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市政へのご意見・ご提案(市民の声)

 浜線健康パークの南側にある貯水池等関連の要望について

  登録されている分類 [ 河川整備、河川の維持管理 ]
2025年9月受付
 8月10日未明からの大雨により、浜線健康パークの南側にある貯水池が上限を超えて周辺の道路が冠水する事態となりました。
 また、重ねて天明新川も増水し、浜線健康パークの第2駐車場が冠水し、貯水池からの水と天明新川からの水が重なり、周辺一帯が一時的ではありますが通行困難な状況になりました。
 これにより、地域の災害避難場所である浜線健康パークの南側の入口周辺も冠水し、避難所への進入路の通行が危険な状況になりました。線状降水帯の活動があと数時間続けば更に被害が酷かったと推測されます。
 更に、浜線健康パークの南側の道路は街灯がなく非常に暗いため、大雨時の暗闇では避難が危険と思われます。

 以上を踏まえて、今後の大雨時の地域の安全対策として以下の要望をお伝えします。
1、浜線健康パーク南側道路の街灯の設置。
2、浜線健康パークの南側の進入路の災害時の安全性の確保。
3、貯水池の貯水量の嵩上げ(壁面を上げるか底を掘るか)。
4、貯水池周辺の水路の壁を高くして周辺道路の冠水防止対策。
5、天明新川の河川改修の実施時期を明確にし、早く改修を進めてほしい。

 回答致します

2025年10月回答
 まず、1点目、「浜線健康パーク南側道路への街灯の設置」につきましては、本市では、道路照明灯の設置にあたっては交通量が多く規模の大きな幹線道路や、階段状の市道など夜間の交通安全上、特に危険と判断される箇所等を対象としておりまして、要望箇所のような生活道路等につきましては、原則として設置対象外としておりますことから、設置は難しい状況でございます。しかしながら、生活道路等における夜間の安全確保につきましては、地域の防犯活動の一環として、地元自治会等により防犯灯が設置されておりますので、お住まいの町内自治会へのご相談をご検討いただければと存じます。
 次に、2点目から4点目、「浜線健康パーク南側道路の進入路の災害時の安全性確保」、「貯水池の貯水量の嵩上げ」、「貯水池周辺の水路の壁を高くすることによる周辺道路の冠水防止対策」につきましては、いずれも地域の安全確保に向けた重要なご提案であると認識しております。
 先般の記録的な降雨では、線状降水帯による局地的かつ集中的な豪雨により想定を超える雨量が観測され、市域全体で冠水・浸水の被害が確認されており、広範な影響が生じております。当該地域においても、流域全体の水位上昇や農業用水の影響など、複合的な要因が重なった結果として排水が滞り、冠水が発生したものと考えられます。
 本市では、気候変動や都市化による浸水リスクの高まりを受けて、「熊本市下水道浸水対策計画2023」を策定し、令和6年度から令和13年度までの8年間、ハード・ソフト両面から対策を進めております。この計画では、浸水履歴や地形などを踏まえて重点地区を設定し、優先順位を付けながら、効果的な整備を段階的に実施しているところでございます。
 最後に、5点目、「天明新川の河川改修の実施時期を明確にし、早く改修を」とのご意見につきましては、現在、広域的な治水対策の一環として、旧天明新川の改修を実施しております。具体的には、平成24年に平野川合流点から田井島1丁目(ゆめタウン浜線付近)までの延長約7.5キロメートルの区間を準用河川として指定し、現時点では、御幸木部町において河川工事を進めているところでございます。河川工事については、氾濫等の危険性を考慮し、下流側から順次施工することとしております。ご要望いただいている箇所の整備実施につきましては、今しばらくお時間をいただくこととなりますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 今後も、地域の安全性向上に向け、さまざまな取組を進めてまいります。

【担当 南区土木センター維持課 096-357-4878】 
【担当 河川課 096-328-2571】

  担当課
政策局 秘書部 広聴課
096-328-2075
kouchou@city.kumamoto.lg.jp