今回は、西区河内町に位置する標高665.2mの金峰山を紹介します。
熊本市内のほとんどの場所からその姿を望むことができ広く市民に親しまれています。古くは「飽田山」と呼ばれていましたが、平安時代に蔵王権現をまつってからは金峰山(きんぼうざん)と呼ぶようになったとのことです。(きんぽうざんと呼ぶ人もいます)
金峰山一帯は、金峰山県立自然公園に指定され登山道も整備されており、「さるすべり」といわれる岩がごろごろとした急斜面を一気に上るコースや、「さるすべり」を迂回しながらゆるやかな遊歩道を歩くコースがあります。また「さるすべり」と反対側の北斜面にも登山道があり、登山口には江戸時代の仁王像と大正時代に再建された石の鳥居が建っています。
山頂の展望台からは東に阿蘇、西に雲仙が見渡され、また熊本市内の夜景も一望することができます。