最近、熊本市の職員を名乗る者が高齢者宅を訪問し、年金についての質問、書類への署名捺印を求めるという事案が報告されています。
~ 事案の内容 ~
「市役所から来ました」と40代くらいの男性の訪問あった。職員証は所持していない。
「半年に1回訪問し確認しています」と言って女性宅にあがり込み、年金について複数の質問を行い、「訪問に来た証明にサインと捺印」を求めたと のこと。
また、市役所職員などを名乗り「介護保険の還付金がある」とお金をだまし取ろうとしたり、警察官を名乗り電話した後、自宅を訪ねキャッシュカードをだまし取るなどの事案も発生しています。
このような不審な訪問や、電話で「お金」の話が出たら詐欺と疑い、警察に通報しましょう!
「電話で『お金』詐欺」の手口としては、
〇 「保険料の払い戻しがあります。」
〇 「年金の払い戻しがあります。」
〇 「給付金が出ます。」
〇 「個人情報が漏れています。」
〇 「あなたの口座が悪用されています。」
〇 「後から銀行の人が来るのでカードを渡して、暗証番号を伝えてください。」
などといった内容の電話をかけてきます。
その後、
〇 銀行員になりすました者が電話をかけ「通帳が使えなくなっていますので、通帳や印鑑、キャッシュカードを用意してください。」
などと持ちかけ、個人情報のほか、通帳、キャッシュカードをだまし取り、暗証番号を聞き出して、お金を引き出したり、詐欺グループの
管理する口座に振り込んだりします。
また、警察官を名乗り自宅を訪れ同じように言葉巧みに暗証番号などを聞き出すこともあります。
その際、犯人は被害者の目前でキャッシュカードを封筒に入れた後、隙を見て別の封筒とすり替え、キャッシュカードを盗むといった事案も
発生しています。
〇 電話でお金の話が出たら詐欺だと疑う
〇 住所や口座番号などの個人情報を教えない
〇 キャッシュカードの暗証番号や預金額を教えない
〇 キャッシュカードやクレジットカードを他人に渡さない
〇 官公庁等を名乗る場合は、自分で調べた番号にかけ直し、事実を確認する
〇 在宅中でも留守番電話機能を活用する
〇 不審な電話があった際には、一人で判断せずに家族や友人、警察等に相談する
等の防犯対策をお願いします。
また、この記事をご覧になられた方は、ご親族、ご近所の方にもお伝えくださいますよう、お願いいたします。