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セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください!!

最終更新日:2024年11月25日
健康福祉局 保健衛生部 生活衛生課TEL:096-364-3187096-364-3187 FAX:096-371-5172 メール seikatsueisei@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る
  

新着情報

「ハイイロゴケグモ」の生息が拡大している可能性がありますのでご注意ください。
ゴケグモは、基本的には大人しく攻撃性はありませんが、毒をもち、触ると咬まれることがありますので、触らないように注意しましょう。
発見した場合は、ホームページ「7.駆除方法」で駆除してください。
また、発見状況については、「8.これまでの発見箇所及び調査結果」をご覧ください。


 

セアカゴケグモの分布状況

セアカゴケグモはオーストラリア原産のクモで、平成7年に大阪府で初めて発見されて以来、令和2年(2020年)7月現在、青森県、秋田県を除く45都道府県で生息が確認されています。熊本市内では、平成25年(2013年)8月に初めて生息を確認しました。

  

ハイイロゴケグモの分布状況

ハイイロゴケグモは、亜熱帯地方を原産とするクモで、日本では、神奈川県横浜市で初めて発見され、福岡県、宮崎県、長崎県、鹿児島県など13都道府県で生息が確認されています。熊本市内では、令和4年(2022年)9月に初めて生息を確認しました。


   

ゴケグモについて

セアカゴケグモとハイイロゴケグモは、日本に輸入される資材などに付着して、国内に侵入してきたと可能性があります。

国内では、貨物やコンテナ、建築資材、自動車等に営巣したものが運ばれた結果、生息域が広範囲に拡大されたと考えられています。

ゴケグモは毒を持っているため、咬まれると健康被害を引き起こす場合があります。

ただし、おとなしい性格をしているので、こちらから捕まえたり触ったりしなければ、咬まれることはありません。

ゴケグモを見つけても、素手で触らず、生息域を広げないためにその場で駆除しましょう。

また、セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモ等のゴケグモ属は、外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定され、防除等の対策の実施や飼育・生きたままの移動(運搬)の禁止等が規定されています。 



外来生物法とは

正式には、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」のこと。

この法律は、特定外来生物の飼育、輸入等について必要な規制を行い、野外等において特定外来生物の防除を行うこと等により、特定外来生物による生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を防止することを目的としています。

「特定外来生物」として国が指定した生物は、飼育・栽培・運搬・販売・輸入などが原則として禁止されています。

 
 

セアカゴケグモの特徴

 

成体(メス)

  • 体長は、足を除いて約1cm(足を含めると3~4cm)。
  • 形は、足は8本で体が2つに分かれ、お尻側が丸くて大きい。
  • 色は、全体的につやのある黒色または褐色で、腹部背面は赤色の菱形を2つ並べた帯状、腹部腹面には赤い砂時計のような特徴的な模様がある。
  • 毒を持っているのはメスのみ。オスは体長3mm程度で、腹部前面にメスと同じ赤い模様があるが、毒は持っていない。
 

  • 形は、クモの巣状ではなく、不規則な網目状。
  • 乳白色の卵のうがある巣は、綿ぼこりのようにも見える。
  • 糸は、非常に粘着力が強い。
  • 枯葉を糸で巻き込んで巣を作ることが多い。
 

卵のう(中に約100個の卵が入っている袋のこと)

  • 色は、乳白色で巣の中心にある。
 

写真

 

セアカゴケグモ成体(メス)セアカゴケグモ背面の写真セアカゴケグモ卵のう

セアカゴケグモの成体(メス)(1)

※赤い模様があります。

お腹側の模様は砂時計型

セアカゴケグモの成体(メス)(2)卵のう(卵が入った袋)

 
 

ハイイロゴケグモの特徴

 

成体(メス)

  • 体長は、足を除いて約1cm(足を含めると3~4cm)。
  • 形は、足は8本で体が2つに分かれ、お尻側が丸くて大きい。
  • 色は、茶色、黒色、灰色など様々な色、腹部腹面の前面に赤い模様がある。
  • 毒を持っているのはメスのみ。オスは体長3mm程度で、腹部前面にメスと同じ赤い模様があるが、毒は持っていない。
 

