令和7年度西南戦争歴史講座のお知らせ
今年度も玉東町・玉名市と連携して西南戦争歴史講座を実施いたします!
今回のテーマは「改めて、田原坂の戦いを考える」です。
座学5回、ウォーキング1回の合計6回の講座です。ぜひご参加ください。
会場変更のお知らせ
8月11日の豪雨被害のため、第1回(9月20日)の会場が「玉東町中央公民館」から「玉東町ふれあいの丘保健センター」(玉名郡玉東町木葉372)へと変更になりました。
当日は下記の地図を御確認の上、ご来場ください。
別館「弾痕の家」開館のお知らせ

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別館「弾痕の家」(外観復元建物) |
田原坂の戦いを契機として発足した、日本赤十字社の前身「博愛社」の活動や当時の医療関係資料などを展示しています。
是非、ご覧ください。
- 空気循環のため、館内に工業用扇風機を設置、稼働しています。
- 夏季はエアコンを稼働するため入り口を閉めていますが、定期的に開放し、空気を入れ替えます。
- 入り口に手指消毒用の消毒液を準備しています。
◆場 所
熊本市田原坂西南戦争資料館(本館)の目の前
◆入 館 料
無料(自由に見学できます)
◆休 館 日
12月29日から翌年1月3日まで(本館と同じ)
◆開館時間
午前9時から午後5時まで(本館と同じ)
トレーディングカード無料配付のお知らせ
この度、トレーディングカード「党薩諸隊長+西郷・桐野・篠原の三将」15種類を作製しました。
熊本市田原坂資料館に来館されたお客様に限り、無料で配付します。
展示室(有料エリア)にカードを入れた箱を置いていますので、ご自由にお取りください(お一人様1回につき1枚)。
カードは1枚ずつ小袋に入っています。これをクジ引きのように箱から取り出していてください。どのカードが出るかはお客様の運しだいです!
★配付期間
令和7年4月8日~(カードが無くなりしだい終了)
※カードをお取りになるには、入館料が必要です。詳しくはホームページ下部の「開館時間・休館日・入館料・アクセス」をご確認ください。
【現在展示中】 杉木に刺さった小銃弾
薩摩軍の拠点となった田原熊野座神社。田原坂の戦いの激戦のひとつ「宮ノ前の戦い」の舞台でもあります。
【新資料】伊藤博文・小松宮の書

小松宮彰仁の書
「赤十字章を帯びる者にとって敵味方は無い…」
伊藤博文。明治の英傑、初代内閣総理大臣としてあまりにも有名な彼が、日本赤十字社を顕彰した書を展示しました。
あわせて・・・「忠愛の真心が進んでいくことやむ無し」
皇族で軍人としても活躍し、日本赤十字社初代総裁を勤めた小松宮彰仁親王が赤十字活動の精神を示した書(掛軸)も展示しました。
※ともに精巧な複製品です。
◆展示期間
令和6年4月8日~
◆場 所
別館「弾痕の家」(熊本市田原坂西南戦争資料館本館の目の前)
◆入 館 料
別館は無料(自由に見学できます)
◆休館日・開館時間
本館と同じ
【現在展示中】熊本城コーナー 見た、描いた、「焼出舎」の錦絵
西南戦争の錦絵。多くは東京の絵師たちが脚色を加え、想像で描いたものです。
これに対し、今回展示の「肥後隈庄町焼出舎」の錦絵。
地元の絵師が描き、地元の版元が出版したもので、実際に戦争を見たからこそ描き得るリアルな表現が随所に見られます。
そのため、通常の錦絵のような単なる娯楽美術品ではなく、歴史資料としての価値も高いといえます。
刷り数が少なかったためでしょう、極めて珍しく、シリーズ3部作が揃っているのはさらに珍しいです。
本資料館ならではの貴重な資料。是非、ご覧ください。
★展示期間
令和7年4月28日~令和8年3月31日(予定)
※本展示をご覧になるには入場料が必要です。詳しくはホームページ下部の「開館時間・休館日・入場料・アクセス」をご確認ください。
『年刊田原坂 vol.11』を刊行しました!
