2023年11月回答 |
稲作は、我が国の農業の中心的役割を担う一方で、国民一人あたりの米の消費量は昭和37年以降、減少傾向が続いていることから、本市におきましても、米の消費拡大は重要な課題として認識しております。 こども達の農業や食料の大切さを学ぶ機会について、本市では、小学校3年生の「ものを作る仕事」の学習の中で、多くの学校が「農家」の仕事を選択し、教室での授業や収穫体験、選果場の見学など、校外学習を実施しております他、小学校5年生の「農林水産業」の学習の中では稲作の取扱いを必修としており、その学習効果を高めるために、地域の農業者やJA指導員に協力いただきながら、校内に作った学校田や校区内にお借りした農地で、米づくり体験を実施している学校もあります。 また、中学校では、世界や日本それぞれの地域で、特色ある農業が営まれ、社会や文化の基盤になっていることを学習するだけではなく、総合的な学習の時間や特別支援学級における自立活動の時間等にも、野菜の栽培・収穫を行うなど、農業の大切さや喜びを味わう機会を設けております。さらには、地産地消を推進する取組としまして、熊本市産品を活用した給食献立を提供する「ひごまるデー」を毎月設定するなど、様々な視点から農業を学べるよう取り組んでおります。 これからも、こういったこども達の学ぶ機会の充実に加え、地産地消フェアの開催等を通じて農産物の消費拡大を推進するとともに、幅広い方々に農業への理解を深めていただけるよう、パンフレットやSNS等の多様な広報媒体を活用した情報発信に努めてまいります。
【担当 農業政策課 096-328-2403、熊本市教育センター 096-245-6310】 |
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