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令和2年(2020年)4月23日 新型コロナウイルス感染症患者発生(本市36例目)に伴う市長記者会見

最終更新日:2020年4月23日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

会見録

 

市長発表

 市民の皆様にお知らせをいたします。
 本日、熊本市内で36例目、県内では44例目となります。新型コロナウイルス感染症の患者の方が確認をされました。
 この方は、北区にお住まいの50歳代の日本人女性です。職業は臨床検査技師で、お勤め先は本荘にあります、熊本地域医療センターです。
 陽性確認に至るまでの経緯ですが、19日より発熱、咳症状、咽頭痛があり、発熱がその後も続いたため、本日、熊本地域医療センターにおいて検体を採取し、PCR検査を行った結果、17時13分に陽性と確認されたものです。
 現在の症状についてですが、現在は、鼻水が出るぐらいで発熱等はないということです。また、意思の疎通は可能です。なお詳しい症状については感染症指定医療機関での診察を踏まえ、明日以降お知らせをさせていただきます。
 現在、感染症指定医療機関へ入院する準備を進めておりまして、自宅で待機をされております。感染症指定医療機関までの移動につきましては、保健所で対応を行うこととしております。
 基礎疾患についてはあるということでありますが、公表は控えさせていただきたいと思います。
 発症前の行動歴等についてですが、4月13日、15日、16日、17日、18日、19日の朝まで出勤をされております。14日はお休みでした。そして、通勤は自家用車を利用されています。詳細につきましては、今後調査を行ってまいりますが、過去1ヶ月の海外渡航歴あるいは県外への移動歴はありません。
 なお、発症後、19日以降ということでありますが、本日まで自宅で療養され、外出は一切していないということでございます。接触者の状況ですが、同居家族はいらっしゃいます。詳細につきましては、ご本人の同意が得られておりませんので、非公表とさせていただきます。
 また濃厚接触者等につきましては、地域医療センターに対象者のリストアップを依頼しております。また、感染経路でありますが、この方と、同じくこの地域医療センターに勤務されていた方で感染が確認された本市28例目と32例目の方との接触は、本人からの聞き取りによればなかったということでありまして、今後保健所から地域医療センターに詳細を確認してまいります。
 その他、報道資料に掲載されている内容以外については現在調査中であり、わかり次第改めてお知らせをいたします。
 最後に、本日も4月17日から7日連続で、本市で新たに感染者の方が確認をされております。昨日も申し上げましたが、本市はまさに感染拡大で危機的な状況にあると認識をしておりまして、市民の皆様も、さらに不安を感じておられると思いますが、どうか、新型コロナ相談センターにご連絡をいただくとともに、また、市民の皆様におかれましては、どうか外出の自粛を徹底していただきますよう、強くお願いをいたします。
 私の方からは以上です。

 

 

質疑応答

【記者】この臨床検査技師の方と、これまでに感染が判明している28例目、32例目の方の接触はないということですけれども、職場は。

 

【市長】全くそういう接点がなく、更衣室も違うとかですね、動線も違うということで、こちらの方で確認をご本人にしたところ、前の28例目、32例目の方との接触者あるいは濃厚接触者というような括りはなく、これまでも、検査をしていなかったということであります。ただ、病院の方では発熱症状があった場合には、出勤を停止するということがあって、今日朝から37度ぐらいの熱があったので、電話でおそらく相談されたんだろうと思いますが、これは検査をしようということになってPCR検査を行われたと伺っております。

 

【記者】この方は、濃厚接触者でも接触者でもないということですけども、今日ちょっとレクの中では、国の定義が発症の2日前に延びたということで、この検査の対象が拡大されて、4、5人検査しているというふうな話はお聞きしていたのですけれども、そのうちの1人ということではないのか。

 

【市長】その中にも入ってないということですね。

 

【記者】では、その4、5人とはまた別でということですか。

 

