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平成19年第2回定例会市長提案理由説明

最終更新日:2007年6月15日
財政局 財務部 財政課TEL:096-328-2085096-328-2085 FAX:096-324-1713 メール zaisei@city.kumamoto.lg.jp

平成19年第2回定例会市長提案理由説明

 提案理由の御説明に先立ち、去る五月二十八日に御逝去されました松岡利勝前農林水産大臣に、謹んで哀悼の意を表します。
 故松岡大臣は、わが国農林水産業の振興のみならず、郷土熊本の発展に大きな貢献を果たされており大変残念でなりません。
 心から御冥福をお祈り申し上げます。
 ここで、不祥事並びに事務処理のミスについて御報告とお詫びを申し上げます。
 一昨日、セクハラ行為を行った職員に対して懲戒処分を行いました。昨年「熊本市懲戒処分の指針」を改正し、職員に対しても繰返し綱紀の保持の徹底を指導してきたところではありますが、再度、このような不祥事が起き、市民の皆様をはじめ、議員各位の信頼を裏切る結果となりましたことは、誠に残念であり、ここに深くお詫び申し上げます。
 また、軽自動車税納税通知書における個人情報の誤記載や、児童手当の支給事務における支給漏れ並びに通知書記載誤りなどの事務処理のミスが続けて発生し、多くの市民の方に不信感を与える結果となってしまいました。重ねてお詫び申し上げます。
 今後、公務の厳正な遂行と職員の綱紀の保持につきまして、なお一層の徹底を図り、市政への信頼回復に、全庁一丸となって全力を尽くしてまいります。
 次に、「熊本市中心市街地活性化基本計画」について御報告申し上げます。
 この計画は、五月二十八日付けで内閣総理大臣の認定を受け、三十一日、総理官邸において認定書を授与されたところであります。
 計画対象地域は、今回新たに加えました熊本城域を含む約四百十五ヘクタールであり、計画期間は、平成十九年度から二十三年度までの五ヵ年としております。
 今後、四年を切った九州新幹線鹿児島ルートの全線開業を見据え、計画に掲載された民間と行政合わせて四十六の事業に取り組む中で、本市の城下町としての歴史的資産を最大限に活かすとともに、多くの人々を引き付ける魅力と活力にあふれ、回遊性の高い街並みの形成を目指してまいりたいと考えております。
 それでは、本日提案いたしました各号議案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。
 まず、補正予算でありますが、今回は、当初予算編成後間もない時期ではございますが、今後の業務推進上やむを得ないもの、補助内示に伴うもの、などを計上しているところであります。
 その結果、一般会計において、六千五百十万円の減額補正、補正後の予算額は二千七十七億五千七百九十万円となり、前年同期と比較しますと、一・二パーセントの増となっております。
 なお、今回、特別会計、企業会計での補正はございません。
 その具体的な内容を申し上げますと、まず議会部門でございますが、インターネットによる議会放映経費を計上しております。本年九月の本会議でのテスト運用を経て、十二月の本会議からの中継開始のための経費、並びに平成二十二年度までの債務負担行為を設定しております。
 次に、市民生活部門では、第一回定例会における「地方自治の推進に関する調査特別委員会」での御議論を踏まえまして、自治基本条例検討関連経費を計上しております。市民・議会・行政に学識経験者を加えた自治基本条例の「検討委員会」を設置しますとともに、広く市民の皆様への積極的な情報提供や、御意見をいただくための「シンポジウム」等を開催するものであります。
 次に、健康福祉部門におきましては、去る五月十日、市内の民間病院が「こうのとりのゆりかご」の運用を開始されたところでありますが、本市としましては妊娠に関する悩み相談業務の拡充を図るため、福祉総合相談室の相談員の増員、及び、二十四時間の電話相談体制の整備を実施したところであり、このために必要な経費を計上しております。
 また、ホームレス自立支援に向け、巡回相談及び生活・就労相談窓口などの支援体制を強化することとし、そのための相談員の二名増員の経費を計上しております。
 次に、環境部門では、第一回定例会において議員提案されました、「熊本市路上喫煙及びポイ捨ての禁止等に関する条例」の施行に向け、路上喫煙等を防止するための指導員雇用経費、及び広報啓発経費などを計上しております。
 また、東部環境工場の基幹的整備経費につきましては、第一回定例会に契約議案を提案しましたものの、契約予定業者からの辞退を受け、議案の撤回をした経緯がございます。平成十九年度当初予算として十億円を計上しておりましたが、本年度当初からの工事執行ができなくなったことに伴いまして、今回、新たな改修計画に基づき三億円余を減額した上で、債務負担行為を設定しております。
 次に、経済部門でございます。熊本城復元整備への一口城主としての寄附金募集は、三月末で終了いたしましたが、最終的に十二億円を超える浄財をいただいたところでございます。今回、一月から三月までの寄附金を基金に積み立てた上で一般会計に繰り入れますとともに、市債を減額しております。
 また、県福岡事務所への派遣職員にかかる賃貸住宅所有者に対する和解金も計上しております。
 次に、都市建設部門では、現在、民間バス事業者が公共交通利用促進のために、国土交通省の補助金を活用したパークアンドライド用駐車場などの整備を進めていますが、本市も国と協調し、国と同額を助成する経費を計上しております。
 最後に、教育部門でございます。学校図書を活用した授業支援や子どもの読書活動の推進を図る、学校図書館支援センター推進事業における、巡回指導員の学校派遣などの分野は、これまで国において実施されておりました。今般、本市が推進地域の指定を受け、全額国委託での実施となりましたので、その所要経費を計上いたしております。
 以上が、補正予算の歳出の説明でありますが、これを賄う財源として、それぞれの歳出に見合う特定財源及び繰越金を充当いたしております。
 最後に、条例議案でございますが、まず、「熊本市民会館条例」の一部改正について、御説明申し上げます。
 この条例は、現在大規模改修工事を進めており、本年八月一日にリニューアルオープン予定の熊本市民会館につきまして、施設の位置づけを、本市の文化芸術の振興を図り、地域経済の活性化に資するものと明記しますとともに、使用料を改定するため、所要の改正を行うものであります。
 次に、「熊本市軌道条例」および「熊本市自動車運送条例」の一部改正についてでございますが、市電につきまして、昨年十月から十二月までの三ヶ月間試行いたしました百五十円均一運賃制を本格実施するとともに、市電と市バスで共通利用が可能な、夏休み子ども定期券「ひごっこサマーパス」と二日乗車券の発売を新たに開始するため、所要の改正を行うものであります。
 その他の議案につきましては末尾に簡単な理由を付しておきましたので御説明を省かせていただきます。
 何とぞ、慎重に御審議のうえ御賛同いただきますよう、お願い申し上げます。

このページに関する
お問い合わせは
財政局 財務部 財政課
電話:096-328-2085096-328-2085
ファックス:096-324-1713
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