2024年11月回答 |
LRTについてですが、LRTとは「低床式車両(LRV)の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、定時性、速達性、快適性などの面で優れた特徴を有する軌道系交通システム」とされており、本市においても、乗降口の段差解消など利用者に配慮した超低床車両(LRV)や、多量編成車両の導入、電停のバリアフリー改良など、市電のLRT化を進めているところでございます。 さらに、本市では「誰もが安心して移動できる持続可能な公共交通」という将来像を掲げ、公共交通の利用者増や交通事業者の経営効率化等に向け、行政と交通事業者が連携して取組を進めており、その中で、公共交通の骨格となる基幹公共交通の強化策の一つとして、定時性・速達性・大量輸送力に優れた市電の延伸を検討しているところでございます。 次に、市民病院までの延伸ルートに関してですが、今回の延伸計画は平成27年からルート選定の検討を始めており、現在計画を進めている(仮称)東町線のルートは、市民病院が現在の位置に再建される前から延伸ルートの候補として検討されてきました。病院の移転により更に事業効果は高まりますとともに、計画沿線には公共施設が多く、また、集合住宅など居住者も多いため、自動車から市電への転換効果が期待できるものと考えております。 今後も市電の延伸にかかる事業経費につきましては、できうる限り軽減する努力を行うとともに、同時に市電のLRT化についても継続して取り組んでまいりますほか、安全運転の徹底、基幹公共交通の利便性向上や、バス路線網の再編など、様々な取組を全市的に展開し、自家用車から公共交通への転換を促進することで、渋滞解消や「誰もが安心して移動できる持続可能な公共交通」の実現を目指してまいりたいと考えております。
【担当 移動円滑推進課 096-328-2522】 |
|