【市長】はい。ですからこの4、5人の方は、新たなその定義の中で、濃厚接触者ということで、検査は終わって陰性だったんですね。ですから、28例目及び32例目関係のこの地域医療センターの濃厚接触者と言われる方々については、今のところ陰性だったということでありますので、この方のお話が事実ということであれば、また、リンク無しの感染者が新たにこの地域医療センターに出たということになります。ただ、私も今日保健所等ともちょっとお話をして、やはりこれはどこでどう接点があってるかが、確認した方がいいということで、もう一度これは確認をするということ。それから今度は、28例目、32例目の関係の方とか病棟の方であるとかそういった接触のある方々はもうほとんど検査が終わっていますので、それ以外の今回の36例目の方の関係を全部当たって、病院側とよく確認をして、検査対象をやはり広げて、検査をするべきだと考えているところです。

 

【記者】院内感染かどうかは分からないということですか。

 

【市長】そうですね。ただ、行動履歴でもやはりずっと、発症するまでは普通に勤務をされているということと、特段ちょっとした買い物をされる以外はないということで、あまり、どこかで、接触があったというような感じではありませんので、その辺が少し分からないというところです。それもあって、ちょっと地域医療センターの中での院内感染の可能性がやはりあるのではないかなと考えるためにも、もう一度ちょっと保健所の方からは徹底して確認をしていくということになろうかと思います。

 

【記者】大分の事例では、カルテなのかタブレットなのかわかりませんけれども、そういった物を通じた接触感染というのが指摘されている点もありますから、そういったところも調べるということですか。

 

【市長】そうですね。ですから、どこかでその動線の中で、ひょっとしたら、例えば階段の手すり一つなど、そういうものを触れていたとか。28例目と32例目の方が、感染が確認されてからは、当然病院も閉めて、今も閉めている状態でありますけれども、きちんと消毒なり何なりということは、その分野あるいは病棟であるとか、そういった所はされていると伺っておりますが、なにせ大きい病院でもありますので、そういう意味では、念には念を入れてこれから確認をされていくんだろうと思います。

 

【記者】院内感染はまだ何とも言えないというようなことですか。

 

【市長】そうですね、院内感染と言えるのか、ただ新規で病院の関係者が、感染が確認をされたということですから、ただ病院の中でもう3人確認されているということは、どういうルートで感染しているのかというのは、少し慎重に調べないと、これがまたさらに、ここがクラスター化してしまっては、非常に問題があるだろうと思いますので、今のところ院内でのリンクが分からないということなんです。そこがちょっと今回この例については、ちょっと難しい例だなと思っております。場合によっては、28例目あるいは32例目の方の、いわゆるその検体のもう少し高度な検査ですね、遺伝子検査みたいなものを、例えば国の方に依頼をして、そして比較してみると、それが例えば違うもの、遺伝子が例えば違っているとかいうことになると、また、それは感染ルートとか違うって話になりますし、一緒であればおそらく同じ。こういったケースはレアかなと思っていますので、まずは保健所の方から今病院の方に行きまして、これから確認を色々させていただくということです。

 

【記者】改めて確認なんですけれど、地域医療センターは、今一般の外来の方を休止していると思うのですが、対応というのは今変わらずですか。

 

【市長】はい、もう変わらず、今月いっぱいはとにかくずっと、病院の受け入れは、外来も新規の外来も入院もそれから退院もしないということになって、それから、スタッフの方の健康観察と言いますか、そういった状況についても、適宜実施されて報告をされている、こんな状況であります。

 

【記者】確認なんですが、地域医療センターは現在まで、外来と入退院、緊急外来含めて停止している。

 

【市長】すべて受け入れを停止している。

 

【記者】退院も。

 

【市長】退院も停止しています。今のところ、この36例目の方以外の、28例目32例目の地域医療センター関係の看護師さんの方々の関係者、接触者、濃厚接触者については、全部調査をして、検査をして、今のところ陽性は出ていないと、全員陰性だったということであります。今日の段階で、定義が変わった部分の、広がった部分に関しても、それが終わったということです。

 

【記者】同居家族については、まだ検査していないのですか。

 

【市長】同居家族は、明日PCR検査を行うということです。ただ、ここは人数とか、家族構成については、プライバシーの問題もあり、非公表というふうにさせて欲しいということであります。

 

【記者】さっきタブレットの話もありましたけど、接触者の接触者とか、そういう可能性ももちろん考えられるなかで、この場合本当に病院内でリンクが分からない2組と、本当に範囲を広げて検査する必要があるのかなと思うんですけれども、現状例えば病院の職員とかをまとめて検査するとか、そういうお考えはありますか。

