令和2年第3回定例市議会 市長提案理由説明(9/11追加議案)
ただいま上程されました議第二百四十四号につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。
これまで本市では、新型コロナウイルスの感染拡大防止と地域経済の維持・再建に向け、今定例会への提案も含め、八回にわたり緊急対策を講じてまいりました。
このような中、先月二十六日、国から、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行に備え、外来・検査体制の整備やインフルエンザワクチンの効率的な接種推進等について、十月から対策を講じるべきであるとの方針が示されました。
この方針を受け、本議案において、重症化リスクが高い高齢者等のインフルエンザワクチン接種率の向上に取り組む経費のほか、高齢者福祉施設で勤務する方々に対するワクチン接種費用の助成制度を新たに設ける経費を計上しております。
この対策は、市民生活の安心安全と医療提供体制の確保に極めて重要であり、速やかに対応する必要があることから、今定例会に令和二年度一般会計補正予算案を追加提案するものでございます。
以上が補正予算の歳出の説明でありますが、これを賄う財源として、繰越金を充当しております。
この結果、一般会計において一億八千百万円の増額、補正後の予算額は四千五百八億九百八十九万円となり、補正後の予算を前年同期と比較いたしますと、特別会計や企業会計も含めた全体の合計額では九・八%の増となっております。
以上で説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議の上、御賛同いただきますようお願い申し上げます。