『熊本都市形成史図集-戦後編-』の刊行について
都市政策研究所では、平成24年10月の開設当初からスタート研究の一環として、熊本市の市制発足からの都市の変遷や発展の歴史などを明らかにする「地域認識・歴史認識の共有化に向けた調査研究」を進めてきたところであり、平成26年11月にその第1弾として、明治22年の熊本市制発足から終戦後の昭和22年に至る都市の変遷や発展の歴史などを明らかにする『熊本都市形成史図集』を出版し、好評をいただいています。
今回その続編として『熊本都市形成史図集-戦後編-』を刊行しました。
この図集は、終戦直後の昭和20年から現在(平成26年)に至る本市の都市形成の変遷がわかる15葉の地図と解説文で構成されており、本市の地域認識・歴史認識を踏まえた今後の特色あるまちづくりや政策形成・立案に活用できるとともに、本市の都市形成史を知るための身近な図書としても利用できるものと考えています。
熊本市についての再認識と将来を思い描く資料として多くの方に手にとっていただき、ご一読いただければ幸いです。
『熊本都市形成史図集-戦後編-』の内容
1 掲載地図
昭和20年 熊本復興都市計画図(1945)
昭和28年 熊本市街地図(1953)
昭和36年 熊本市街図(1961)
昭和41年 熊本市全図(1966)
昭和46年 国土地理院地形図(1971)
昭和58年 熊本都市圏全図(1983)
昭和60年 熊本市環境マップ「地下水関連状況図」(1985)
平成10年 国土地理院地形図(1998)
平成18年 熊本市全図5(2006)
平成24年 緑の現況図(2012)
平成26年 熊本市全図(2014)
など、15葉の地図と解説文を掲載
<掲載地図の例>
2 熊本都市形成史年表
昭和20年8月から平成27年3月まで、熊本市の出来事を中心にまとめています。
3 付録
地図クリアシート
(掲載地図に重ねることで政令指定都市移行後の5区の区割りや戦後の合併による市域の変遷を確認することができます。)