  • 形は、クモの巣状ではなく、不規則な形状。

卵のう(中に約100個の卵が入っている袋のこと)

  • 色は、薄黄色で表面に多数の突起物がある。
 

写真

 

ハイイロゴケグモの成体(メス)
卵のう(卵が入った袋)
※お腹側にのみ赤い模様があります。卵のう(卵が入った袋)
※金平糖のような突起物があります。

 

こんなところにいます

  1. 日当たりが良く暖かいところ
  2. 昆虫などのえさが豊富なところ
  3. 巣を張るために適当な隙間があるところ
  4. 地上に近い人工物の物陰
 

具体的な場所

  • プランター持ち手の部分、花壇などの周りのブロックのくぼみや穴
  • グレーチングの裏、排水溝の側面やふたの裏、カラーコーンの底部

  • エアコンの室外機の下、窓枠の下
  • 放置された自転車の泥除け、サドルの下
  • ベンチの下、遊具の下
  • 屋外に出したままの履物
  • フェンスの隙間、擁壁等の水抜き穴
  • 古タイヤの中 など

咬傷被害を防ぐには

咬傷被害を防止するために、日頃から次の事に気をつけましょう。

  • 庭の手入れや外で作業をする時は、軍手など厚手の手袋を着用するようにしましょう。
  • 屋外に出しっぱなしにしていた靴やサンダルなどを履く時は、中に潜んでいないか確認をしてから着用しましょう。
  • 不用意に側溝などの隙間に手を入れないようにしましょう。
  • 普段から生息しそうな場所に注意し、家の周りの掃除や整理整頓に努め、生息しにくい環境を作りましょう。
  • 見つけた場合は、絶対に素手で触らないようにしましょう。

5.咬まれた時の症状

  • 初めは針で刺したような痛みがあります。
  • 咬まれた部分が赤く腫れます。
  • 時間がたつにつれて、痛みが全身に広がっていくこともあります。
  • 人によっては、発熱・吐き気・頭痛などの症状がでる場合もあります。
  • 通常は、咬まれても数時間から数日で症状は軽減しますが、高齢者や子どもは、症状が重くなることがありますので注意してください。

 

もし咬まれてしまったら

  • 咬まれた部分を温水や水でよく洗い流し、できるだけ早く医療機関(皮膚科又は内科)を受診してください。
  • 全身症状が出現している場合には救急診療科又は救急外来を受診してください。
  • 受診の際は、駆除したクモをを持参すると適切な治療につながります。

駆除方法

成体
  • 軍手などの厚手の手袋を着用し、素手で触らないようにしてください。
  • 市販の家庭用殺虫剤(ピレスロイド系殺虫剤)を吹きかけてください。
  • 手元に殺虫剤がない場合は、靴を履いた状態で踏み潰してください。
  • 死んだふりをするので、確実に駆除してください。
  • 駆除した後は、ゴミとして処分してください。

卵のう

  • 割りばしなどでつまんで、ポリ袋に入れてから、市販の家庭用殺虫剤(ピレスロイド系殺虫剤)を吹きかけた後、袋ごと踏み潰してください。
  • 卵のうは、殺虫剤が効きにくいので、ゴミ袋内で子グモがふ化しないように確実に駆除してください。 
  • 駆除した後は、ゴミとして処分してください。

これまでの発見箇所

セアカゴケグモ、ハイイロゴケグモを確認した際は、生息箇所の管理者に定期的な調査・駆除を行うようお願いしています。発見箇所については、「発見状況一覧」をご覧ください。

 

発見状況一覧

  

セアカゴケグモ 

事例 発 見 箇 所 通報年月日
1 北区鶴羽田1丁目 H25.8.17
2 東区東町4丁目 H30.9.18
3 中央区渡鹿1丁目 R1.5.20
4 東区東本町 R1.8.2
5 東区東町1丁目 R2.7.16
6 東区東町3丁目 R4.3.15

