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市政へのご意見・ご提案(市民の声)

 街路樹の剪定について

  登録されている分類 [ 維持管理 ]
2023年11月受付
 川沿いの銀杏並木が、10月中旬に剪定され、さらに、その近所のモミジバフウの街路樹も同じ時期に剪定されました。
 銀杏はほとんどバッサリと枝を落とされています。
 言うまでもなく、銀杏にせよモミジバフウにせよ、これから葉が色づき、年に一度の見事な姿を見せる、その直前の剪定でした。
 私には、これから色づき見事な姿を見せる樹々を剪定するという感覚が分かりません。
 歩行者や自転車等が転倒してけがをする前に、安全第一の観点から剪定するという理由も聞きました。
 街路樹は、その土地の文化の成熟度を測る、ものさしの一つです。
 銀杏もモミジバフウも見事に黄(紅)葉する木です。そして、言うまでもなく、銀杏は熊本市の木でもあります。
 街路樹の存在を好ましく感じている立場からの意見として手紙を出しました。
 

 回答致します

2024年1月回答
 川沿いのイチョウ及び主要地方道熊本玉名線沿いのモミジバフウの剪定状況について、市木であるイチョウの紅葉が本市の自然豊かな都市・美しい街並みの創出に寄与しており、その景観の大切さや重要性は十分に認識しているものの、一方で、近隣住民の皆様から剪定に関する強いご要望をいただいている事も事実であること、加えて、毎日の落ち葉清掃に苦労されている方や私有地内へ落ち葉が入ってくることを不快に思われる方、落葉前に剪定ができない場合は、毎日の落ち葉清掃を強く求められる方など、様々なご意見が日々寄せられており、対応に苦慮している現状にあります。
 また、今回、当該箇所の剪定を行った理由については、近隣住民からの要望だけでなく、樹木枝が車道や歩道上に張り出し通行に支障をきたしていたこと、特に坪井川沿いにおいては歩道が狭いことから、落ち葉による自転車の転倒事故が発生している状況などを踏まえ、紅葉前ではありましたが実施しました。
 熊本城が銀杏城と呼ばれるように、街路樹から創出される美しい街並みは本市文化の成熟度を測るものさしであり、四季折々の姿を愛する市民であって欲しいとのご意見については、重要であると考えております。さらに、維持管理を優先するだけでなく、樹木本来の姿を尊重するための管理方法の研究や剪定技術の向上、市民の皆様に共感いただけるような協働関係の構築が必要であることをあらためて認識しました。
 これからの街路樹の維持・管理については、あらためて目指すべき本市の将来像を思い描きながら、緑の質の向上と良好な都市空間の創出に向け、努めてまいります。

【担当 中央区土木センター維持課 096-355-2940 】

  担当課
政策局 秘書部 広聴課
096-328-2075
kouchou@city.kumamoto.lg.jp