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クスノキに撃ち込まれた銃弾 |
今回の展示品は、天然記念物「藤崎台のクスノキ群」に撃ち込まれた小銃弾。
令和3年度、西側の木の太い枝が折れ、これについて金属探知機を用いた調査を行ないました。金属反応があった箇所を彫りくぼめてみると・・・
突き刺さった小銃弾が見つかりました。西南戦争当時に使用されていたエンフィールド銃弾です。
藤崎台には政府軍(籠城軍)の砲台が置かれ、薩摩軍はこれを西側から攻撃・・・特に熊本城攻防戦初日の2月22日には激しい銃撃戦がありました。見つかった小銃弾はこの日のものである可能性が高いと考えられます。
樹齢1,000年といわれ、様々な歴史を見てきた藤崎台のクスノキ群・・・熊本城攻防戦の生き証人でもあるのです。
激戦の事実を雄弁に語る、クスノキに撃ち込まれた小銃弾。
是非、ご覧ください。
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展示期間 令和4年5月30日~令和6年3月31日(予定)
※本展示をご覧になるには入場料が必要です。詳しくはホームページ下部の「開館時間・休館日・入場料・アクセス」をご確認ください。