熊本市口腔保健支援センター
歯と口腔の健康は、豊かな食生活や楽しい会話の基礎となるものであり、全身の健康にも大きく関係しています。本市では、生涯を通した歯と口腔の健康づくりを目指し、ライフステージごとの取組を進めてきましたが、こどものむし歯が多い、節目年齢歯科健診(旧:歯周病検診)の受診率が低い等の課題があります。
そこで、口腔保健施策の更なる充実を図るために「熊本市口腔保健支援センター」を設置しました。
【設置日】
令和4年(2022年)4月1日
【人員体制等】
センター長、歯科医師、歯科衛生士の体制により、健康福祉局保健衛生部健康づくり推進課に設置。
【概要(業務)】
歯科口腔保健の推進に関する法律(平成23年法律第95号)第15条に基づき、庁内の関係部署や関係団体等と連携し、熊本市の歯科口腔保健に関する施策を総合的に推進します。
(1)歯科口腔保健に関する知識等の普及啓発
(2)定期的に歯科検診を受けること等の勧奨
(3)障がい者等が定期的に歯科検診を受けること等のための施策
(4)歯科疾患の予防のための措置
(5)口腔の健康に関する調査及び研究の推進
(6)「熊本市歯と口腔の健康づくり推進条例」と「熊本市歯科保健基本計画」に基づく施策の総合的かつ計画的な実施
(7)歯科保健の推進に関する業務や関係部署への指導・助言、必要な連絡調整 など
第4次熊本市歯科保健基本計画及び熊本市歯と口腔の健康づくり推進条例について
当センターでは、第4次熊本市歯科保健基本計画及び熊本市歯と口腔の健康づくり推進条例に基づき、本市の歯科口腔保健に関する施策を総合的に推進します。
【第4次熊本市歯科保健基本計画】
本市では、国が提唱する「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という8020(ハチマルニイマル)運動と連動し、3次にわたる熊本市歯科保健基本計画を策定し、歯と口腔の健康づくりに取り組んできました。この、「第3次熊本市歯科保健基本計画」の成果や歯科口腔保健法等を踏まえ、更なる歯科口腔保健施策の推進に向けて、「第4次熊本市歯科保健基本計画」を策定しました。
この計画では、「ライフステージの特性に応じた歯科口腔保健の推進(歯科疾患の予防、口腔機能の獲得・維持・向上)」、「定期的に歯科検(健)診又は歯科医療を受けることが困難な者に対する歯科口腔保健の推進」、「誰もが等しく歯と口腔の健康づくりができる社会環境の整備」の3つの方針を掲げ、行政はもとより市民、関係機関等が協働で各ライフステージに応じた歯科口腔保健等を推進するとともに、障がいのある方や介護が必要な高齢者の皆様の歯科検(健)診等の環境づくりに取り組むこととしています。
- また、「第4次熊本市歯科保健基本計画」は「第3次健康くまもと21基本計画」として「健康増進計画」「食の安全安心・食育推進計画」と一本化したものとなり、計画期間は令和6年度(2024年度)から令和17年度(2035年度)の12年間となります。
【熊本市歯と口腔の健康づくり推進条例】
歯と口腔の健康づくりに関する基本理念及び施策の基本事項を定め、施策を総合的かつ計画的に推進することで、市民が生涯にわたり、明るく健康に暮らせる社会の実現を目的とする「熊本市歯と口腔の健康づくり推進条例」が令和2年3月に制定されました。