目次全内容
第1編 新しい時代の訪れ（昭和20〜32年）
第1章 民主主義の波
第1節 終戦
- 玉音放送に衝撃、呆然
- デマに取り乱す大衆
- 平時態勢へ急転換
- 米軍進駐と街
- 混迷のなかの神社
- 尊皇義勇軍の決起と挫折
- 第六師団の最期
第2節 戦後改革期の市政
- 終戦市長に石坂繁
- 公職追放
- 町内会の廃止
- 食糧危機突破緊急市会
- 福田虎亀に市長辞令
- 初の首長公選で福田当選
- 国も地方も貧窮
第3節 試練の中の市政
- 第15代市長 佐藤眞佐男
- わかりやすい町名町界に
- 水前寺競輪場の開設
- 熊本城貸し下げ決まる
- 市政だよりを発行
- 用紙は裏表使え、金欠の市
- 27年度予算19億
第4節 健全財政化の展開
- 第16代市長 林田正治
- 財政健全化に総力
- 六・二六水害と行政
- 合理化へ三つの布陣
- 市財政、待望の黒字へ
- 第17代市長 坂口主税
- 建設事業を大幅増額
- 七・二六水害と行政
- 阿蘇に植樹・水郷江津復元
第5節 選挙と婦人参政権
- 衆議院議員選挙法の改正
- 戦後初の総選挙
- 婦人参政権の実現
- 選挙に果敢に挑戦
第6節 天皇の熊本巡幸
- 終戦と天皇制
- 人間天皇に、カライモ献上
- 天皇ご来熊に市民の歓迎
第7節 新しい警察と消防
- “オイ、コラ”返上
- 市警察本部の設置
- 警察法改正をめぐって
- 新警察が発足
- 新しい市消防の出発
- 火災予防運動の勃興
- 増強する常備消防の陣容
第8節 自衛隊の創設
- 警察予備隊の創設と入隊
- 保安隊から自衛隊へ
- 西方総監部と第八混成団発足
- 駐留米軍、熊本を去る
- 地方連絡部の発足
第2章 産業の復興と発展
第1節 商工業復興への胎動と発展
- 立ち上がる商工界
- 商都熊本に三大デパート時代来る
- 焼け跡の中小企業と金融
- 熊本経済同友会が発足
- 貿易再開に産業振興の期待込め
第2節 もりあがる労働運動
- 組合結成と労働界の動き
- 労働行政と総評の誕生
- 春闘そして勤評闘争
第3節 農地改革と食糧増産
- 食糧欠乏に沖縄百号
- 食糧確保へ緊急農地開拓事業
- どこへ行く農村二三男
- 農地改革
- 都市・農村融合の近郊農業へ
- のりと魚介の熊本漁業
第4節 観光
第3章 まちづくりは進む
第1節 戦災復興と都市計画
- 戦災と応急対策
- 頼りは健軍水源地
- 戦災復興第一次計画
- 白川改修、国の直轄に
- 水道拡張第二次五か年計画
- 下水道工事15年計画
- 坪井川を「中小河川改修」に指定
- 新興住宅街の形成進む
- 人口60万の都市計画
第2節 市町村の合併
- 三和町の分村
- 大熊本市建設の林田構想
- 高橋・池上・城山が合併
- 新しく五市が誕生
- 秋津・松尾村の編入
- 飽託郡各町村の合併
- 小島町、龍田村を編入
第3節 都市基盤の整備
- 公営住宅の建設
- 防火地域の指定と耐火建築
第4節 国鉄の動き
- 戦後の旅客増による混乱
- 熊本鉄道管理局の発足
- 国鉄のスピード化
- 28年水害と鉄道の被害
- 昭和20年代の鉄道輸送
第5節 市電・バス・私鉄・空港の動き
- 市電の復旧と拡充
- 復興期の市営バス
- 六・二六水害と交通機関
- 産交バスの歩み
- 昭和27年のバス交通
- 熊延鉄道の軌道とバス
- 熊本電気鉄道の歩み
- 熊本空港の開港準備
第6節 情報・郵便・通信の発達
- 終戦時の放送
- 終戦直後の放送
- 占領下の放送
- 電力不足と放送
- 「ラジオ熊本」開局
- 九州におけるテレビ放送開始
- 郵便事業の変遷
- 通信事業の変遷
第4章 市民の生活
第1節 混迷から復興へ
- 何もかも足りないずくめ
- 日本国憲法と市民
- 藤崎宮大祭の復活
- 初めての「成人の日」
- 「新生活運動」広がる
- 平和条約の発効
第2節 復員と海外引き揚げ
- 路頭に迷う人びと
- ソ連から引揚者帰る
- 中国からも引揚船
- モンテンルパの人々帰る
- 終戦時の援護教育と戦没者合同市葬
第3節 暮らしの環境
- じんかい処理事業始まる
- し尿汲み取りスト騒動
- 果てしない清掃事業の苦闘
- 植えて明るい「緑の国」へ
第4節 医療と衛生
- 陸軍病院を移管、国立熊本病院スタート
- 医師が復員、新医薬も登場
- 三菱施設を買収、市民病院が誕生
- 森都医療四施設の戦災復旧
- 「赤痢・疫痢の町」の反撃
- 市に予防接種班スタート
- 死亡率下げた結核予防運動
- 市立産院が生まれ変わる
- 狂犬病予防へ野犬狩りを強化
第5節 福祉の登場
- 欠食児童を調査して特別配給
- 戦災者、引揚者の援護運動
- 最低生活の保障へ試練の出発
- 市立弘濟寮の災害復旧
- 児童福祉施設が次々誕生
- 窮乏生活で公益質舗が繁盛
- 「としよりの福祉週間」始まる
- 社会福祉協議会が生まれ運動開始
第6節 試練の中の人権
- 黒髪小通学問題の発端
- 同盟休校に揺れる
- 臨時休校、なおも混乱
- 参議院で供述後も紛糾
- 両学長の調停で終結へ
第7節 婦人の地位向上
- 婦人解放への環境整備
- 婦人週間が果たした役割
第8節 大水害と災害
- 泥で埋めた六・二六水害
- 復興の主力となった保安隊
- ふたたび水魔、七・二六大水害
- 災害救助法の救護医療発動
- 朝日館が炎上、防火運動強まる
第5章 教育・文化とスポーツ
第1節 新しい教育始まる
- 終戦直後の学校（小学・中学・高専・大学）
- 相次ぐ占領軍指令
- 教職員の適格審査
- 教職員組合活動おこる
- ＰＴＡの創設
第2節 新学制（六・三・三・四制）の発足
- 教育基本法の制定
- 新制中学の誕生
- 幼稚園と特殊教育
- 新制高等学校の誕生
- 新制大学の誕生
第3節 試練の中の教育復興
- 熊本市教育委員会の発足
- 週五日授業制の実施
- 教育環境の整備進む
- 教育二法と勤務評定
第4節 広がる社会教育
- 社会教育法の制定
- 公民館・図書館・博物館
- 熊本県青年団の結成
- 盛大に婦人会結成式
- そして婦人会報の発行へ
第5節 文化国家の建設めざす
- 終戦直後の文化活動
- 報道機関と地方文化
- 活況呈する映画、芸能
- 宗教界の動き
第6節 スポーツ
- 郷土の再建はスポーツから
- 水前寺競技場を舞台に
- 市民参加のスポーツへ
※点描 徳富蘇峰／高橋守雄
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