赤ちゃんがあまり食べてくれなかったり、用意した以上に欲しがっていたりすると、離乳食が足りているか不安になりますね。食事量が今の量でちょうどよいかは、成長曲線で確認してみましょう。
親子健康手帳に身長・体重の成長の目安をグラフにした「成長曲線」があります。身長や体重などを測定したときには、このグラフにポイントして、それぞれの曲線に沿って伸びているかを確認しましょう。
やせ傾向や肥満傾向の場合は、母乳やミルク、食事量、運動量などを振り返ってみましょう。
赤ちゃんも元気で、順調に成長しているなら、月齢の目安量と赤ちゃんが食べている量に差があっても大丈夫です。
生後7~8か月ごろになると、それまでたくさん離乳食を食べていた赤ちゃんが急に食べなくなることがあります。この頃は、さまざまなことに興味が出て、食事中に気が散ることがあります。初期(1回食)に比べ、食べられる食材も徐々に増えてきます。新しい食品や季節の食品を取り入れ、離乳食に変化をつけてみましょう。昆布とかつお節でとっただしや、粉ミルクを溶かして、味に変化をつけてみましょう。まだまだ味つけは薄味ですが、少し(1滴程度)なら調味料を使うこともできます。偏食やむら食いが始まる時期ですが、赤ちゃんが元気であれば心配いりません。あせらず無理強いせず、見守りましょう。
さまざまなベビーフードが市販されていますね。手軽に用意でき外出のときや、時間のないとき、メニューを1品増やしたいときなどに便利です。足りない栄養は手作りのもので補うなどして、栄養バランスに気をつけましょう。子どもに与える前に一口食べてみて、味や固さを確認しましょう。ベビーフードの食材の大きさ、固さ、とろみなどは離乳食を手作りする際の参考になります。また、ベビーフードは開封後すぐに与えましょう。食べ残しや開封後時間が経過したものは与えないようにします。
卵黄は離乳初期から食べられる食品ですが、アレルギーが心配でなかなか与えることができない方も多いかもしれません。まずは1さじからチャレンジしてみましょう。卵に限らず、初めて与える食品は、1日離乳食用スプーン1さじ、1種類と決め、赤ちゃんの様子を見てください。口の周りが赤くなったり、症状が出る場合は、その食品は1度ストップします。症状が出ない場合は、離乳食の献立に入れて徐々に量を増やしていきましょう。固ゆでの卵黄が1個食べられるようになったら、全卵を与えてみます。皮膚症状などが出たら、かかりつけ医に相談して離乳食をすすめましょう。
熊本市の公式YouTubeチャンネルでも、離乳食動画「卵のはじめ方」をアップしています。
動画はこちらから↓↓↓
Let's離乳食クッキング 動画を追加しました!!
★その他、離乳食について心配なこと、不安なことなどありましたら、お気軽に区役所保健子ども課 栄養士までご相談ください。