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市政へのご意見・ご提案(市民の声)

 水源の森づくりボランティア育成講座に関連したアイディアについて

  登録されている分類 [ 地球環境、エネルギー、環境保全 ]
2024年6月受付
 水源の森づくりボランティア育成講座について、とても良い取組だなと思ってホームページを拝見しました。
 また、水源の森だけでなく、併せて里山の森づくりにも力を入れていただきたいと考えています。
 なお、他のアイディアも、ご提案させてください。
 私が住む地区では、稲作をする人間が少なくなり、耕作放棄地が増えています。
 素人考えですが、そのような水田に、稲は植えなくても、湛水だけするような取組は出来ないでしょうか。
 そうすれば森と同じで、水源かん養の役割を果たせないのでしょうか。
 また、稲作の学習の場として提供する等、色々と活用出来ませんか。
 せっかくの資源が未活用なのは、とても残念です。

 回答致します

2024年7月回答
 本市を含む熊本地域11市町村では、一つの大きな地下水盆を共有していることから、市域を超えた住民・事業者・行政の協働によって地下水の保全に取り組んでおりまして、その11市町村の中でも、本市は、熊本地域における地下水の最大の受益者であり、地下水かん養対策に積極的に取り組んでまいりました。
 具体的には、平成元年度から水源かん養整備事業を開始し、森林の持つ多面的機能のうち「水源かん養機能」に着目し、市域外である白川・緑川等の上流域において、関係町村と連携して森林整備に取り組んでおります。
 また、平成16年度からは白川中流域水田湛水事業を開始し、熊本地域で最も地下への浸透能力が高い地域である大津町・菊陽町等の白川中流域の水田において、営農の一環で農閑期に湛水を実施する協力農家の皆様に対し、本市の地下水かん養のための助成金を交付する取組を行っております。
 今回ご意見をいただきました里山の森づくりにつきましては、地域やNPO法人などを中心に、市民の皆様との協働による里山林の保全や活用を進めているところでございまして、ご提案の耕作放棄地の活用につきましても、全国で耕作放棄地の増加が課題となっており、本市もその解消に取り組んでいるところですが、耕作放棄地は、農地法等の法令に基づく農地である以上、営農を目的として再生することが前提となっております。
 そのため、本市におきましては、農家のマッチングや営農定着に対する支援によって、市内の農地の保全に努めておりまして、この農地保全の取組により、農地の多面的機能の一つである「地下水かん養機能」も発揮されることを期待しております。

【担当 水保全課 096-328-2436】

  担当課
政策局 秘書部 広聴課
096-328-2075
kouchou@city.kumamoto.lg.jp