目次全内容
第3編 資本主義の発達とその矛盾
第1章 日清戦争と資本主義の発展
第1節 日清戦争と民衆
- 日清戦争と第六師団
大院君執政から江華島事件まで/日朝修好条規/壬午軍乱と済物浦条約/甲申事変と漢城条約・天津条約/甲午農民戦争/日清開戦/豊島沖海戦・成歓の戦い/宣戦布告・平壌の戦い/黄海海戦/旅順攻略戦・旅順虐殺事件/海城の難戦/威海衛作戦/戦争美談
- 戦争と民衆
(1) |
徴兵慰労法(徴兵慰労方規約) |
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玉名郡徴兵慰労法/阿蘇郡徴兵慰労法/「徴兵慰労金(支給)の手始めなるへし」/熊本区徴兵慰労方規約 |
(2) |
報国義団 |
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報国義団の本部結成/その他の義勇団/「報国義団」(本部)と各地の義勇団との関係/従軍願・慰問状・建白書/従軍願不許可、そして義勇兵に関する「詔勅」/「報国交渉会」への転換/県下豪富有志家の集会 |
(3) |
応召者の家族貧困者救助 |
- 講和・三国干渉・台湾占領、軍拡と第六師団
日清講和条約/三国干渉/台湾占領/凱旋と民衆/軍備拡張と第六師団/臨時大招魂祭
第2節 企業勃興から日清戦後経営へ
- 九州鉄道会社の設立と鉄道の開通
(1) |
九州鉄道の開通 |
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鉄道敷設の動き/熊本における鉄道論/九州鉄道の民設許可/会社設立前の混乱/鉄道敷設免許状の下付/発起人総会の騒擾/鉄道の開通 |
(2) |
九州鉄道の延長 |
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熊本−川尻間の開通/九鉄三角線の開通 |
(3) |
域内鉄道の挫折 |
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東肥鉄道と百貫鉄道 |
- 製糸業の成立・展開
明治前期の蚕糸業/器械製糸の出現/勧業場の製糸所/器械製糸から座繰製糸へ/器械製糸業の復活/器械製糸と座繰製糸/養蚕・製糸業の地域的特徴
- 銀行の簇出と金融
私立銀行の設立/相次ぐ銀行の開業/市内銀行の設立気運/金融の中心古町界隈/銀行界の混乱
- 諸産業の成立と展開
(1) |
熊本紡績会社の創設 |
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地方紡績会社の成立条件/熊本紡績会社の創設/工場は春日に/拾五万円の実業県下で開始とす/職工の不足と夜業の廃止/日清戦後の不況と合併 |
(2) |
織物業の発達 |
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向栄舎と力食社/熊本の絹織物業/熊本市内の絹織物業者/熊本の綿織物業/熊本の綿織物工場・業者/活況の力食社絣と小倉織 |
(3) |
電灯会社の創立 |
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電灯事業の始まり/電気灯の隆盛/電灯会社の混乱と危機 |
- 農事改良と肥後米改良
老農の農事改良/農事改良方針の転換/肥後米改良
- 養蚕業と近郊農業
飽託郡の養蚕業/飽託郡の蔬菜と果実の生産
第2章 国権党の活動と政友会の成立
第1節 国権党の対外硬運動と自由党の分裂
- 条約改正問題と対外硬派の形成
難航する条約改正交渉/佐々友房と国権党の雄飛/国民自由党/国民協会の設立/対外硬派の形成
- 熊本自由党とその分裂
九州同志会の団結/自由党熊本支部と星亨の来熊
- 大陸問題への関心と閔妃事件
三国干渉と臥薪嘗胆/閔妃殺害事件と熊本の壮士
第2節 立憲政友会の成立
- 隈板内閣と熊本の政局
藩閥政府と政党の相互接近/地租増徴問題と隈板内閣の成立/巨大な衝撃/憲政党の分裂と隈板内閣の崩壊
- 立憲政友会の成立と国権党の動向
憲政党熊本支部の分裂/第二次山県有朋内閣の諸政策/伊藤博文の新党構想と来熊/幸徳秋水と松山守善/立憲政友会熊本県支部の創設/選挙情勢の変化
第3章 国民統合の進展と社会問題
第1節 教育の発展と多様化
- 小学校教育の普及と整備
小学簡易科/高等小学校/尋常小学校/教育勅語の発布/御真影/学齢児童の就学率/二部教授
- 済々黌と熊本中学校
済々黌尋常中学に改組/済々黌分黌の設置/政党と教育/井芹経平、黌長心得となる/済々黌の改革/教師の招聘/済々黌の名称変更/熊本県立中学済々黌/熊中精神―士君子教育/熊本中学校校訓
- 五高と熊本医学校
大学予科課程のみの五高の成立/私立熊本医学校
- 明治後期の女子教育
県立高女、難産の船出/初期の県立高女のようす/「戊申詔書」渙発記念/女子教育熱の高まり
- 実業学校の設立と普及
熊本の実業教育論/商業教育/工業教育/農業教育
第2節 社会問題への関心
- ハンナ・リデルと回春病院
ハンナ・リデルの顕彰/ハンナ・リデルの父ダニエル/ザ・マンブルズで学校経営/ハンナ・リデルの来熊/ハンナとハンセン病/回春病院の建設/姪エダ・ライトの参加/コール神父とハンセン病
- 東雲のストライキ
維新期の売春取締/貸座敷の公認/二本木遊廓/遊廓に対する規制/東雲のストライキ
- 塘林虎五郎と貧児寮
生い立ち/貧児寮の創設/孤児を引きとる/貧児寮の評議員/結婚と日清戦争/貧児寮の実状/肥後慈恵会/肥後慈恵会教育部/塘林の信念
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