ゆうたくん |
インターネットの世界って怖(こわ)いところなのかな?
ニュースで、インターネットを使った犯罪(はんざい)の話をしているよ!
どんなことに気をつければいいんだろう?
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もっこす博士 |
インターネットとは、便利(べんり)な道具じゃな。
自分の家や教室から、いろいろなことを調べたり、メールをしたり、会話(チャット)したりできる。
コンピュータの画面を見ること、文字を打ちこむこと、 ただそれだけの行動じゃが、いろいろな情報(じょうほう)を手に入れたり、そのほか、ものを買ったり、コミュニケーションしたりできる。
とても楽しいことじゃ。
じゃが、心してくれたまえ。 パソコンを通しての行動のむこう側(がわ)にはかならず、 きみ以外(いがい)の、生きた人間がいる。
その“だれか”が、きみと同じようにパソコンの前で文字を打ち込(うちこ)んでいる。
HP(ホームページ)も、きみの知らない“だれか”が、そうやって作っておるのじゃよ。
その相手を、きみは見ることはできない。
ホームページはもちろん、チャットや掲示板(けいじばん)に書きこむとき、知ってる相手にメールをするときすら、きみは、相手の顔を見ることはないのじゃ。
インターネットとは、
文字の世界じゃ。
文字で書かれた言葉を読み、気持ちも文字でつたえる。
文字を見る会話じゃから
顔が見えん。
顔が見えんということは、
自分がだれとしゃべってるのか、
相手がほんとうのことを言っているのか、
そして今、どう思っているのか、
わかりにくいということじゃ。
気をつけないといけない。
それに、自分のことも忘(わす)れてはいかん。
自分の顔も相手に見えないってことを、 忘れないようにせぬといかん。
自分はジョークを言ってるつもりでも、こちらの表情(ひょうじょう)や雰囲気(ふんいき)は、画面からは
つたわらない。 言葉のするどさだけが相手につたわって、
相手が傷(きず)つくかもしれないぞ。
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はなちゃん |
そうなの? なんだかこわいわ。
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もっこす博士 |
こわいかもしれぬな。
こわい目にあったりしないように、
インターネットの世界には、いろいろな“きまり”があるのじゃ。
これを守れば、自分も、そして、自分とかかわったインターネット上の
“だれか”も傷つけないですむ。
そのことをインターネット・セイフティと言う。
そしてその“きまり”を、ネチケットというのじゃよ。
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