家の外は、猫にとって危険がいっぱいです。交通事故にあったり、けがをしたり、病気になったりします。また、迷子になって家に帰れなくなることもあります。また、あちこちで糞尿をしたり、他人の物を傷つけたりして、ご近所でトラブルが発生してしまいます。こういったことを防ぐために、外には出さず、屋内で飼育してください。次のような環境が整っていれば、猫は外に出なくても大丈夫です。
○清潔なえさや水:毎日、えさと水をかえてあげましょう。
○トイレ:屋内にトイレを設置しましょう。
○安心して過ごせる場所:隠れる場所や安心して眠れる場所を準備してあげましょう。
○上下運動できる環境:キャットタワーや棚など、上下運動ができるものを置いてあげましょう。
猫は半年くらいで妊娠できるようになります。1回に4~5頭、1年に2~3回子猫を産みます。猫は発情中に交尾すると、必ず妊娠してしまうため、不妊去勢手術をせずに放置していると、1年後には20頭以上、2年後には80頭以上、3年後には2,000頭以上にまで増えてしまいます。
不妊去勢手術をすると、
○望まない妊娠がなくなります。
○生殖器(卵巣や子宮、精巣など)が原因で起こる病気の予防になります。
○発情期特有の困った行動(大きな鳴き声、外に出たがるなど)がなくなります。
×肥満になりやすくなりますが、適切なえさの管理と運動で防ぐことができます。
屋内で飼育していても、災害やなんらかのきっかけで、飼い猫が外に出てしまうことがあります。そういった場合でも、飼い主の連絡先を書いた迷子札を着けておくと、飼い主の元に帰ることができます。首輪に直接連絡先を書いておいてもいいです。迷子札は、飼い猫の命綱になりますので、できるだけつけてあげましょう。また、首輪が外れてしまうこともありますので、マイクロチップを入れてあげてもいいでしょう。