4月11日(月)、12日(火)に、第4回アジア・太平洋水サミットの関連イベントとして、世界かんがい施設遺産サミット in Kumamotoが開催されました。
11日(月)は、熊本城ホールにて、基調講演、パネルディスカッション、大会宣言を行い、研究者や自治体関係者など約200人余りが参加しました。12日(火)は、熊本県で登録されている4つの「世界かんがい施設遺産」を巡る現地検討会が実施されました。国内で初めての開催となった本サミットは「かんがい施設」の重要性や今後の展望について考える素晴らしい機会となりました。
開催概要
1.講演会等

基調講演
パネルディスカッション
大会宣言 |
|
(1) 基調講演
【講演者】佐藤 洋平 氏 東京大学名誉教授、ICID日本国内委員会 前委員長
【演 題】世界かんがい施設遺産の意義および保続に向けて
(2) パネルディスカッション
【テーマ】世界かんがい施設遺産の保全と利活用 ~ 熊本から考える
【コーディネーター】
岡 裕二 氏(舫(もやい)ワークス有限会社 代表取締役)
濱 武英 氏(京都大学大学院農学研究科 准教授)
【パネリスト】
田中 尚人 氏(熊本大学熊本創生推進機構 准教授)
清藤 浩文 氏(熊本県農林水産部農村振興局 局長)
下田 美鈴 氏(農業者・山都町地方創生アドバイザー)
ジェイソン・モーガン 氏(Shirakawa Banks代表)
ユース水フォーラムくまもと(熊本県内高校生2名)
(3)
大会宣言
(PDF:366.3キロバイト)
2.流域別現地検討会(エクスカーション)
県内の世界かんがい施設遺産が所在する河川流域で実施(4コース)
【菊池川コース】菊池のかんがい用水群(令和元年度登録)
【白 川コース】白川流域かんがい用水群(平成30年度登録)
【緑 川コース】通潤用水(平成26年度登録)
【球磨川コース】幸野溝・百太郎溝水路群(平成28年度登録)
主催
世界かんがい施設遺産サミットin Kumamoto 実行委員会
※ 熊本県、熊本県土地改良事業団体連合会、県内の関係市町村・土地改良区で構成
参加対象者
世界かんがい施設遺産登録地区の施設管理者(土地改良区等)・市町村、都道府県、都道府県土地改良事業団体連合会、
学識経験者などの国内関係者
ほか