジョワサン・マジニ市長と、交流都市協定締結に向けた「意向書」の調印を無事に終え、二〇一三年中を目途に正式調印することで合意いたしました。

 次に、ハイデルベルク市では、友好都市締結二十周年の節目にあたり、ヴュルツナー市長との間で、これまでの友好の歴史を振り返り、今後の交流について確認するとともに、毎年恒例の秋祭り開幕式等に、熊本日独協会の皆様方とともに参加いたしました。

 今回の訪問により、エクサンプロヴァンス市、ハイデルベルク市両市ともに、今後の交流の展開について大変有意義な協議ができたものと考えております。

 続きまして、第二回九州三政令指定都市市長会議についてでありますが、十月三十日、北九州市の北橋市長、福岡市の髙島市長をお迎えして、本市において市長会議を開催させていただきました。

 今回は、四月に開催されました第一回九州三政令指定都市市長会議において、三市が大都市制度に関する共同研究をしていくことに合意したことを受けまして、大都市制度をめぐる最近の動向や、三市の共同研究の方向性について意見交換を行ったものであります。

 会議においては、基礎自治体優先の原則をこれまで以上に徹底し、税財源を含めた事務・権限の移譲について具体的に整理していくことや、道州制・九州府を見据えた大都市の役割について議論を深めていくことなど、今後の研究の方向性について三市長で確認したところであり、本市といたしましても、引き続き基礎自治体中心の地方分権改革の推進に取り組んでまいりたいと考えております。

 また、桜町・花畑地区につきましては、先の市議会全員協議会におきまして御報告いたしましたが、本市がより主体性を発揮して、新たな方向性に基づき、賑わいと潤いに満ちた上質な都市空間が一体的に形成されますよう、整備を加速させてまいりたいと考えております。

 それでは、提出議案について説明に入らせていただきます。

 今回の補正予算案は、九州北部豪雨災害に関連しますものや、国の経済危機対応・地域活性化予備費を活用した経済対策関連経費、県の補助内示に伴う事業など、今後の業務推進上やむをえないものを計上しております。

 また、来年度当初から業務を開始することとなる施設の維持管理等について、今年度中に入札等の契約事務を実施するための債務負担行為も提出しているところであります。

 まず、補正予算案の概要について申し上げますと、一般会計において、十四億二千二百八十四万円の増額、補正後の予算額二千八百十億七千三百四十二万円、特別会計において、四十九万円の増額、補正後の予算額二千三十六億二千四百十三万円、企業会計において、六千二百七十九万円の増額、補正後の予算額八百二十一億千八百二万円となり、合計では補正額十四億八千六百十三万円、補正後の予算額は五千六百六十八億千五百五十八万円となりました。

 補正後の予算を前年同期と比較いたしますと、一般会計では二・二%の増、特別会計では十三・一%の増、企業会計では〇・一%の増となりますが、全体の合計額では五・五%の増となっております。

 それでは、主な内容について、部門別に申し上げます。

 まず、総務部門では、防災情報システム設置等、災害対策指揮室の整備を行うこととしておりますほか、白川流域の龍田地区、合志川流域の植木地区等に来年の梅雨時期までに警報局を設置するための経費、並びに、債務負担行為等を計上しております。

 次に、財政部門では市税過誤納還付金を決算見込みにより増額することとしております。

 次に、健康福祉子ども部門では、九州北部豪雨災害による被災者の方々が住宅の建設、復旧のために借り入れる資金の利子に対する補助を行いますほか、不活化ポリオワクチンの導入に伴います予防接種委託経費、利用者の増加に伴います障がい者の就労継続支援や生活介護に要します給付費等を計上しております。

 更に、県の補助内示に伴い老人福祉施設の整備に対する助成を行いますほか、軽度・中度の聴覚障がい児の補聴器購入費助成を行うこととしております。また、平成二十六年度からの開設に向けました城東保育園の新築に伴う杭工事や、子ども医療費助成事務を委託しますための債務負担行為等を計上しております。

 次に、環境部門では、環境フェアの開催、並びに、民間委託の拡充に伴いますごみ収集運搬業務等に係ります債務負担行為を計上しております。

 次に、農水商工部門では、利用者の増加に伴います中小企業者等に対する信用保証料補給経費を増額しますほか、定期コンテナ航路利便性向上対策として新たな支援措置を講じることといたしております。また、県の補助内示に伴います気象災害に強い農業用ハウスの施設整備に対する助成を行うこととしております。

 次に、観光文化交流部門では、熊本城復元整備基金へ本年度前期分の寄附金を積み立てますほか、わくわく江津湖フェスタの開催や、熊本城のおもてなし業務等に係ります債務負担行為等を計上しております。

 続きまして、都市建設部門では、国の経済危機対応・地域活性化予備費を活用した経済対策関連の補助内示に伴います道路交通安全対策事業や、熊本市田井島土地区画整理組合が行います水路築造等に対する補助を行いますほか、国県道及び市道の維持管理のため舗装打換等を年度の切れ目なく実施しますための債務負担行為等を計上しております。

 また、教育部門では、平成二十九年四月に開校を予定しております特別支援学校高等部の建設に係る測量及び造成設計等委託経費、小中学校に設置します特別支援学級の教室改修に係ります債務負担行為等を計上しております。

 最後に、企業会計ですが、上下水道局において整備します(仮称)南部送水場の用地取得経費のほか、上下水道総合管理システム機器賃借料や、病院・上下水道・交通各局におきまして、今年度中に入札等の契約事務を実施するための債務負担行為等を計上しております。

 以上が、補正予算の歳出の説明でありますが、これを賄う財源として、それぞれの歳出に見合う特定財源及び繰越金を充当しております。

 続きまして、条例議案でありますが、今議会は、昨年制定されました「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」の一次法、二次法が施行されておりますが、それに伴い、福祉施設その他の施設等の構造、設備、運営等の基準を定める条例を提案したいと考えております。これらは、これまで国が定めていた施設基準等を地方公共団体の条例で定めることになったものであり、いくつかの独自基準等を含めたものとなっております。

 その他の主な条例議案といたしまして「熊本市ふれあい広場条例の制定」について説明いたします。これは、戸島地区と扇田地区にあります廃棄物の最終埋立処分場について、これをパークゴルフ場等を備えた公の施設として設置するため、この条例を制定するものであります。

 また、十一月二日告示の県議会議員補欠選挙、並びに、十二月十六日投票の衆議院議員総選挙のため予算の専決処分を行ったところであり、関係議案を提出いたしております。

 なお、今回の総選挙は政令指定都市となりまして五区役所における初めての選挙となるため、人員の確保等、万全の選挙体制により対応してまいります。
 
 その他の議案につきましては、末尾に簡単な理由を付しておきましたので説明を省かせていただきます。

 何とぞ、慎重に御審議のうえ御賛同いただきますよう、お願い申し上げます。

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