託麻三山 神園山・小山山・戸島山散策マップ~史跡をめぐる~
東区役所では、託麻三山にある史跡を学びながら散策できるよう、「託麻三山 神園山・小山山・戸島山散策マップ」を作成しました。
【託麻三山とは】
熊本市の東部、託麻地区に位置する「神園山」「小山山」「戸島山」の3つの山を総称して「託麻三山」と呼んでいます。
肥後台地の単調さを破って島状に分布するこれらの丘陵群は、託麻台地が形成される以前の非常に古い中世白亜紀(約1億年前)にできたとされる残丘です。
託麻三山の山麓では、3万年をさかのぼる旧石器時代の人々の活動の痕跡が見つかっています。縄文時代以降もたくさんの集落が形成され、水と緑に恵まれた山麓はやがて人々の生活と密接につながった里山となり、その営みから生まれた祭りや行事は地域の人々の手によって現在も伝承され、数多くの史跡も残しています。
※マップは、東区役所や託麻まちづくりセンターで配布を行なっておりますが、 以下のPDFからダウンロードもできます。
神園コース
神園山の標高は183メートルです。神園山はかつては、華園山(はなぞのやま)と呼ばれていました。「華園」は長嶺の最初字名(あざめい)であり、神園山の大部分が華園でした。明治の中期以降、字名の華園から小村(集落)名の神園をとって神園山と呼ばれるようになったと考えられています。中世には山頂の尾根筋に長嶺城(神園コースおすすめポイント!6⃣参照)が築城され、今も城床や堀切・土塁などが残っています。熊本県民総合運動公園から3本の散策路が整備されており、西側からは展望台まで車で行くことができます。託麻商工会の手によって桜が植樹され、桜並木ができています。
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小山コース
小山山は託麻三山のうち一番高い山で、標高189.6メートルです。小山は「御山」の意で山の尊称と考えられています。かつては小山城があったとされ、城床や堀切などの遺構が残っています。(小山コースおすすめポイント!7⃣小山城址参照)東麓には石の本遺跡(神園コース(1)参照)があります。
遊歩道は小山諏訪神社の北の県道鳥越峠より水道局配水池~小山山城跡(山頂)~三の岳展望所~陸上競技場~平山石の本までと東西に縦断する道路が完成しています。
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