アライグマは北アメリカを原産とする小型のほ乳類で、1970年代頃から飼育個体が逃亡するなどして日本国内での分布を拡大し、現在ではすべての都道府県で生息情報が得られています。
現在国内各地でアライグマによる農林水産業被害、生活環境被害、生態系被害が問題となっており、平成18年に外来生物法による特定外来生物*に指定され、国や自治体による防除が行われています。
○アライグマ
〔原産地〕北アメリカ
〔体の大きさ〕
・体長(頭から尾の付け根までの長さ)約60~100cm
・体重 約2~10kg
〔顔〕
目のまわりから頬にかけて黒いマスク様の模様がある
〔尾(しっぽ)〕
長いふさふさとした毛が密に生えており、特徴的なしま模様がある
〔生態〕
・森林、農耕地、住宅地など幅広い環境で生活できる
家屋や寺社の屋根裏なども良く利用する
写真提供:環境省
*特定外来生物 「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」に基づき、外来生物(海外起源の外来種)であっ て、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から環境大臣が指定した生物。
◇(参考)
特定外来生物について
もご参照ください。