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八雲とセツが見た熊本の風景

熊本での暮らしや、日々、目にする景色からインスピレーションを得て生み出された作品もあります。
本を読んでゆかりの地を訪ねると、一層楽しめます。

①小泉八雲熊本旧居(熊本市指定有形文化財)
熊本に来て、最初に住んだ家です。この家を借りるにあたって、ハーンは特別に注文して神棚を設けました。毎朝、神棚に拍(かしわ)手(で)を打って拝礼し、人力車で学校に通うほど日本の心を深く愛していたそうです。
日本を世界に紹介した『知られぬ日本の面影』『東の国から』などの著書は熊本での生活から生み出されたものです。

■住所/熊本市中央区安政町2-6
■問い合わせ/電話:096-328-2740(文化財課)
■利用時間/午前9時半〜午後4時半
■定休日/月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日〜1月3日 
※イベントに伴い、10月29日(水)、30日(木)、11月6日(木)は臨時休館。
※イベント期間中は、一般入場をお断りすることがあります。
■入館料/大人・高校生200円、小・中学生100円、未就学児無料(本市在住の小・中学生、65歳以上の方は無料)

②小峯墓地の石仏 ③五高記念館
 
熊本大学の裏、立田山の登り口にある小峯墓地に、ひっそりとたたずむ地蔵を八雲はとても気に入り、授業の合間やセツとの散歩でよく訪れていたそうです。『石仏』(『東の国から』所収)の舞台とされています。近くには、教鞭をとった第五高等中学校(現在の熊本大学の前身校)の校舎「五高記念館(国の重要文化財)」があります。

④本妙寺
『願望成就』(『東の国から』所収)に登場する本妙
寺は、日清戦争前夜、加藤清正のご加護により「本
妙寺にお参りすると弾に当たらない」と信じられ、多
くの軍人が参詣していました。

⑤上熊本駅
日本人の心をとらえた作品『停車場にて』(『心』
所収)の舞台です。実際に起きた巡査殺しの事件
をもとに、福岡の刑務所から護送されてきた殺人
犯と、殺された巡査の妻子が対面したのが池田駅
(現在の上熊本駅)とされています。

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この情報に関するお問い合わせ先
文化財課
電話:096-328-2740
FAX:096-324-4002