2022年3月 同和問題(部落差別)について
百年前の願い! 「人の世に熱あれ、人間に光あれ」
教科書にも載っているこの言葉。これは、今からちょうど100年前(1922年3月3日)に発表された水平社宣言の最後の一節です。
宣言の原文は、被差別部落出身の若者が考えたもので、長い歴史の中で不当な差別を受けてきた人々の痛切な思いが綴られているだけでなく、すべての人があらゆる差別を受けることなく、人間らしく暮らしていける社会の実現を願う気持ちが込められています。
この同和問題(部落差別)は、昔の話だと思われる方もいるかもしれませんが、近年インターネットによる差別の書き込み等もあり、2016年に「部落差別解消推進法」が制定されました。県内において、最近でも差別事案が発生しています。この問題は日本固有の人権課題であり、日本国民みんなの課題なのです。
100年前に込められたこの願いを感じ取り、まずは同和問題(部落差別)に対して正しく理解し、私たちの世代でこの差別を終わりにしましょう。

参考情報:
【法務省HP】
「同和問題(部落差別)に関する正しい理解を深めましょう」 リンク
(外部リンク)
「部落差別の解消の推進に関する法律」 リンク
(外部リンク)
参考動画:
【法務省チャンネル[Youtube]】
「同和問題 未来に向けて」(約19分) リンク
(外部リンク)