ただいま上程されました議第363号につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。
去る11月19日の閣議において、0歳から高校3年生までの子ども1人当たり5万円の現金を迅速に支給すること、その際、中学生以下の子供については、児童手当の仕組みを活用し、「プッシュ型」で年内に支給を開始することが決定されました。
また、厚生労働省より、5歳以上11歳以下の者を対象とし、安全性・有効性が確認された新型コロナワクチンを使い、2回接種を行うことを前提に、自治体における実施体制及び接種実施医療機関等を確保することとする基本的な考え方が示されました。
この決定等を受け、子育て世帯への臨時特別給付金の支給や対象者に対するワクチンの接種体制確保等に速やかに対応する必要があることから、今定例会に令和3年度一般会計補正予算案を追加提案するものでございます。
以上が補正予算の歳出の説明でありますが、これを賄う財源としては全て国庫支出金を充当しております。
この結果、一般会計において65億8,100万円の増額、補正後の予算額は3,957億3,326万円となり、補正後の予算を前年同期と比較いたしますと、特別会計や企業会計も含めた全体の合計額では8.1%の減となっております。
以上で説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議の上、御賛同いただきますようお願い申し上げます。