概要
南区は、本市の南部に位置し、北は西区・中央区に、東は東区・嘉島町・御船町・甲佐町に、南は宇土市・宇城市に接しています。
区の特徴として、加勢川、緑川など一級河川が東西を貫流し、雁回公園や塚原古墳公園などの拠点的な公園緑地を有する自然豊かな地域で、区の半分以上を占める農地では、米、麦の他、ナスやトマト、花きなどの施設園芸が盛んに行われるとともに、海苔、アサリ、ハマグリなどの漁業資源にも恵まれています。このほか熊本藩川尻米蔵跡や六殿神社楼門などの歴史的資源も多く、それらを活かしたまちづくりが活発に行われています。
一方、南区には半導体生産のルネサスセミコンダクタ九州工場や城南工業団地、県内の流通の拠点である流通業務団地、JR九州の熊本総合車両所などがあり、熊本市の製造業、運輸業の中枢を支える地域でもあります。
また、区内には、熊本総合車両所の開設にあわせて新設されたJR富合駅、平成28年3月に開業したJR西熊本駅の他、九州縦貫自動車道においては平成29年7月に城南スマートチェンジが設置され、本市における南の玄関口として機能しております。