中央区大江2丁目 R5.11.6 

 

   

ハイイロゴケグモ

事例 発 見 箇 所 通報年月日
1 南区荒尾1丁目 R4.9.14
2 南区島町5丁目 R4.9.20
3 南区薄場町 R4.9.20
4 南区野口3丁目 R4.9.21
5 南区野口4丁目 R4.9.22
6 南区刈草3丁目 R4.9.22
7 南区野口1丁目 R4.9.23
8 南区薄場2丁目 R4.9.26
9 西区上代10丁目 R4.9.27
10 南区日吉1丁目 R4.10.3
11 南区荒尾2丁目 R4.10.3
12 南区砂原町 R4.10.13
13 南区八分字町 R4.10.13
14 南区薄場3丁目 R4.10.25
15 南区島町4丁目 R4.10.26
16 南区近見6丁目 R4.11.2
17 南区刈草2丁目 R4.11.7
18 南区土河原町 R4.11.7
19 南区白藤5丁目 R5.1.4
 20南区鳶町2丁目 R5.9.22 
 21西区城山半田4丁目 R5.11.8
22中央区琴平1丁目 R6.9.24 
23 南区田井島3丁目R6.11.22 

 

 

Q&A

 

 

攻撃してきますか?

おとなしい性格なので、人を襲うことはありません。こちらから捕まえたり、触ったりすると咬まれることがあります。びっくりすると死んだふりをするので、動かなくても絶対に素手で触らないようにしましょう。

 
 

オス・メスともに毒を持っていますか?

人に影響を与える毒を持っているのはメスのみです。

 

 

咬まれた場合に、死亡例はありますか?

国内では死亡例はありません。


   

クモの巣に特徴はありますか?

普段よく見る幾何学的な円形模様をしたクモの巣とは形状が大きく異なります。

セアカゴケグモの巣は、枯葉や木の枝等を粘着力の強い糸で巻き込んだものが多く、不規則な網状が特徴的です。餌となる昆虫の死骸が巣に絡まっていることも多くみられます。

 

  

冬でも活動しますか?

活動が盛んな時期は、気温が温かい5月から10月です。冬は、グレーチングの下や自動販売機の裏など温かい場所でじっとしていることが多いようです。

 

 

卵はどれくらいで孵化しますか?

卵のうの中には約100個の卵が入っていて、その卵は、約20日で孵化します。
そのため、駆除しないと、どんどん増えてしまいます。
 
 

 駆除する時、どんな薬剤が効きますか?

市販のゴキブリ、ハエ、カなどに使用されている家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)で効果があります。殺虫スプレーがない場合は、靴を履いた状態で踏みつぶしてください。卵のうは、割りばしなどでつまんでポリ袋などに入れてから、殺虫剤を吹きかけてください。卵のうは、殺虫剤が効きにくいのでしっかり駆除してください。駆除した後は、どちらもゴミとして処分してください。

  

  

普段から気を付けることはありますか?

生息しそうな場所に注意し、家の周りの掃除や整理整頓に努め、ゴケグモが生息しにくい環境を作ることです。そうすることで、生息域の拡大や咬傷被害などの防止に繋がります。
庭の手入れや外で作業をする時は、軍手など厚手の手袋を着用してください。また屋外に出しっぱなしにしていた靴やサンダルを履く時は、中に潜んでないか確認をした後に着用しましょう。

 


 


 


 


 


 

 

啓発用チラシなど

セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモに関する正しい知識と理解を深めていただくために作成いたしました。
 
 ●熊本市作成

●環境省作成

 

 



 

         

            • 相談窓口

            • 熊本市保健所生活衛生課(096-364-3187)


              (リンク先)  
                  ・環境省  九州地方環境事務所 野生生物課 096-322-2413
                   環境省ホームページ新しいウインドウで(外部リンク)

               

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              健康福祉局 保健衛生部 生活衛生課
              電話:096-364-3187096-364-3187
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