これならわかる!「草枕」の掲載について
平成28年は夏目漱石の来熊120年、没後100年にあたります。また、平成29年は生誕150年にもあたります。(1867年2月9日生、1896年4月13日来熊、1916年12月9日没)
そこで西区役所としましては「草枕」の道を訪れる観光客や市民が増えることが想定されることから、標識やトイレの整備などをするとともに玉名市天水町とも連携し、草枕の道を歩くイベントなども実施することにしています。
しかしながら、肝心の漱石の「草枕」を読んだことがある人が少ないことも気がかりでした。その理由を聞くと「気軽に読めない」「出だしは読んだが、難しい言葉が多く途中で断念した。」などの声が聞かれました。
このため、難しい言葉に注釈をつけるなど読みやすくし、あわせて漱石に関する「資料編」を付け加えた「これならわかる!草枕」を作成いたしました。なお、資料編の作成にあたり天水町草枕交流館のご協力をいただいたことに感謝申し上げます。
漱石の記念年を契機に「草枕」を読んでいただくとともに舞台となった「草枕の道」を実際に歩いていただけたら幸いです。
平成27年2月 西区長 永田剛毅