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オンラインで記念講演をされる天皇陛下 |
開会式のセレモニーの後、天皇陛下による「人の心と水-信仰の中の水に触れる-」と題した記念講演が行われました。
はじめに-熊本の人と水によせて-について、古来より、人と水とが深く関わってきた熊本市に於いて第4回アジア・太平洋水サミットの記念講演を行うことを嬉しく思うと述べられました。さらに、人口74万人のすべて飲料水を良質な地下水で賄っていることは、世界でも稀であり、多くの市民の皆さんが水環境の保全に取り組んでいるからこそであり、熊本市は、まさに清冽な水の都と言えると評されました。
続いて、国内外の山岳信仰や蛇神・龍神の神話などを陛下が自ら撮影された写真を交えながら、水への信仰がアジア太平洋地域に広がっていった過程を解説されました。
また、SDGsの進捗状況に触れられ、これらの達成に向けた取り組みなどを通じ「全世界の平和と繁栄に繋がることを心から願う」と述べられました。