総合トップへ
ホーム  >   市民の皆様の声   >   市民の声一覧   >  市民の声詳細

市政へのご意見・ご提案(市民の声)

 小学校の部活動廃止に伴う問題について

  登録されている分類 [ 部活動 ]
2024年7月受付
 近年、小学校主体の運動系の部活動がなくなっています。そうなると、こどもにスポーツをさせる機会が失われるので、親としてはクラブチームに入れるという選択肢が出てきます。それに伴い、以下の問題点について検討いただければと思います。
@経験格差
 小学生の頃からスポーツをさせるとなると、クラブチームや習い事をさせることになります。それらは、小学校の部活動よりも金額的に高額となり、親の経済状況によって、小さいうちから経験格差が生まれることになります。よって、部活動では見出されていた能力も、今後は見出されなくなり、スポーツレベルの低下が懸念されます。そこで、経済状況に左右されずに小さい頃からスポーツの経験ができるように、自治体からスポーツを習わせる家庭に対して、補助ができないかという提案です。
Aグラウンド整備
 小学校のグラウンドを借りてサッカー教室をしているクラブチームにこどもを通わせています。普段は小学校の保護者用の駐車スペースとなることもあるグラウンドの一部が、サッカー教室へ送迎する親の車を停める駐車場として使用されている状況です。その場所は、水はけが悪く地面がでこぼこしており、オフロードのようになっています。クラブチームから小学校に申し入れしても、一旦は対処していただきましたが、これ以上の対応は無理ということで、現状、変わりなしです。熊本市として、グラウンド整備の対応はできないのでしょうか。このままだと、グラウンドがもっとひどい状態になり、こどもがつまずいたりする可能性もあります。
 以上、ご検討をお願いします。

 回答致します

2024年9月回答
 まず、小学校の運動部活動については、国においては平成25年(2013年)に、熊本県では平成27年(2015年)に社会体育移行に関する方向性が示されました。本市では、平成31年(2019年)4月から多くの部活動が社会体育へと移行しましたが、児童が多くの種類の運動に親しみ、運動の習慣化を図るために、原則として各学校に「総合運動部」が設置され、体育時間の充実や外遊びの奨励などとあわせて、児童の運動機会の確保が推進されています。
 今回ご提案いただきました個人に対する金銭的な支援の実施は難しいものの、本市では、多くの部活動を受け入れていただいた「総合型地域スポーツクラブ」に対し、小中学生の施設使用料の減免や優先予約など、さまざまな支援を行っております。
 また、総合型地域スポーツクラブでは、こどもから大人まで全ての世代において、民間のスポーツクラブより比較的安価な会費でスポーツ活動を行っていただくことができます。
 したがいまして、本市といたしましては、引き続き、総合型地域スポーツクラブや校区体育・スポーツ協会等への支援を通して、こどもたちが身近にスポーツを楽しめる環境の確保に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、小学校の運動場につきましては、こどもたちの体育の授業や部活動等に使用することを目的として整備されております。
 ご指摘のとおり、運動場に車両を乗り入れることにより、多数の轍による安全面の低下や事故の恐れもあることから、原則として、車両の乗り入れはご遠慮いただいているところですが、運動場の整備につきましては、今後も、こどもたちが安心・安全な学校生活を送ることができますよう対応してまいりたいと考えております。

【担当 スポーツ振興課 096-328-2724】
【担当 教育委員会事務局 学校施設課 096-328-2709】

  担当課
政策局 秘書部 広聴課
096-328-2075
kouchou@city.kumamoto.lg.jp