河道の拡幅・護岸の整備【例:旧天明新川(南区御幸木部2丁目付近)】
現状より川の幅を広げ、底を深く掘り下げることで河道の断面積を大きくし、大雨時でもより多くの水を安全に下流に流せるようにしています。また、自然のままだった岸をブロック積みの構造物にするなど、洪水などの災害に強い護岸として整備しています。
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整備前は自然の岸で河道が狭かった(R1) | 河道を拡幅し、ブロック積みの護岸を整備した(R3) |
橋梁の架け替え【例:藻器堀川の迎八反田橋(東区八反田2丁目)】
河道の中にあって水の流れを阻害していた橋や古い基準で整備されていた橋などについて、河道の拡幅等で架け替えが必要となった際には、現在の基準に基づき河道に支障のないよう新しく整備しています。
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整備前は橋が川をふさぎ、狭い水路を水が流れていた(H24) | 河道の拡幅と合わせて、河道に支障のない橋に架け替えた(H25) |
しょう水路の整備【例:健軍川(東区長嶺南7丁目付近)】
川が曲がりくねった箇所においては、川の水が流れにくく大雨時にあふれる原因となるため、川の直線化やショートカットを目的とした新しい河道を整備することで、川の水を安全に下流に流すことができます。この新しい河道を「しょう水路」といいます。
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整備前は河道が直角に近い形で水があふれやすかった(H29) | ゆるやかな形の河道を新しく整備した(R5) |
分水路の整備【例:鶯川(秋津中央公園の地下)】
元々の河道を拡幅できず安全に川の水を流せない箇所においては、現状の河道はそのままで途中から新しい河道を整備し水を分流させ、下流の河道が広い箇所で合流させることで、河道の負担を軽減させることができます。この新しい河道を「分水路」といいます。
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整備前は現場条件により拡幅ができず河道が狭かった(H24) | 地下に2本目の河道を整備し、元の河道の負担を軽減させた(R5) |