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発掘調査によって出土した土器 |
遺跡は一度壊してしまうと元には戻りません。ですから、そのままの状態で保存して後世にまで残すことが大事です。 しかし、現代社会においては、やむをえず遺跡を壊して工事をしなければならない場合も数多くあります。その時には工事によって遺跡が破壊されてしまう範囲に限って、写真や図面等の記録に残すために発掘調査を行うことになります。
発掘調査によって確認された遺構(住居跡やお墓、田畑など)は調査終了後に埋め戻してしまいます。出土した遺物(土器や石器、陶磁器など)は文化財課所管の施設に持ち帰り、洗浄、接合、図面作成、写真撮影、台帳作成を行い、後世まで活用できるように報告書を作成します。