このところ、狭い会場に人を集め、販売員が巧みな話術で場を盛り上げながら、「ハイ、ハイ」と手をあげさせるなどして、無料で日用品などを配り、冷静な判断ができない高揚した雰囲気の中で高額な商品を売りつける商法「SF商法(催眠商法)・ハイハイ学校」についての相談が寄せられています。
【相談事例】
団地に業者が個別訪問してきた。「近々店舗を出すので、宣伝で回っている」と団地横の通路に集まるよう誘われ、そこでティッシュなどの日用品を無料でもらった。その際「ここに午後○時に集まってください」と時間を書いた紙を手渡され、その時間に行くと「午後からは団地の一室を借りている」と言って部屋に案内された。健康についての話があり、話の合間に靴下などの日用品が多数無料で配られ、我を忘れて熱中してしまった。最後に30万円弱する敷マットが出てきて、病気が治る等と効能効果の説明があり、「本日は特別に値引きする」言われ、26万円で商品を契約してしまった。「支払金がない」と言うと金融機関について来て、即座に2万円を支払わされた。来月から2万円ずつ金融機関で振込むよう言われ、振込用紙を渡されている。今後のやり繰りを考えると、不安で夜も眠れない。クーリングオフをしたい。
無料で商品をもらえる等の誘いに乗って、安易に会場に近づかないことが第一です。会場に足を運んでしまうと、会場の雰囲気によって断りにくくなり、高額な商品を購入してしまう可能性があります。勧誘されてもその場ですぐに契約しないようにしましょう。
※お困りの際は、消費者センターまでご相談ください。
熊本市消費者センター 相談専用ダイヤル 096-353-2500(相談受付時間:平日 午前9時~午後5時)