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熊本水遺産概要

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目的
  熊本市は、東に世界有数のカルデラ・阿蘇を西には豊穣の海・有明海を望み、豊かな自然に恵まれた都市です。特に市民の上水道のすべてを賄う地下水や、清冽な湧水群、河川、湖沼など、世界でも稀とされる独特の水資源を有するとともに、水にまつわる風習や伝統行事など、有形・無形の水資源が数多く存在し、地域の文化や風土として息づいています。
  しかし、こうした熊本市の水資源も、時代の流れの中で姿を消してしまったものや、昔の面影を失いつつあるものもあり、今、一刻も早く、市民共有の財産として位置付け、保全し、後世に伝えていく必要があります。
  そこで、かけがえのない「水」への気付き、愛着と誇りを持つよすがとして、「水と文化」に幅広く目を向け、熊本市の水にかかわる自然、歴史、風習、人物、芸術など有形または無形の資源を熊本水遺産として登録、顕彰することにより、熊本市の水資源について保全の機運を高めるとともに、その魅力を内外に発信し、もって熊本市の水に感謝し守る価値観や生活文化を後世に継承していくことを目的に実施するものです。
制度の実施
  「熊本水遺産登録制度実施要領」を策定して実施します。
熊本水遺産の定義
水遺産とは、次の4つの事項をすべて満たすものをいう。
(1) 水に関係する有形又は無形のもの。例えば、湧水、湖沼、河川、井堰、庭園、食、地域の伝統的な風習、芸術、文化・芸能、方言・歌謡・民話など。
(2) 市内に存在するもの。ただし、人物については、本市ゆかりの故人であるもの。
(3) 本市の水の風土又は文化を構成し、又は特色付けるもの。
(4) 水を生かした本市の魅力づくりに寄与するもの。
熊本水遺産の登録の流れ
(1) 候補の募集等
市民等からの公募、事務局の推薦により行います。
(2) 候補の調査
市が候補について調査を行います。
(3) 委員会での検討
候補について、登録の判定に関する意見を述べます。
(4) 登録
委員会の意見を踏まえ市が登録します。なお、事前に所有者等の承諾を得ます。
(5) 公表・顕彰
看板の設置、市ホームページへの掲載、水遺産を巡るツアーの開催などを行う予定です。なお、本制度によって、所有者等に保護義務などは課すものではありません。
熊本水遺産委員会
  別途「熊本水遺産委員会設置要綱」を策定します。
  市外部の有識者5人(歴史文化、自然環境、土木建築、地域産業、暮らし・まちづくり等の分野から依頼)及び公募市民2人の、計7人で構成します。
 
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