書類の閲覧とは
建築基準法第93条の2では、建築物の売買にあたって、善意の買主が無確認建築物を購入することにより不測の損害を被ることを防止すると
ともに、建物を建てる際に起こりうる周辺とのトラブル防止や違反建築物の抑制等の観点から建築計画概要書等の閲覧制度(1971年1月1日
から施行)が定められています。
熊本市では同法施行規則第11条の3第3項の規定を受けて、熊本市建築基準法施行細則第35条において閲覧の場所及び閲覧に関する規則を
定めております。
建築計画概要書とは、建築確認申請の際に提出していただく書類で、建築計画の概略が記載された図書です。建築主・代理者・設計者・工
事監理者・工事施工者の氏名及び住所、地名地番、敷地面積、延べ面積・構造・高さ・階数等の建築物の概要、及び案内図(付近見取り図)、
配置図が記されています。(平面図・立面図・断面図などの詳しい内容は記載されていません。)
書類を閲覧するには
熊本市内の建築確認済証の交付を受けた建築物の建築計画概要書等を閲覧することができます。
【閲覧できる地域】
旧熊本市・旧飽託四町(北部・飽田・天明・河内)・旧富合町・旧城南町・旧植木町・政令指定都市制定(平成24年4月1日)以降の熊本市
【閲覧場所及び時間等】
閲覧場所:建築指導課(熊本市中央区手取本町1-1 熊本市役所本庁舎11階)
閲覧時間:午前9時から午後4時45分まで(昭和46年4月熊本市建築基準法施行細則第35条)
※日曜日、土曜日、国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日及び12月29日から翌年の1月3日までの日
(前述に掲げる日を除きます)は閲覧ができません。
【閲覧にあたって】
概要書等を閲覧するためには、原則、対象物件の特定が必要です。
お探しの建築計画概要書等を特定するために、事前に以下の必要な情報をお調べのうえ、お越しください。
下記の情報に基づいて窓口備え付けの索引簿又は、閲覧用端末にて、物件をお探しいただきます。
また、統計調査等のために閲覧をご希望の場合は、別途事前にご相談ください。
〈必要な情報〉
・建築確認年月日
・確認番号(法第89条の規定による、工事現場における確認の表示板等により確認できます。)
・建築当時の敷地の場所(地名地番)
・建築当時の建築主名(現在の所有者と異なる場合があります)
※上記の必要な情報が分からない場合
建築年月日・構造・階数、不動産登記法の規定による登記年月日や、工事完了年月日など、できるだけその建築物に
関する情報があれば、物件の特定がし易くなります。
【検索手段について】
(1)索引簿(閲覧端末上にある索引簿又は紙の索引簿)
確認年月日が昭和46年(1971年)1月1日から平成3年(1991年)3月31日まで
(ただし、旧飽託四町(北部・飽田・天明・河内)、旧富合町、旧城南町、旧植木町については、昭和46年(1971年)1月1日から合併まで)
(2)閲覧端末(地名地番等で地図上から特定する 等)
確認年月日が平成3年(1991年)4月1日以降
【他注意点】
・郵送及びFAX、メールでのやり取りは行っておりません。
・カメラ等での概要書等の撮影はできません。
・閲覧場所及び窓口は大変混雑しますので、時間に余裕をもってお越し下さい。
【建築計画概要書の写しの交付について】
建築概要書の写しが必要な場合は、写しの交付申請が必要です(有料)。詳しくは、「各種証明等の発行制度について」をご覧ください。