熊本市田原坂資料館の展示資料紹介を兼ねた啓発冊子『年刊田原坂』。
令和7年3月に最新号vol.11『田原坂公園へ行こう!―西南戦争を考古学する―』が刊行されました。
本資料館、市役所8階文化財課および湧々座にて無料配布しています。是非、ご一読ください。
電子データはこちら→
バックナンバー→
【現在展示中】企画展 西南戦争の錦絵 その実と虚
企画展示・体験学習コーナー
人気を博し、600もの種類が発行されたといわれる西南戦争の錦絵。当時の新聞には欠けていた視覚情報を補う報道媒体でした。
ただし、その殆どは東京や大阪の絵師が新聞報道や伝聞をもとに想像や脚色を加えて描いたもので、事実と異なる表現「虚」が多く見られます。
より面白く、興味を惹くように、売れるように・・・
報道媒体でありながら、エンターテイメント性も重視されていたのです。
ただし、その「虚」には元ネタもあって、怪しげなものも含めた新聞などの情報「実」が根拠となっています。
本展示では、西南戦争の錦絵において情報「実」がどのように反映され「虚」となったのか、そのエンターテイメント性の実態を探ります。
館にお越しいただくのが難しい方のために、本展示をデジタル公開いたします
デジタル展示バックナンバー↓
デジタル展示「熊本籠城戦―萬死ヲ期シ熊本城ヲ保タザルベカラズ―」 (PDF:3.91メガバイト)
(R3.4.5~R7.7.15)
※本展示は、入館無料のコーナーで開催しています。詳しくはホームページ下部の「開館時間・休館日・入館料・アクセス」をご確認ください。
戦場で奏でられたラッパ楽曲「オルフラン」
敵味方が交錯し、混乱した戦場でも彼我の命令区別ができるように、西南戦争ではラッパ音を鳴り響かせて兵の進軍や撤退などを伝えていました。政府軍には各連隊・大隊ごとに「オルフラン」という独自の短いラッパの信号曲がありました。
今回、陸上自衛隊西部方面音楽隊のご厚意により、実際にラッパにて「オルフラン」を演奏していただきました。資料館内で録音された「オルフラン」をBGMとして流していますので、館にお越しの際は、ぜひ耳を澄ましてそのメロディをお聴きください。
※本展示をお聴きになるには入館料が必要です。詳しくはホームページ下部の「開館時間・休館日・アクセス」をご覧ください。
西郷札が語る西南戦争
西郷札(1円)
明治10年(1877年)6月、薩摩軍は深刻な戦費不足を補うために通貨の代わりとして軍票を発行しました。世にいう「西郷札」です。
当時、薩摩軍が実効支配していた地域(現在の宮崎県内)だけで通用しました。しかしながら、西南戦争終結後は価値がなくなり、地元に大きな損害を与えてしまいました。
今回、西郷札と戦後50年の「南洲翁五拾年記念祭」で販売された西郷札のレプリカ品を展示しています。当時の薩摩軍の苦境、そして西南戦争後の西郷への敬慕。西南戦争を語るうえで欠かせない重要な史料である「西郷札」をぜひご覧ください。
※本展示をご覧になるには入館料が必要です。詳しくはこのページ下部の「開館時間・休館日・入館料・アクセス」をご確認ください。
エントランスで上映中の映像に字幕を付けました
現在、資料館入ってすぐのエントランスホールでは、西南戦争をより深く知るための3本の映像を順番に上映中です。今回新たにその映像に字幕を入れました。
聴覚障がいのある方や、聴き取りにくかった方などにも、映像の内容をより理解していただくことが可能となりました。ぜひ資料館にお立ち寄りの際エントランスホール映像にご注目ください。
【現在上映中の映像】
- 国指定史跡西南戦争遺跡
- 田原坂 日本のソルフェリーノの丘~国際赤十字と日本赤十字社 その誕生~
- 田原坂西南戦争資料館体感展示室放映ビデオ メイキング映像
コーナー紹介 西南戦争衣装コーナー
西南戦争当時は、どのような衣装を着ていたのでしょうか。政府軍の軍服や薩摩軍の衣装、はては日本赤十字の看護士の衣装など、実際に着て記念写真を撮影できます。資料を元に精巧に作成した複製品は、SNSにアップするもよし、コスプレ気分を味わうもよし、楽しみ方は自由です。エンフィールド銃の模型もあります。
(本展示は入館料不要の無料展示エリアにあります)
熊本市田原坂西南戦争資料館とは
国内最後の内戦である西南戦争。1877(明治10)年に開始されたこの戦いでは、西郷隆盛率いる薩摩軍と政府軍により、約7ヶ月にわたって熊本・大分・宮崎・鹿児島の九州4県にまたがり、激しい戦いが繰り広げられました。薩摩軍推定約5万、政府軍約6万人が動員され、両軍合わせて約14,000人が命を落としたといわれます。この戦いの最大の激戦地であったのが田原坂です。1877(明治10)年3月4日から同月20日までの17日間にわたって激しく戦い、数々のドラマが生まれました。
この、近代日本の夜明けとなった田原坂に、2015(平成27)年に新しくオープンしたのが「熊本市田原坂西南戦争資料館」です。戦いに至る経緯や時代背景・戦いの様子などを、資料とともに体感しながら学び伝える歴史学習施設です。
また、明治時代の熊本を駆け抜けた偉人の紹介や、西南戦争をきっかけに設立された博愛社(日本赤十字社)に関する資料、季節ごとに代わる企画展示・体験学習など、何度でも訪れたくなる資料館です。
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熊本市田原坂西南戦争資料館外観 | 資料館内部はこのようになっています。 |
資料館の資料を調査・撮影・掲載・放映・借用したい方は
当資料館の資料を調査・撮影・掲載・放映・借用等されたい方は、事前に下記許可申請書を文化財課までご提出いただき、許可を得る必要があります。
申請から許可が下りるまでは数日かかります。時間に余裕をもって申請をお願いします。
資料館申請様式ダウンロード
(熊本市ホームページ内の別ページが開きます)
開館時間・休館日・入館料・アクセス
午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
※ただし以下の方はカッコ内の証明書類の提示で無料になります。
- 障がい者手帳をお持ちの方(障がい者手帳もしくはミライロID)
- 熊本市・福岡市・北九州市・鹿児島市に在住の65歳以上の方(免許証等)
- 熊本市・福岡市・北九州市・鹿児島市に在住の小中学生の方(生徒手帳・名札等)
★駐車場
無料駐車場220台(観光バス等大型車も駐車可能です)
●車
九州自動車道植木ICより 約8km、15分
熊本市内中心部より 約17km、45分
●バス
産交バス 「鈴麦」又は「境木」バス停下車 徒歩約30分