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市政へのご意見・ご提案(市民の声)

 シセンレッサーバンダの種の保存について

  登録されている分類 [ 動物公園 ]
2024年8月受付
 熊本市動植物園は2022年にマスタープランに基づき、シセンレッサーバンダのオスとメスを導入、待望の子「杏香」が誕生しています。
 熊本市動植物園が保持する貴重な情報とノウハウを他園へ伝承すると同時に、繁殖基地として全国の動物園の模範となりリーダーとなる事が、国内の悲惨な状況を改善出来る可能性の最も高い施策です。
 市政へ種の保存に関する施策を、具体的に盛り込んでいただく事を希望します。

 回答致します

2024年9月回答
 本市では、生物の保全・繁殖に取り組むための指針として「熊本市動植物園コレクションプラン」を令和5年11月に策定し、動植物園の役割のひとつである「種の保存」に取り組んでおり、シセンレッサーパンダやチンパンジーなどの多くの生物の飼育下繁殖に成功しているところです。
 特に、シセンレッサーパンダについては、わずか飼育一年での繁殖に成功したとして、日本動物園水族館協会が主催するレッサーパンダの専門会議や京都大学野生動物研究センター等の大学関係機関において、本市の繁殖に関する取り組みを発表し、加えて、本市の飼育・繁殖に関する写真やデータを取りまとめた機関誌を作成し、飼育・繁殖の取り組みの参考として、日本動物園水族館協会に所属している国内の各園へ配布しているところです。
 近年は、他園館からの問い合わせや視察も多く、その際には、本市がこれまでに得た知見や情報を提供しているところであり、今後、更に国内のシセンレッサーパンダの飼育繁殖の推進に寄与できるよう、得られた知見や情報について様々な機会や媒体を通じて広く情報発信を行っていきたいと考えております。
 一方で、シセンレッサーパンダについては、わずか飼育1年での繁殖に成功したものの、飼育経験年数としては短く知見が浅いため、飼育・繁殖に関しては、日本動物園水族館協会作成のハンドブックやヨーロッパ動物園・水族館協会作成の飼育管理指針を参考に、それに加えて、本市動植物園で得られた日々のデータを集積し、その検証を重ねながら、飼育・繁殖に取り組んでいるところです。また、シセンレッサーパンダの更なる繁殖に向けた施設整備を予定しており、今後も必要な学術予算を確保しながら、繁殖の拠点と言っていただけるような動植物園を目指してまいります。

【担当 動植物園 096-368-4416】

  担当課
政策局 秘書部 広聴課
096-328-2075
kouchou@city.kumamoto.lg.jp