2024年8月回答 |
バスや電鉄電車の運賃決済手段の変更につきましては、交通事業者が使用する全国交通系ICカードの読取機器の保守期限が令和6度末をもって満了となりますことから、今後どのような決済手段に対応する機器を導入すべきかについて、ここ数年にわたり、交通事業者を中心に検討が行われてきたという経緯がございます。 検討にあたっては、アンケート等による市民の皆様からのご意見聴取をはじめ、本市や県など関係団体との意見交換も実施されております。 さらに、ご利用いただく皆様の利便性を確保するために、国内外における運賃決済手段の普及状況、本市を運行するバス等における決済手段の利用状況、機器更新にかかる費用、今後増加が見込まれるインバウンドへの対応等を総合的に勘案した結果として、新たなクレジットカードのタッチ決済や、くまモンのICカードの読取に対応する機器が導入されることとなりました。 「くまモンのICカード」が継続利用できることになった理由につきましては、本市の市域内を運行する路線バスや電鉄電車において、半数以上の乗客がくまモンのICカードを利用されており、ご高齢の方や障がいをお持ちの方に向けた運賃割引制度である「おでかけICカード」や、本市内の路線バス事業者5社による「共通定期券」のような独自のサービスにも対応していることから、継続利用の必要性が高い決済手段であると判断されたものでございます。 また、新たに導入されるクレジットカードのタッチ決済につきましては、運賃の支払いにご活用いただきますと、移動から買い物まで1枚のカードで完結できるようになります。さらに、柔軟な料金設定も可能であり、全国でも多くの公共交通機関において普及が進んでいる状況に加え、今後増加が見込まれるインバウンド対応にも有効であることから、今後の利便性向上が期待される決済手段であると考えております。 本市といたしましては、引き続き、交通事業者等の関係者と連携し、市民の皆様のみならず、市外からお見えになる方々に対しても、新しい決済手段について丁寧に周知を行うとともに、公共交通の利用促進策の実施等を通じて、誰もが安心して利用しやすい公共交通の構築に努めてまいります。
【担当 交通企画課 096-328-2510】 【担当 交通局 総務課 096-361-5211】 |
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