計画の趣旨等
自殺は、さまざまな要因により心理的に追い詰められ、自殺以外の選択肢が考えられなくなったときに起こることが知られています。自殺の背景には、精神保健上の問題だけでなく、孤立や生活困窮、過労、育児・介護疲れ等、様々な社会的要因があります。本市では、これまで自殺対策に特化した計画はありませんでしたが、「第6次熊本地域保健医療計画」や「第2次健康くまもと21基本計画」において自殺対策に係る目標を掲げ、自殺者の減少に資する取組を行ってきました。
このたび、平成28年の自殺対策基本法の改正を受け、改めて全市をあげて自殺対策に取組むうえで地域の課題を整理し、今後の方針等を定めるため、本計画を策定しました。
今後はこの計画に基づき、誰も自殺に追い込まれることのない熊本市の実現に向け、市民の皆様や関係団体の方々と共に取組を進めてまいります。