熊本市では、節水社会の形成を目指し、市民総参加で節水に取り組む、
「節水市民運動」を行っています。
貴重な地下水を未来へ残すため、節水へのご協力をお願いします。
節水市民運動の経緯
平成16年度に熊本市節水推進パートナーシップ会議から提案のあった「くまもと湧く湧く節水行動計画」に基づき、平成17年度から「節水社会実験」、平成20年度からは「節水強化月間」に名称を変更し、水使用量の増加する夏季を中心に事業を拡大展開してきました。
平成23年度からは、特に水使用量の増加する7月・8月を「夏季の節水重点期間」(※1)としており、市民1人1日あたりの生活用の水使用量を毎日公表し、節水を強く呼びかけるとともに、節水器具普及協力店(※2)の協力のもと、節水器具の購入を促進しています。
また、市民組織である「わくわく節水倶楽部」(※3)を中心に節水の輪も広がっています。
※1 夏季の節水重点期間・・・ 詳しくは、7月・8月は夏季の節水重点期間です!!
※2 節水器具普及協力店・・・トイレ用の「節水おもり」や「バスポンプ」などの節水器具を取り扱う店舗を熊本市で登録し「節水器具普及協力店」として、市民が節水に取り組みやすい環境整備を行っています。熊本市内の27店舗が登録されています。(令和5年8月現在)行ってみよう!節水器具のお店
※3 わくわく節水倶楽部・・・平成17年4月、市民協働で節水市民運動を推進し、市民の手で熊本の水を守るため行動する市民組織として発足しました。節水市民運動に賛同する個人・団体・事業者が対象で、会社や家庭の中で「節水」の呼びかけをしたり、蛇口のこまめな開け閉めをしたり節水の普及や実践などに取り組んでいます。わくわく節水倶楽部に入会しよう!
節水210(ニ・イチ・マル)運動!
平成17年度にスタートした「節水市民運動」では、熊本市民1人1日あたりの生活用水使用量の目標値を定めています。
当初は平成14年度の平均約254リットルから10%削減した230リットルにすることを目指していました。平成24年度に初めて目標を達成し、平成25年度も227.48リットルとなり2年連続での目標達成となりました。
平成26年度から平成30年度までは、「218リットル」という目標で取り組んできましたが、平成30年度の結果は「221リットル」で、目標の218リットルは達成できませんでした。
しかし、令和元年度からは新たな目標を掲げました。その新たな目標値は「210リットル」‼
「節水210(ニ イチ マル)運動」として取り組んでいます!
Q1 どうして「210リットル」なの?
生活用の水使用量の目標値「210リットル」は九州の主な都市の平成28年度平均値です。
当初の目標であった230リットルを達成したとはいえ、熊本市は九州の他都市と比較して、なお水使用量が多い現状にあります。
Q2 どうすれば「210リットル」を達成できるの?
歯磨きや洗顔、食器を洗うときなどに水を流しっぱなしにせず、蛇口をこまめに開け閉めするなど、
日常生活の中で節水できる場面はたくさんあります。また、使うだけで簡単に節水ができる「節水器具」もさまざまな種類が販売されています。
一人ひとりのちょっとした心がけが大きな節水につながります‼皆様のご協力をお願いします。
☆ご家庭でできる節水方法の詳細はコチラ→意外とカンタン!節水の方法
節水市民運動の成果
皆様のご協力のおかげで、市民1人1日あたりの生活用水使用量は長期的にみると減少傾向にあり、令和5年度の確定値は219リットルでした。令和6年度までの目標達成に向け、今後もご協力をお願いします!
※平成28年度は熊本地震の影響により下半期の参考値です。