 

【市長】そういうことも含めて、今保健所とそれから病院の方の方針もあるでしょうから、院長先生や関係の方とそういうお話をさせていただくと。我々としては、これだけ事例が大きくなっていますので、保健所としても、できるだけ広く、これは検査対象にすべきだということで、そういう方針を固めてですね、今日確認に今行っているというような状況です。

 

【記者】ということは、院内感染の可能性もあるし、それ以外の、要は本当に市中の感染の可能性も。

 

【市長】今の段階では、否定できないということです。ただ、その行動履歴からすると、やはり病院がほとんど生活の中心になっていらっしゃるので、そこがちょっとよくわからないところですね。ですからやはり、通常で考えれば院内感染ということを疑ってかかるというのが普通かなと思うんですが、ご本人からも、そういう接触したことも、それからそもそも全く別の診療科といいますか、そういったところであったということでありますので、接点がなかったということですので、更衣室であるとか、例えば昼食を28例目と32例目の方は同じ控え室で昼食を食べていたということでありますけれども、そういうこともないということでありますので、その辺は、ちょっとわからないところです。ですから、この両方の可能性をまた探っていくと。ただ、そうなってくると非常に深刻だなと思います。

 

【記者】19日、発熱症状が出た日ですけれども、この日は朝まで出勤ということですが。

 

【市長】夜勤だったんですね、18日から19日にかけてですね。19日の朝帰宅をされて、そしてその時は咳症状と咽頭痛があったらしいですが、その日また夕方に、37度5分の熱が出たということで、そこからが発症という形になるということですね。

 

【記者】19日の朝の段階で、咳と咽頭痛があった。

 

【市長】そうです。その朝は、熱はなかったそうです。夕方、段々熱発をしてきたということになるということです。それから、伺っているところでわかる範囲で申し上げますと、19日から翌20日は、20日から今日までお休みをされているんですけれども、元々休みだったということのようで、20日お休みになったんですが、この日が、痰が出るというようなことで、熱もあったということで、ずっと19日の夕方に熱が出た段階で風邪薬を服用されていて、それで、20日、21日、22日と、熱はそんなに高熱ではない、37度から38度の間ぐらいということでありますが、風邪薬を服用して、段々治まってきているということのようです。ただ、今日、朝から37度1分の熱があったということで、電話をされて、それでPCR検査を受けられたと、こういうことであります。

 

【記者】発症としては、19日の朝ですか、夕方ですか。

 

【市長】発症としては、19日ということで、咳症状と咽頭痛がもうこの時点であるということですから、発症は19日とさせていただくことになると思います。

 

【記者】国の濃厚接触者の定義が変わったので、17日以降くらいから濃厚接触者がカウントされると思うのですけれども、どのくらいの接触者、濃厚接触者の方がいるか規模感だけでも分かれば、どのくらいの方を検査していく必要があるのかというところを、ちょっとわかれば教えていただきたい。

 

【市長】それはまだ、実はこれから病院の方に行って確認をするということです。私もそれをちょっと確認したのですが、わからないということでありました。ただ、28例目の方と32例目の方、この地域医療センターで感染が確認されたお2人のことを考えると、やはり数十人規模にはなるんだろうなと思います。ただ検査技師さんということでありますので、そういう意味では、また看護師さんとはちょっと動きが違うかなと思います。

 

【記者】臨床検査技師さんということは、看護師さんほどは動かない、看護師さんは結構色々な科に行かれると思うんですけど。

 

【市長】そうですね。ですから例えばエコーであったりレントゲンだったりとか、そういうことを技師としてされると思いますので、そういう意味では何かそういうことがあったらということにはなるかなと思います。それで実態としてやはり聞いてみないと分からないのですが、前の感染者のお2人とは接触がないと本人は断言されてということなんだろうなと思います。

 

【記者】一応この方の症状を現在診る限りは、軽症と判断されているという感じでいいですか。

 

【市長】そうですね、無症状ではないんですけれど、鼻水があるということと、熱はないということでありますので、平熱ということでありますので、軽症ということでしょうね。これも、これから入院をされて、診察をしてからということになりますので、そこはまた改めてレクでお知らせをさせていただきたいと思います。

 

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