| 2025年10月回答 |
坪井ポンプ場につきましては、下水道の送水施設であり、周辺地域の下水(汚水及び雨水)を中部浄化センターへ送る役割を担っております。水中ポンプを3台設置し、入ってきた下水の量に応じて常時自動で稼働(最大3台同時稼働)しており、天候に関係なく下水を中部浄化センターへ送水しております。雨量が多くなり送水能力を超える場合には、一部を自然流下によって坪井川へ排出する構造となっております。 今回の記録的大雨当時の状況としましては、8月11日午前2時頃、坪井ポンプ場の屋外に設置してある受電設備(電力会社から電気を受け取る機器)が、ポンプ場周辺の冠水によって浸水し損傷した結果として、ポンプが停止したと考えております。 担当職員が現場確認に向かいましたが、ポンプ場付近一帯が冠水していたため、施設にはたどり着けませんでした。そのため、ポンプ場付近の水が引いてから職員が施設の点検を行い、11日午後4時頃にポンプの運転を再開し、8月26日まで仮設の発電機で運転を行っておりましたが、現在は修繕が完了し復旧しております。 坪井ポンプ場は、前述のように雨天時を含めてポンプは自動で稼働するようにしております。また、これらが正常に機能するように計画的に点検を行っておりまして、8月8日に実施した点検でも正常に機能しておりました。 ポンプ場が被災したことにつきましては、近日中に外部有識者等からなる検証委員会を立ち上げ、ポンプがどのように機能し、あるいは機能しなかったのか、そしてそれが水害にどの程度影響したのか等について検証してまいります。 また、水没被害を受けた車両台数につきましては、レッカー移動件数や、車の被害にあわれた方へ車両を無償でお貸ししております「災害サポート・レンタカー」の申込件数、9月12日から開始しました公共交通無料券・タクシー割引券の交付件数等を踏まえ、本市としても被害の全体像を調査してまいりたいと考えております。
【担当 上下水道局 水再生課 096-381-6340】 【担当 政策企画課 096-328-2035】 |
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