「プラスチック製容器包装」の分別収集について
容器包装リサイクル法に基づくリサイクルを実施するために、平成22年10月1日から週1回の「プラスチック製容器包装の日」を設けて分別収集しています。
※植木地区は、これまでどおりです。
「プラスチック製容器包装」とは?
食料品や日用品などの商品を買ったときに使われているプラスチック製の入れ物(容器)や包み(包装)のことです。
すなわち、中身(商品)を使った後にはごみとなってしまう物です。
プラスチック製容器包装には、その表面に1か所以上、右のような識別マークが印刷されていたり刻印されています。
「プラスチック製容器包装」の分別収集・リサイクルの目的と効果は?
1 プラスチック製容器包装をリサイクルすることにより、原料である石油の消費量を抑制する(天然資源の保全)
2 プラスチック製容器包装を焼却処理しないことにより、環境工場から発生するCO2の量を削減する(地球温暖化の防止)
⇒ 年間約12,000トンのCO2発生を削減できる見込みです
3 リサイクルできるものは可能な限りリサイクルすることにより、ごみを減量し、リサイクル率を向上させる(循環型社会の構築)
⇒ 家庭ごみの3%減量とリサイクル率の2.5%向上につながる見込みです
分別収集する「プラスチック製容器包装」は?
「プラ」の識別マークが付いている物のうち、次の6種類を分別の対象とします。
【カップ類】
カップ麺、プリン・ヨーグルト・ゼリー・アイス、コーヒー用のミルクやシロップなどが入っていたプラスチック製のカップ容器
※カップ麺の紙製のふたは、燃やすごみです。
【袋類】
パン・サンドイッチ、米、野菜、お菓子、冷凍食品、インスタント食品などが入っていたプラスチック製の袋容器、(不要になった)レジ袋
【ボトル類】
シャンプーやリンス、洗濯用洗剤や柔軟剤、台所用洗剤や漂白剤、ソース、ドレッシング、乳酸菌飲料などが入っていたプラスチック製のボトル容器
【パック・トレイ類】
たまご、豆腐、弁当や惣菜、味噌、野菜やきのこ、果物、肉や魚などが入っていたプラスチック製のパックやトレイ容器
【緩衝材】
家電製品などの緩衝材(発泡スチロールなど)や野菜、果物などの保護ネット
※緩衝材(発泡スチロールなど)であっても、製品として購入した物やビーズクッション等は燃やすごみです。
【ふた、ラベルなど】
ペットボトルなどの容器のふたやラベル、タバコのフィルムなど(プラスチック製のもの)
「プラスチック製容器包装」の出し方は?
●週1回決められた曜日に出しましょう!
プラスチック製容器包装は、週1回、お住まいの校区(カレンダー)ごとに決められた曜日に収集します(ただし、原則として祝日や年末年始には収集しません)
「家庭ごみ・資源収集カレンダー」でプラスチック製容器包装の収集日を確認して出してください。
●透明(または半透明)の袋に入れて出しましょう。
プラスチック製容器包装は、市販の透明ごみ袋(45リットルまで)にプラスチック製容器包装をまとめて入れて、ごみステーションに出してください(有料指定袋を使う必要はありません)。
また、プラスチック製容器包装は、燃やすごみや紙を出しているごみステーションに出してください。
「プラスチック製容器包装」の分別の注意点
自治体が分別収集して選別したプラスチック製容器包装は、引取先である(公財)日本容器包装リサイクル協会によって、毎年、品質検査が行われています。
汚れたものや異物が多いなどの理由で検査の結果が悪かった場合、せっかく分別したプラスチック製容器包装が引き取りを拒否されてリサイクルできなくなってしまいます。
選別を円滑に実施して品質検査に合格するために、ご家庭での分別の際には次の3つの点にご注意ください。
●注意点1 汚れているものは出せません!
・汚れているものは、食器洗い時の残り水などを利用して洗って乾かしてから出してください。同じ袋に入っている他の容器を汚さない程度まで洗ってください。洗っても汚れが落ちない場合には「燃やすごみ」に出してください。
・汚れが落ちにくい練りワサビなどの「チューブ類」、レトルトカレーなどの「レトルトパック類」、「調味料の小袋」などは「プラ」マークが付いていても「燃やすごみ」の日に出しましょう!
