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「熊本魅力推進生徒会」から市長への政策提言会について（生徒主体の学校運営プロジェクト支援事業）

「熊本魅力推進生徒会」から市長への政策提言会について（生徒主体の学校運営プロジェクト支援事業）

最終更新日：2024年2月5日

教育委員会事務局　教育総務部　教育改革推進課TEL：096-328-2708096-328-2708 メール

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熊本市立必由館高等学校及び千原台高等学校生徒会は、市内の高校に呼びかけ、「熊本魅力推進生徒会」を設立・開催し、会を通して考えた学校や教育環境、熊本市の魅力化について、生徒代表が市長に提言書の提出とプレゼンテーション、意見交換を行いました。

概要

熊本市立必由館高等学校及び千原台高等学校の生徒は、各学校や熊本市の教育環境の魅力化のための政策を継続的に考え、校長（学校）や教育長（教育委員会）への提案を行い、自らその提案を実行していく「生徒主体の学校運営プロジェクト」に取り組んでいます。

その中で、生徒発案により本市内の高等学校生徒会からなる「熊本魅力推進生徒会」を立ち上げ、学校や教育環境の魅力化に加え、若者が活躍できる街にする視点から、熊本市全体の魅力化についても検討し、市へ提言することを目指し、取組を進めてきました。

なお、提言書作成にあたって、市立両校においては、全校生徒に向けた校内パブリックコメントも実施しています。

「熊本魅力推進生徒会」について

「生徒主体の学校運営プロジェクト」を進める中で、両校の生徒から「市内にある他の高等学校・支援学校にも意見を聞いて、高校としての意見を一緒に考えたい」との意見が出たため、生徒が各校へ呼びかけて8月7日に「熊本市内高等学校生徒会意見交換会」を実施しました。会においては、両校に加え、呼びかけに応じた市内高等学校9校の生徒会役員計43名で熊本市の魅力化について話し合うとともに、「熊本魅力推進生徒会」を立ち上げ、9月10日に第2回の意見交換（2校追加参加）を行いました。

なお、この2回の意見交換の他にも、市立2校が中心となってオンライン会議や意見募集等も行っています。

政策提言会の開催について

1　実施日時　令和5年（2023年）9月21日（木）16：00～16：45

2　場所　　　熊本市役所5階　庁議室　

3　出席者　　熊本市長、教育長、必由館・千原台高等学校長

　　　　　　　　　　　　熊本魅力推進生徒会　生徒代表（必由館・千原台・済々黌・九州学院高等学校生徒）

　　　　　　　　　　　　関係局　及び　生徒会活動支援協会理事長　高橋亮平氏（プロジェクトアドバイザー）　他

4　会次第

（1）開会・出席者紹介　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

（2）提言書提出　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

（3）熊本魅力推進生徒会代表挨拶　　　　　　　　

（4）生徒会からの提言（プレゼンテーション）　

（5）熊本市長挨拶　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

（6）意見交換　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

（7）閉会


提言書の手交	市長挨拶	提言会後の写真撮影

「熊本魅力推進生徒会」参加校について

9月10日第2回　熊本魅力推進生徒会　集合写真

○市立2校

必由館高等学校、千原台高等学校

○県立5校

済々黌高等学校、熊本高等学校、熊本商業高等学校

熊本工業高等学校、熊本農業高等学校

○私立6校

鎮西高等学校、真和高等学校、

熊本学園大付属高等学校、ルーテル学院高等学校

九州学院高等学校、熊本中央高等学校

（計13校）　

※熊本魅力推進生徒会の参加校が増えました！（R6.1.19現在）

熊本県立熊本西高等学校、熊本県立熊本北高等学校、

私立開新高等学校（計16校）

提言の内容について

提言について検討

熊本魅力推進生徒会は、めざす魅力的な熊本市を「熊本で育った若者が活躍するまち」とし、その実現のために「若者が熊本でも、国際的にも活躍できる」、「若者がまちづくりの主役として活躍できる」、「若者が何事に対しても積極的に行動できる」が大切だと考えました。また、市立高校を高校生の交流拠点化したり、市立高校の留学支援強化などを行ったりすることにより、魅力的な市立高校とすることを考えています。提言書の提案項目は以下のとおりです。

【魅力ある熊本市にするための提案】

◎若者が熊本でも、国際的にも活躍できるために

(1) 小学生、中学生、高校生向け自習スペースの設置、塾代一部負担

(2) 英語教育支援と、外国の方との定期的交流

(3) 熊本市高校生の留学支援制度復活

(4) 熊本市内の高校体験授業

(5) 各種検定の受験料を免除、または補助

◎ 若者がまちづくりの主役として活躍できるために

(6) 高校生が市や学校への提案などまちづくりに参加する仕組みの構築

(7) 高校生交流のための行事企画・運営に対しての財政支援

(8) 地域活性化を促すための高校生用HP作成

(9) 街中で空き店舗になっているところに高校のアンテナショップの設置

　　　　(学生用品リサイクルショップ、自分たちで作ったものの物品販売など)

(10) 幅広い世代が交流するためにカフェと子供向け遊具や認知症対策ゲームが取り入れられている広場の設置

(11) 誰もが利用できる小さなコンサート広場の設置

(12) 制服ファションショーや制服を提示できる場所の設置

◎若者が積極的に行動できるために（交通事情の改善）

(13) 高校生の利用希望を調査してそれに合わせてバスの本数を増やす

(14) 熊本市内の高校に通う生徒は市内のバスと電車の運賃を安くする

(15) 高校生の移動意欲を向上させるため、バスの沿線に学割が使える店を増やす

(16) 交通量が多い道路に自転車専用レーンを作り、学生専用自転車置き場を設ける

(17) 高校生限定バス（熊本市内にある高校を地域ごとに分けて回るバスを作る）

【魅力ある市立高校にするための提案】

・市内高校生たちの交流イベントの実施など、高校生の交流拠点化

・市立高校の留学枠の充実など留学支援強化

　　・交流拠点化するための必由館高校体育館のエアコンの設置

「以上を実現することで、熊本の学生が受験・就職などで世界各地の企業や大学・社会から求められ、認められる人材となると考えます。企業・大学への合格者・採用者を輩出した高校に大学や企業から推薦枠・求人の依頼が増加すれば、熊本出身者が熊本市をはじめ、いろいろな場所で活躍する機会が増え、熊本の発展に貢献できる機会が増えると考えます。（提言書より）」

※提言書のデータはこちら　↓　　

提言書（PDF：587.9キロバイト）

提言会における意見交換の内容について

意見交換の時間では、参加した8名からそれぞれ特に実現したい内容として、高校生による参加全校の魅力が発信できるホームページ作成、小中高校生向け街中学習スペース設置、留学支援などの国際交流・国際教育に関する取組の充実、各種検定補助、高校生の通学に関する取組が挙げられました。

市長からは、「これから先につながるような、実際に高校生の目線で考えてもらった提言ばかりであり、様々な社会課題の解決にもつながっていく提言ではないかと思う。高校生が提案したくなるようなまちづくり、それはすごく大事なこと。提言の中身を吟味して、実現できることをしっかり実現させていきたい。」との発言がありました。