●注意点2 プラスチック製の商品は出せません!
・プラスチック製で「商品」として販売されているものは、識別マークが付いていないため、プラスチック製容器包装の日には出せません。
例:ハンガー、文房具、洗面器、ポリバケツ、おもちゃ、マグカップ、CD・DVDやそのケースなど
●注意点3 二重袋はやめましょう!
・選別の妨げになりますので、プラスチック製容器包装は透明ごみ袋に直接入れてください。
二重袋(小さめのポリ袋などにプラスチック製容器包装を入れてから、その小さな袋を大きな透明ごみ袋に入れてステーションに出すやり方)は止めましょう!
●注意点4 注射器・注射針やリチウムイオン電池を含む電子機器などは絶対に出さないでください!(非常に危険です)
・発火の恐れのある電池類やライター、けがの恐れのあるカミソリや刃物類、感染の恐れのある注射器や注射針等の医療廃棄物は絶対に出さないでください。非常に危険です。特に、注射針については、選別作業員の針刺し事故が発生しており、また、リチウムイオン電池を含む電子機器については、リサイクル処理ラインが焼失する重大事故も発生しております。
※カミソリや刃物類は、丈夫な紙などに包んで「危険」と表示し、「埋立ごみ」の日に出してください。
※注射針については、通常の家庭ごみと一緒にごみステーションに出すことはできません。詳しくはこちら。
※使い捨てライターや乾電池は、「特定品目」の日に出してください。
※充電池やボタン型電池は、令和2年(2020年)7月から特定品目として収集を開始しました。(詳しくはこちらをご覧下さい。) 引き続き「回収協力店」(家電量販店)の店頭回収も実施しております。
「小型充電式電池リサイクルBOX」が設置してあるお店は、一般社団法人JBRCのホームページ(外部リンク)で検索してください。
「ボタン型電池回収協力店」は、一般社団法人電池工業会(外部リンク)で検索してください。
・電池の種類や注意点はこちら(外部リンク)
分別した資源物の処理は?
分別した資源物のリサイクルの過程やリサイクル商品などについてお知らせします。
■熊本市家庭ごみのリサイクル
分別した資源物のゆくえや熊本市のリサイクル予定を確認できます。(公益財団法人日本容器包装リサイクル協会のページへリンクします。)
■わたしのまちのリサイクル(外部リンク)
よくある質問
Q1.緩衝材の発泡スチロールなどで45リットルまでのごみ袋に入らないものは、割って入れてもよいのでしょうか?
A1.プラスチック製容器包装は、45リットルまでのごみ袋に入るように割ったり砕いたりしていただいて結構です。ただし、緩衝材(発泡スチロールなど)であっても、製品として購入した物やビーズクッション等は燃やすごみになります。
Q2.プラスチック製容器包装に、紙のシール(商品ラベルなど)が付いており、剥がせないのですがどうしたらよいでしょうか?
A2.プラスチック製容器包装に付いているシールなどは、できるだけ剥がしてから出していただきたいのですが、どうしても剥がせないものについては、そのまま出していただいて結構です。
Q3.透明なレジ袋にプラスチック製容器包装を入れて出してもいいのですか?
A3.透明・半透明で中身が見える袋であれば、レジ袋にプラスチック製容器包装を入れてごみステーション(収集場所)に出していただいても構いません。ただし、レジ袋などの小さな袋にプラスチック製容器包装を入れた上で、さらに大きな透明ごみ袋に入れてステーションに出すことはできません。(二重袋の禁止)。
Q4.風の強い日に、軽いプラスチック製容器包装を出してもよいのでしょうか?
A4.強風の日で、ごみステーションに出したプラスチック製容器包装が飛んでしまう恐れがある場合には、出し控えていただきますようお願いします。
Q5.なぜ容器包装だけが対象なのですか?プラスチック製品(商品)はリサイクルできないのですか?
A5.技術的には、容器包装であっても製品(商品)であっても、ほぼ同様の方法でリサイクルすることは可能です。
しかしながら、熊本市が実施するプラスチック製容器包装の分別収集・リサイクルは、容器包装リサイクル法の規定に基づき、指定法人に委託してリサイクルを実施する仕組みに従って処理することから、プラスチック製容器包装のみを対象としているところです。